2011年11月6日日曜日

蛇足の自転車事情

※この記事はヨーロッパと日本の自転車事情の補足です。
  ちょっと言いたい事がズレちゃってる気がしたのでもう一回。

  ヨーロッパを走って感じたこと、日本の状況を書いたことで
・だから日本はダメなんだ。遅れている。ヨーロッパのようにすべきだ。
という気は無いんです。(大いに参考になるとは思っています)
単純な車vs自転車の戦いにしたくはありません。

  数年前に自転車に乗るようになってから、車道を自転車で走るのは年間1万~2万km。車を運転するのはレンタカーで年1000kmちょっと。自転車の走行距離が20倍というのはかなり特殊な人であり、私が一般的で無いことは自覚しています。


  言いたい事のひとつ目は
■ 「歩行者の延長の自転車」から「新たな交通手段としての自転車」への転換

  私が乗っているのは後者ですが、現状多数の自転車乗りやドライバーの意識は前者でしょう。
ここで「今まで歩行者の仲間だったけどやっぱ車の仲間ね」と言われた時に多数の前者は納得するでしょうか?
  「税金使って自転車道整備するよ。歩行者気分の人は乗らないでね、車は自転車出てくるけど我慢してね」では利益を享受できるのは最初から後者だった人のみになってしまいます。
私には願ったりな動きですが、これはなかなか難しいことです。「自転車車道に出てきたら邪魔じゃん、車のメリットは?」と言う人に対して「ヨーロッパでそうだから」というのでは答えになりませんから。

  ただ、日本でも数十kmを超える交通手段として自転車を利用する人は増えてきると感じますし、車にかわる「クリーンな」乗り物というエコ絡みでの後押しもあり、無視できるほど少数ではなくなっています。
  存在する以上は考えて欲しいというのが切実な願いです。ヨーロッパのようになるのがベストな解なのかどうかはわかりません。

  ※歩道しか走れないような自転車をどうするのかという問題に対し、ヨーロッパで見た例として
・オランダでも子供を後ろに乗せたママチャリは存在していた
・電動車椅子に乗っているお年寄りを何件か見た
を挙げておきます。


  そして一番書きたかったことは
■ どういう都市を目指すか

  ヨーロッパを走り、都市と車のあり方が日本とは違うなと感じました。
自転車に対する待遇をヨーロッパと同じにしろと言うのであれば、そんなところを見直していかねばなりません。
それは自転車だけの問題では無く、簡単な話ではありません。

・何故他国に習う必要があるんだ。日本は日本だ、このままでいい。
ってのは尤もであり、そう考える人が多ければこのまま変わらないのでしょう。

  少数派である私が「日本もこうなるべきだ」とはとても言えません。
私個人の道に対する望みなどはどうでもよくって、
自転車のこと、それから目指すべき都市の姿、そういったことを考える人が増えたらいいなと、あの記事を書きました。

  それから私のように思いつきで日記書いてるのではなく、
例えば自転車レーンを作る際、
・歩道内がいいのか、車道と歩道の間がいいのか。対面通行がいいのか。
・速度の違う自転車への配慮はどうするか(追い抜きさせるのか)
・路上駐車で塞がれないようにするには
車や自転車の交通量、道幅などで良い設計は変わってきます。世界各国の状況や社会実験などから得られるデータを集めてしっかりとした研究をしている方は大勢いらっしゃるはずです。

  国の仕事は、そういったデータをまとめて地方自治体や国民に公表、指導することではないか、
郊外の使い勝手の悪い自転車道を見るとそんな風に思います。

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