2012/09/07

福岡に出発

  パラダイス日記の途中ですが、次のサイクリングのスタートとなってしまいました。

  明日9/8の群馬200に参加した後は宇都宮300に出て、その後は日本海側を福岡に向かい9/14福岡1000、太平洋側を戻ってきて9/22埼玉300で終了となります。
  埼玉近くには安宿が無いので、9/21は一旦自宅に戻ってから埼玉に向かうかもしれません。

  今回は先月と違って最後までイベントを繋ぐため、雨だから走らないといった余裕は一切なし。ギリギリのスケジュールです。
  今現在、先月の後遺症か持病の腰痛が悪化していて(帰ってくるまではなんともなかったんだけどなあ)走れるかどうかななり不安なところ。今回カメラを腰につけていくのも不安材料。

  日程が決まっているので全ホテルを予約済み。宿泊地は

9/07 高崎
9/09 宇都宮
9/10 上越
9/11 福井
9/12 鳥取
9/13 益田
9/14 福岡
9/16 八代
9/17 北九州
9/18 東広島
9/19 明石
9/20 浜松
9/21 自宅、もしくは入間付近

  こんな感じ、抜けてるトコは寝ずに走ります。全部走れれば4500kmくらい。
ホテルが決まっているため間に合わなさそうなら輪行です。最初の群馬-宇都宮の繋ぎもかなり厳しいです。

  さて、準備に時間がかかってこんな時間になっちゃったので今から高崎まで最短ルートで向かいます。
どっかのブルベに参加するみなさんよろしく。

2012/09/05

2012パラダイス_04: 居残りパラダイス開始

○8/12
  BRM810の300kmを走っていた場合打ち上げ終了後そのまま帰るプランもあった。
が、フェリーでわざわざ北海道まで渡り函館-札幌間を往復するだけなのはあまりに勿体無いので皆から1週遅れて勝手にパラダイスウィークのコースを走ることにする。

  ルートはGPSに登録してきているが、PCの場所はよくわからない。まあブルベじゃないからPCは適当でいいかな。初日の200kmは途中峠の手前と海岸線の折り返しポイントに2つあったはず。
  スタート地点までも行く必要ないかなとモエレ沼公園近くのセイコーマートからスタート。距離は同じでスタート部分のコースが500mくらい違っている。時刻は9時22分。

  昨日100kmしか走らなかったからか、羊を沢山食べたからか、風邪が完全に治ったのか、とにかく朝から調子がいい。

  スタートから10kmほどは東へと向かう道で、風は南東から。向かい風で全然進まず時速は30km弱くらい。
  やがて進路は北東へと向きを変え、風は南南東。追い風というよりは横風成分のほうが強いのだが、それでも信号の少ないこの北海道では一旦速度に乗ってしまえば高速走行が可能だ。40km/h近い速度で平地を進み、確かこの辺りがPC1だったよなとコンビニで休憩。ここまでかなりいいペースでも流石にPCオープンタイムの35km/hは超えていなかった。

  トイレと補給を済ませて出発。コースは国道275号からやや細い道へ入り、徐々に登りへ。
ルートが西北西に変わって追い風力が増すぞーと期待していたら風向き変わって向かい風に。登りと向かい風で速度が出ない。下りもやや向かい風で40km/k後半くらいで海岸線へ。

  ここまでの距離は130kmちょっと。時刻は、スタートからちょうど4時間???
あまりのタイムに1時間間違えている気がしてくる。5時間だとしてもブルベでは十分なペースなのに。
  信号の少ない北海道、片道コースで序盤の追い風が大きく効いているのは確かだが、ここまでの出力も今年最も出ている。なんで今日はこんなに調子いいんだろう。

  こうなってくると普段は気にしないブルベのゴールタイムが気になってくる。
勝手に同じコースを走っているだけとはいえ、残り70kmを2時間で走ればなんと6時間切り!海岸線で追い風ならばこれは不可能では無いペース。2009年の時はこの西海岸はずっと南風だったから行けるかも。

  増毛の折り返しでPC2と思われるコンビニに入り、キューシートをダウンロード。道はわかっていてもゴール地点がわからないのでこのままじゃゴールタイム不明になってしまう。確認すると今止まっているローソンはPCでは無くてこの先100m程のセブンイレブンが正解だったらしい。PC1のコンビニも微妙に違っていた。

  ま、PCの位置は(多少)違ってもコースは同じだし、アドバンテージになってるわけじゃないから自分の中でのブルベ参考タイムとしては問題無し。補給を済ませ、さあ追い風に乗って最後の区間を爆走だー。
って、あれ?風は追い風ではなくて海から陸に向かって吹いている。いや横風というよりむしろ向かい風?

  停車込み35km/hどころか走行時の速度が35km/hを下回る始末。出力は出てるんだけどなあ。6時間切りはもう確実に不可能。あとはAve30km/h超えの6時間半以内を目指すか。
  海岸線はずっと信号無しなわけでは無く、苫前では市街通過でそこそこペースダウン。これでは6時間半もピンチとモガキ続け、最後にようやく風向きも横~追い風へと変わってゴールへ。時刻は15時45分。6時間23分。なんとか目標達成。

  停車時間はPC1が5分、PC2が7分(キューシートをダウンロードしてた)ほどで、その他信号待ちを合わせると25分くらい。サイコンの平均速度は34km/h弱だった。信号が赤だったら手前から減速するし、停車してすぐにタイマーがストップしないのを考えると私にしてはかなり頑張ってる値だと思う。
最近30km/h台なんて見たことなかった。真面目に走ればそれなりに走れるんだなあ。いや、追い風か。

  想像以上にしっかり走れて気分も上々。
興奮していて疲れは感じない。このまま宿泊せずに次の400kmを続けて走りたくなった。
  明日の予報は雨。このまま夜通し走るのはキツいだろうが、あと150km走ってオホーツク海、枝幸あたりで宿をとって明日は殆ど走らないのがいいかもしれない。

  1時間ほど休憩し暗くなってきた中を400kmのコースへ。100km程走ったところで、やっぱりダメだ、眠い…
珍しく速く走ったので疲労度も相当なものだろう。ここまでは集中できていたけど一気に眠気が来た。

  黒澤さんなどブルベのベテランはこのペースでもっと長い距離、そう今回のパラダイスを最後まで走っちゃうんだから凄い。私はこの200一本でもう売り切れかな。

  22時。人里はなれた道にバス停を見つけ、仮眠をとることにする。
このバス停はドア付きで4畳半くらいある立派なものだが、中には指名手配犯や行方不明者の写真がペタペタ貼ってあってかなり怖い。中でもCGモンタージュの手配犯の顔、人間なんだけどどこか人間ぽくない、いわゆる「不気味の谷」ど真ん中のCGであり、入った時にヘッドライトで映し出されたそのポスターを見て失禁寸前だった。

  あのポスターだけは見ちゃいけないと逆方向の写真の手配犯のほうを向き、すぐさま眠りに落ちた。


  BRM区間の速度グラフ。GPSログの特性上速度が0に落ちていないが、急激に30km/hを下回ってるのはたいだい停車している部分なはず。序盤がホント快適に走れた。


■8/12
・走行距離:346km
・ここまでの累積:1872km
・宿泊:バス停



2012パラダイス_03: 本編参加せず打ち上げ参加

○8/11
  朝起きて外に出ると駅前のパチンコ屋で壁に向かって店員?がホースで放水していた。
水によって大量の白い蛾が流されている。ここ北海道ではこの蛾が凄く多い。

  他にも北海道といえばセイコーマート。
アイス売り場が一列あるだとか、コーラ500mlが(セールで)108円で売っているだとか、牛のマークのホットシュフ印の店舗は中でオニギリやパンや弁当を作っていて美味いだとか、ローカルコンビニとは思えない充実っぷり。
  店内で作っていない「にぎわいパン屋通り」なるパンはヤマザキ製だが、デイリーヤマザキのラインナップと異なり質より量を優先している的な品揃えも素敵だ。98円でデカいパンが買える。

  そんなセイコーマートに寄りつつ札幌へ。


  途中余市で道の駅「スペースアップルよいち」に寄る。
2009年の帰りに看板だけ見たものの道から少し外れていたために寄らず、気になっていたところだ。

  道の駅には宇宙記念館と物産コーナーが別々に存在していた。
スペースもアップルもあったのだが、期待していたスペースアップルなるものは確認できずに少し残念な気持ち。

  twitterで妻が「旦那は放牧に出している」というような発言をしていたので「モー、モー、モグ、モー、モグモグ、モブ、ブモ??ブー、ブー、ブヒ、ブヒッ!」っと牛が食べ過ぎて豚になっていく姿を表してみたのに「牛モールス?」などと全然伝わらなかった。

  札幌までは100km。時間もあってダラダラ走っていると雲行きがだんだんと怪しくなってきた。
見れば前方、おそらく札幌の真上にのみ暗雲が立ち込めている。ブルベといったら雨というのが基本だが、これはどうやら有力なシャーマンが多数存在するせいであり、全国からそんな人たちが集まっている札幌は今ものすごく危険な状態だ。

  このまま向かって降られないかなと躊躇していると、twitterにterrawellさんがバスで空港に向かったとの書き込み。暗雲は消え、辺りに晴れ間が広がってきた。その後入れ替わりで東京は大雨となったらしい。

  札幌に着いてホテルへ。まだチェックイン前で自転車を預かって貰えないか聞く。
そのままは無理だが輪行袋に入れれば大丈夫とのこと。どこかでシャワーを浴びたいけどそんな時間は無く、トイレでギャツビーで体を拭いてサッポロビール園に。

  ガチガチのBONTシューズじゃ歩けんと、昨日この為に100円ショップでビーサンを買っておいたんだ。
東北1700でたけさんがサドルバッグにビーサンぶら下げててクリートカバーよりこっちのほうがいいじゃんと思ったんだっけ。
  そのビーチサンダルというのは舗装路での使用はあまり考えられていないようで、とても歩きにくい。歩くのは好きじゃなくて走りたくなるんだけど(歩くと遅いから)、走ると親指の付け根は痛いし先端がベロってめくれて指がアスファルトを直撃して爪や皮が削れるしで、一気にアンチビーサン派となった。これからはスリッパを勧めていきたいと思う。

  ビール園についてブルベ参加者たちと合流。走ってないのに参加者のフリ。
なにやら青葉からスタッフ連中が大量に来ており、さとうさん、鎌野さんなどと合わせて関東で飲めばいいのでは?という気になってくる。ここは本当に北海道なのか。

  パラダイスウィークは殆どの区間が雨だったようで、主催者からは「パラダイスと謳っていたけどヘルウィークでした」とパラダイス詐欺を認める発言。残念だったな皆。私は明日から真のパラダイスを堪能してくるぜ。

  食べ放題の羊をコレでもかと胃に詰め込み、鎌野さん強制衣装直しイベントという極悪なプレイを楽しみつつ2次会会場へ。ウイスキーなどを飲み、酔っ払ってホテルに戻って就寝。


■8/11
・走行距離:101km
・ここまでの累積:1526km
・宿泊:ホテル時計台
  自転車は輪行袋に入れて室内へ



2012/09/04

2012パラダイス_02: 北海道、打ち上げに向かう

○8/9
  ホテルで調べたところ、本州から北海道へ渡るフェリーは青森-函館の他に八戸-苫小牧があるようだ。
このフェリーに乗れば明日の朝までに帯広に到着の可能性は残るも既にフェリーは満席。電車を使う手もあるが、8/10の北海道天気予報は怪しくBRMに参加してしまったら雨の中走らざるを得なくなるため今の体調でそれは避けたいとここで主催者にDNSメール。

  予定どおり青森-函館間のフェリーで北海道入りしよう。
今日はホテルには泊まらず、片道4時間弱のこのフェリー内で仮眠。それを考えると深夜0時くらいの便に乗るのがベストか。

  体調は昨日よりかなり回復している。これなら青森港までの265kmはなんとか走れそうだ。
盛岡を越えたあたりのコンビニにピンクのバンとTシャツを着たなにかのイベントスタッフが。あれ、さっきのコンビニでも見たぞ。

  バンには「日本一周駅伝プロジェクト」の文字。なにやら駅伝でタスキを繋ごうと先月に都内を出発した全国を走るイベントのようだ。速度から考えるにストイックなものではなく、皆で頑張って走ろうってな趣旨のものと思われるが、それでもサポートが常についてまわるのは羨ましすぎる。

  今回の旅行はホテルを一切予約せずに出発したため、一番面倒なのがこの宿泊先の確保。
ジャージ&レーパンは2セットしか持っていないため、2日おきにコインランドリーつきのホテルを探さないといけない。(手洗い+ドライヤー乾燥の手もあるがその手間を考えたらホテル検索のほうが時間がかからない)
  車で併走までは望まないけど、あと4時間以内で宿泊先頼むと伝えたら優秀なサポートが現在の位置情報と速度から最適なホテルを検索して予約、それを伝えるくらいのサポートは欲しい。ホント言うと洗濯もしてくれるとありがたい。あとは寒くなってきたらヘリからフグジャケット投下とか…

  そんな夢を見ながら青森へ。
そうだ、途中4号線には「羊による除草を行っています」区間があったっけ。羊を楽しみにしてたのにその姿は無く、ボーボーの草むらだけが存在していた。BMC+カーボンディープリムなんかで来てはいるが、普段のサイクリングと同じでカメラを持って来ればよかったなと後悔。
  十和田通過は日が暮れてから。2009年より寒くは無いかな。これなら防寒着を着る必要はなさそうだ。

  青森港まであと25km。
あとたった25kmなのに眠気が襲ってた。無理して走ろうと思うもやっぱり危険だ。
たった1時間、船にさえ乗ってしまえば仮眠できるのに、その25km手前のバス停で仮眠することに。
  ドア付きで閉めれば完全に密閉されるため寒くは無い。アルコールペーパーで体を拭いてベンチで仮眠。
妻から電話がかかってきた。眠いのでバス停で仮眠してると伝えて眠りへ。ぞんざいな受け答えで電話を切ったためか、妻に捨てられる夢を見た。


■8/9
・走行距離:240km
・ここまでの累積:1220km
・宿泊:バス停



○8/10
  目が覚めた。時刻は2時、2時間以上寝ていたようだ。
走っている間は寒さを感じることは無かったが、止まっていると寒い。長袖インナーとタイツを着て再出発。が走り出したらすぐに暑くなって脱ぐ。

  1kmほど進んだところで道の駅発見。しかも夜中も室内に入れるタイプのよう。
バス停を見つけた時は眠くて、ここだって喜んだんだけど、あと1kmで道の駅があったなんて…
ま、今はもう頭もスッキリしてるのでそのまま青森港へ。

  乗船予定だった青函フェリーは人に余裕はあるが自転車が一杯で乗せられないとのこと。
袋に入れてもダメかと尋ねると、船が小さいから他のお客さんの邪魔になるため混雑時は無理と回答。少しだけ値段の高い津軽海峡フェリーへ。
  こちらは運賃2700円。自転車は1500円。輪行袋に入れればお金はとられないとの説明を受け、出航までまだ時間があったためここまでの汚れを掃除して袋へ。ラウンジでオリンピック女子サッカーの決勝、日本vsアメリカを見ながらウトウト。

  乗船開始時刻となり船内へ。
船は十分な広さがあり、自転車を壁に立てかけても他の人の邪魔にはならない。
2等客室はカーペットの広い空間で、皆マクラを使って寝はじめている。TVではさきほどのサッカーの続きをやっているが、音声はミュートとなっており、早朝発の船のため皆睡眠モード。
  そんな中、一人の子供がずっと騒いでいて睡眠を妨げられてショック。いや、静かにしなきゃいけないルールなんてものは無いが、TVの音声すら流れていないこの状況で騒いでるのはちょっとどうかと思う。他の子供連れの家族は黙らせるのに成功してるし、話が出来るラウンジも船内にはあるわけだし。

  あまり眠れずに函館へ。
港でイカの丼を食べて出発。気温は走るのにちょうどいいくらい。

  函館から5号線沿いを北に。
大沼のちょっとした登りでパンク。


  出発前に交換してきた新しいPRO4だったがサイドが裂けてしまっていた。
普段ツール缶に入っているはずのパークのタイヤブートは宇都宮から一旦帰宅した際に置いてきてしまったようで見つからず。お札が耐久性があると聞いたことはあるが、裂けている範囲からいってももう少し硬いものでないとダメな気がする。

  この登り区間は辺りに店も何も無し。
今にも降りだしそうな空模様の中、何か修理に使えそうなものはないかと荷物の中から探す。
  iBike用にと沢山持ってきたボタン電池(CR2032)のパッケージがプラスチックで使えそうだ。これを2枚張り合わせ、内側は厚紙をあてて(タイヤの変形でプラスチックが割れた時にチューブに傷がつかないようにとお守り的な気分で)ビニールテープでグルグル巻き。これをタイヤに入れてみた。

  チューブに空気を入れる際にずれてしまうと困るので、タイヤにビニールテープで固定。
写真はタイヤが磨耗したらテープが擦りきれちゃうじゃん、て感じだがこのテープはあくまで空気が満たされるまでの位置保持用。その後は擦り切れても問題ないはず。
  この修理でこの後3000km超を走りきれたので(毎日避けた部分が膨らんできていないかのチェックはした)、まあ応急処置としては問題なかったかなと思う。

  そこからは海岸線をぐるっとまわって長万部。
この先札幌までは中山峠を越えていくのが最短距離だが、明日午後からの打ち上げパーティーに間に合うのを考えると今日は手前でもう一泊してもいい気がしてきた。峠越えルートを選ぶと途中宿泊が困難になるため、道路の青看板に従い小樽から札幌に入るルートを選択。

  しかしこの標識、小樽まで○○km札幌まで△△kmとあるが、小樽-札幌間の距離が場所によって最大5km違うんだが。もちろん計測地点で四捨五入すると1kmのゆらぎが出るのはわかるが、何故5kmも違うんだろ?
  2年前に北海道に来たとき、北海道はスケール感が本州と違う!(都市以外の)全てを5倍に希釈している。なんて感じたけど、そう考えれば本州で丸め込みによる1kmの誤差->北海道では5kmの誤差となってなんの不思議もない。きっと。

  そういえば今日は参加するつもりだったBRM810当日ではないか。
twitterで参加者の呟きを見る。帯広-札幌間は雨が降っているようだ。こちらはパンク修理時にほんの一瞬パラついただけで、その後は保っている。が、東の札幌方面はドス黒い雲が渦巻いていて、このまま先に進むと雨に降られそうだ。

  時刻は20時。札幌まで100kmを残しここ倶知安のホテルへ。


  東洋のサンモリッツらしい。
サンモリッツ…まだPBP2011で日記書いてない部分、スイスの観光都市だ…こりゃまた大きく出たな。


■8/10
・走行距離:205km
・ここまでの累積:1425km
・宿泊:ビジネスホテル ナンコウ



2012パラダイス_01: 初日から風邪引いて間に合わない

○8/5
  草津から高速バスで帰宅。
直ぐにホイールを直して再出発も考えたが、なんかもうやる気が起きない。寝る。

■8/5
・走行距離:20km
・ここまでの累積: 471km


○8/6
  ホイールを修理して少しやる気を取り戻す。
宇都宮で謎のダメージを受けたケツは予想どおり1日でかなり回復したようだ。が、一眼レフを体につけて走ると重量でケツダメージも大きくなるため、北海道には置いていったほうがいいのではないか?それにパラダイス最終日の帯広までは1200km超、明日の朝スタートするとして400km/Dayペースで3日走らねばならない。カメラを持って走る余裕は無いだろう。

  宇都宮で使用したBONTシューズ。ローラーに乗ったときはコレだ!としっくり来たのに100km程走ると小指外側の骨の部分が痛くなる。ドライヤーで広げる。



○8/7
  午前3:30。北海道に向けて再出発。
もう少し早く出るつもりが、やり直しついでに乗鞍ヒルクラまで繋げちゃったらどうかとコースを考えていて遅くなる。

  4号線を通って最短距離で青森まで。
宇都宮までの区間は普段追い風が多いが、風はコロコロと向きを変えてなかなか速く走れない。2009年北海道で速く走れなかった言い訳は「パニアバッグの空気抵抗」で、今回はパニアをつけていないのにもかかわらず同じくらいの速度しか出ていない。やはり2年前よりかなり遅くなってるんだろうか。

  出発が遅くなったとはいえ夜明け前。今日は最低でも400kmは走らねば。
自宅を未明に出て北に向かった場合仙台を越えて古川あたりで400km。眠くなければそのまま走りたいがまずはここを目標に。

  途中パニアバッグにONKYOかなにかのロゴをつけたロード乗りと遭遇。パニアバッグ装備とはいっても良く見るツーリング的な自転車ではなくてかなりのロード寄り。追い抜いたら後ろについてきて、暫く一緒に走る。仕事の出張?東北まで行くとか言っていた。「ツーリングには勿体無い自転車ですねー」なんて言われたので、北海道まであまり時間が無いから急いで走らないといけないと説明。ドリンク切れでコンビニに立ち寄り、そこからはまた一人旅。

  確か2009年は白河のあたりでゲリラ豪雨に合ったんだっけ。雨は1,2時間で止んだがあれで初日からかなりのダメージを受けてしまった。今回は天気は大丈夫そう。福島に入り、白石市街を越え、4号は周りに店などない寂しい道へ。ここでいきなりの大雨。

  なんだ今回も雨か。しかも暗くなってきた中、こんな雨宿り箇所が全然無いところで降りださなくても…
シートポストバッグのレインカバーはバッグの中で、カバーをかけるにはバッグを完全に開けないといけない。豪雨の中バッグを開けてライトの光を頼りにカバーを探してなんてしてたら中身はびしょ濡れ。このまま走っても濡れるだろうけど、どっちでも同じなら面倒じゃないほうを。

  ここまで暑かった気温が雨で一気に下がり、汗をかいていた体は冷え切ってしまった。
気温は20℃以上あるのに寒い。荷物も濡れてしまってもう走れる気がしない。予定より早いがホテルに泊まるしかないか。
  そういやツールド国東に行った2008年はこのあたりのラブホに泊まったんだっけ?探すが全て満室。岩沼あたりでホテルを見つけて飛び込むも満室。そのままホテルを探しながら仙台へ。

  寒くてクシャミが出てきた。スマホで仙台の宿を検索すると満室ばかりで安宿は殆ど無い。
が、もうこれ以上先に進める気がせずに8000円くらいのホテルを予約。普段3000円台を狙ってるから初日から2倍だよ…

  チェックインして荷物を乾かし、TVでオリンピックを観る。
BONTシューズはやっぱり100km程で痛みが発生してドライヤーで成形。うーんこの靴で来たのは失敗だったか。
  もう帯広までは辿り着けなさそうな気がしてきた。パラダイスウィーク最終日である300kmはDNSして最後の打ち上げパーティーにのみ参加するつもりでこの先進むしかないか。


■8/7
・走行距離:373km
・ここまでの累積:844km
・宿泊:ホテルフォーリッジ仙台
  屋外の駐輪場を案内されたため輪行袋に入れて室内持込(そのままは不可)



○8/8
  パラダイス300kmは諦めてゆっくり寝るつもりが5時前には目が覚めてしまった。
この時間から走ればまだ間に合う。これは行くしかないか。

  しかし走り始めて直ぐ、喉が痛いのに気づく。
やっぱり風邪…ヒルクラでガリガリに絞ってる時ならともかく、今は体重も増えていてたった一度の雨くらい耐えられそうなものなのに。暗くなってきて疲労が溜まってきて、とタイミングが悪かったんだろう。直ぐにホテルに入るつもりで濡れた体で数時間彷徨ってたのも良くなかった。

  悔やんでも既に遅しで、頭も重くて速度が全然出ない。
先はまだまだ長い。300に間に合わないのは仕方なくても打ち上げにも間に合わなかったら何のために北海道に渡るのか全くわからない。早めにチェックインして体を休めたほうがいいだろう。


  牛の博物館は疲れていてスル-。BONTシューズで歩く気がしない。

  ホテルを検索しながらダラダラ走行。まだ15時までは3時間ほどあるけどどうしよか。
30kmほど先の北上に3500円のホテルを発見し、ここを予約。コンビニで休憩しながら走ってたら到着したのはちょうど15時。

  すぐ寝なきゃな、と思うもビールを買いこんでとりあえずゴクゴク。でも18時には寝たんだっけな。


■8/8
・走行距離:136km
・ここまでの累積:980km
・宿泊:北上パンションホテル
  自転車室内持込可(エレベーターは無く、階段で2階へ)



2012/08/07

2012パラダイス_00: 再出発

○8/7
  前日は自転車メンテしながらゴロゴロ。
やる気も回復してきたのでもう一度北海道を目指します。

  BRM808スタート地点の帯広までは1200km強。
時間が無いのでカメラ持たずに行くことにしました。3日あれば走れると思うのですがスタートに間に合わないかもしれません。そしたら後夜祭だけ参加しよっと。



2012パラダイス_-1: BRM804宇都宮山岳ブルベ

○8/4
  2:50にホテルを出発してスタート地点の森林公園へ。あまり寝れず。


  受付はまだ暗闇。スタートは4時5分の第3ウェーブに。
去年のこの宇都宮ブルベ、結構真面目に走ったのに(自転車はTTバイクという不真面目なものでしたが)10時間弱かかっちゃってて、今回はせめて9時間は切って走りたい。

  スタート直後の古賀志の登りでカマノさんを抜いて、その後下った後の平坦区間で富永さん。どうやら第2ウェーブの先頭のよう。第1ウェーブスタートで既にミスコースしてる山名さんもその集団内。

  ここからは先頭でひたすら漕ぎまくり。
ちょっと減速してみても誰も先頭かわってくれないけど、まあブルベだし、前引いて欲しいならゆっくり走ればいいだけのことだしとスタートから25km、滝ヶ原峠の登りへ突入。
振り返ると7,8人いる上に、斜度アップ時に2人ほどススーっと前へ。なんだよー、まだ皆余裕あるんじゃん。

  私のほうはここまでずっと230w台くらいで走っていて、これはブルベでは完全にオーバーペース。
フィリップさんと、「皆速過ぎない?これでも私オーバーペースだよ、あれで持つのかなあ」なんて話しながら淡々と。
  しかしフリップさんはMTBなのにやっぱり速い。清滝の下りでこっちがロードなので速いと思われたのか「渋峠で」なんて言われたものの、下りでもしっかり後ろに。というか下りも彼のほうが速いんじゃん。こっちはロードとはいえビビリミッターがかなり低いところにあるし。

  そのままいろは坂。最初の峠で飛び出した人、「平地や下りは嫌い」なんて言ってたけど登りも全然一定ペースじゃない感じ。ダンシングで凄い速度差で追い抜いた後は数十m先でこちらと同じくらいの速度で登坂。まあ私はその速度で加速できないので私より速いのは確かなんだが、そんな速い人がブルベ中の一本の峠で速度ムラを作って走るのは不思議な感じ。

  いろは坂を登って中禅寺湖湖畔はフィリップさんと。この湖畔は平坦区間なのに、こちらの速度が落ちたのを見ると前に出てくるフィリップさん…いや、こっちロードなのに。流石にMTBに引いて貰うのは許されないので無理して前へ。やっぱりちょっとオーバーペースだなあ。

  この辺りではもう暑くなっていると思われたのだが、以外にもまだ寒い。
「ちっとも暑くなくて走りやすいね」なんて時計を見るとまだ7時前。もう9時過ぎな気がしてた。これならまだ気温も上がっていないわけだ。

  湖畔区間で膝が冷え、前日痛めた部分がまた強く痛み出す。
オーバーペースなのもわかっていたので金精峠の登りはフィリップさんから遅れて。残念だけど仕方がない。まあ最後の白根山で追いつけるように頑張ろう。
  一人淡々と登っていると自転車からチャリチャリと金属音。
ボトルケージのネジが怪しくてチェックするも無事。他にも怪しい箇所を叩きながら走るも大丈夫そう。でもチャリチャリする、気になる、何もなければいいけど。

  とチャリーンとなにか金属が落ちる音が。慌てて停車し引き返すと、クリートのネジを発見。
どうやら1つが抜け落ちてしまったよう。さっきまでの音はこれだったのか。2本のネジだけで止まっているクリートはもうグラグラしてるけど、そのまま金精峠頂上まで。
予想通りここはシークレットでスタッフが。チェックを受けてクリートのネジを締め直す。外れたのが登りでよかった。

  ここからは下り区間。しかし既に疲れてしまって速度が出ず。
寒い下り区間が終わって登りに入っても汗を全くかかない。どうにも体調がおかしいのは昨日のダメージがあるのかもしれない。
  お腹も痛くなってきてPC1手前のヤマザキにピットイン。ここでもうやる気が完全に無くなって大休憩。
このペースじゃ9時間で走るのなんて無理となった瞬間に、走る気まで無くなってきた。ダラダラと走り続けるの苦痛だしな。

  富永さんや山名さんらが通過していき、第4ウェーブスタートの加藤さんと共にPC1へ。
あれ、なんかケツが痛い。まだそんな距離走ってないし、今回わざわざロングライド用のSMPにサドル換えてきたのになんでこんなにケツが痛いんだろう。
  「やる気なくしてないでさっさと走って終わらせたほうがいいよ」ってなことを加藤さんに言われるが、やる気も無いしケツも痛い。それでもダンシングして次の峠を登ったところで右膝もかなり痛み出して黄信号点滅。眠くなってきて途中で仮眠。

  コンビニによってケツを確認すると、広範囲にブツブツとただれている模様。
これって昔静岡600kmブルベの最中になったことがあるヤツでは。10万km以上走って2回なのでかなりのレアケースだと思うんだが、まさかこんな日に起きるなんて。
  ただれたケツ面からは透明な体液が出てきて、これがレーパンにくっついてしまって痛みも激しい。
前回もとても走れる状態じゃなくてホテルに入り、ケツを洗ってキズパワーパッドを貼ったらかなりよくなった。さらに1日ほどで完治したという謎の荒れ方なんだけど、今日は走るの厳しいかな。

  ケツの痛みで眠気は無い。PC2で立川さんや鎌野さんと話してようやくやる気も復活。
明日から走れるかどうかはわからないけどとりあえず今日は完走するか。キズパワーパッドを貼り、痛み止めを飲んだのもあって復活。速度もすっかり回復し、これなら十分間に合いそう。

  痛み止めの影響かまた眠気も出てきたので暮坂峠の頂上手前で少し休憩。
道の脇で自転車に跨ったまま、少しウトウト。するとなにか衝撃が起きて後ろで謝ってるブルベ参加者が。
  どうやら後ろから追突されたみたい。
GPS見てたなんて言ってたけど、動いている野生動物ならともかく止まっている物体にどうやったらぶつかれるのか?せめて前方のスペースを確認してからGPSを見たりしないんだろうか?

  まあ道に止まってるほうも問題といえば問題なんだけど、それでも車にもはねられたくないからそれなりに広くなったところで隅に居たつもりなんだけどな。カーブ直後ってわけでも無いし。

  謝られてもなにか改善するわけでは無いので先に行ってもらって自転車チェック。げ、後輪が振れてる。
しかもタイヤがフレームに振れてしまってブレーキ開放では回らないまでの振れ。登りだしたいした衝撃じゃないと思ってたが当たり所が悪かったか。

  峠頂上で移動不可は困ったなあと途方に暮れた後にちょっと弄る。後輪をナナメに嵌めれば回転するようだ。クイックがずれて走行中にタイヤがフレームに当ることがあり、これで走り続けるのは無理だなあ。ゆっくり走ってホテルまで。

  2週間のツーリング予定がまさかの2日で終了。
自転車屋を探して修理するという手もあるけど、やや特殊なニップルだし、もう完全にやる気もなくなって翌日はバスで帰ることに。


  もう肉食うしかない。
夕食は食べ放題との噂が用意されたぶんの肉しかなくてショック。
しかし量があったためか残す人多数で余った肉を食って結局食べ食べ放題だったので満足。


  朝ごはんは4時。もう8/5は走らないので食べた後は2度寝。


  バス待ちの間にパフェ。走りもせずに食べてばかり。


  ニップルはこんな風にリム側に収まっちゃってるタイプ。
このメーカーの専用工具は無くても、汎用的なもので直してもらえたとは思うが、工賃もかかりそうだし帰宅して自分で修正。

  一般的でない、しかもカーボンホイールでの2週間サイクリングのデメリットは納得ずくだったので壊れて走れなくなるのは仕方なし。壊れた時点で終了でいいやと思っていたし。
  しかしまさか2日で、しかも停車中に追突で終了とは。走行中にハスって振れるならまだ諦めもつくんだけどね。ショックで1日ほど立ち直れず。


  PC1のあたりで前回から1つ小さな峠が増えたようだが、信号も無くて下りの速度も稼げるタイプだったため難易度は上がっていないように思えた。


  本来はこの後標高2000m超まで渋峠を登ってのゴール。

■8/4
走行距離:199km
累積標高:4533m



2012/08/06

2012パラダイス_-2: 出発

○8/3
  宇都宮への出発日。
松姫峠を越えていく予定でしたが、出発準備に時間がかかって5時半になってしました。
初日からショートカットして最短距離というのも先が思いやられるので、せめて奥多摩湖をまわってから宇都宮に向かいます。

  スタートして直ぐに予備のブレーキシュー忘れたことに気がついて引き返し。
危ない。今のカーボンリム用のシューは減りが早く、全行程が晴天だったとしても帰ってくるまで持たない感じ。

  尾根環を越え、町田街道に入る頃にはそこそこ車通りも多くなっていましたが、奥多摩周遊道路は快適快適。


  都民の森に来たのって何年かぶりです。
道路に縦の溝があって下りがイヤな道って記憶があったのに、その溝は(ごく一部区間を除き)無くなってたんですね。

  奥多摩駅のコンビニではEdyが使えずに無補給でずっと走ってたらハンガーノック気味になります。
それに暑い!青梅手前ではあまりの暑さにフラフラ、悪寒までしてきました。


  暑いー。セブンイレブンでスムージーのようなものを買います。
この後は山伏峠を越えて行く予定も、失速して時間が無くなったためそのまま巾着田まで。

  あとは埼玉ブルベでよく通るルートで宇都宮市街へ向かいます。


  飯能を越えてから少し気温は下がったものの、完全に暑さにやられてしまって全く進めません。
それにフラフラと向こうの世界へ行ってしまうような眠気も出てきました。


  古代蓮の里に寄って仮眠することにします。写真ピンボケてる…


  ベンチには先客が居ました。ちょっと行儀が悪いですが、隅のほうでゴロンとします。


  あーほんと暑くて気持ち悪い。


  起きたら1時間以上経過していました。すでに日は沈みかけており、かなり快適な気温に。


  利根川に沈む夕日。


  月は大きく綺麗でした。
宇都宮市街のホテル到着は22:30。熱のダメージも残るだろうし、明日の宇都宮ブルベは厳しくなりそうです。


  飯能あたりで「明日散々登れるんだからわざわざ風張峠に行くことなかったのでは」と後悔したり。


  都民の森のあたりは涼しくても(まだ早かったからかな)、奥多摩駅があそこまで暑いとは…

■8/3
走行距離:252km
累積標高:2435m


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2012/08/03

宇都宮北海道出発

  今日から2週間、宇都宮ブルベ&北海道ブルベに行ってきます。

  明日の宇都宮BRM804明後日805に出てから北海道に向かい、パラダイスウィークの最後の300km,BRM810だけ合流、宴会の後にまた走って帰ってくる予定です。それだと2週間かからないから帰りは長野あたりに寄り道しようかなと。

  前回北海道に行ったのは2010年。1200kmブルベ参加の帰りに埼玉600に寄って、3948km/14日。今回はパニアバッグ(それなりの速度で走ろうと思うと空気抵抗がバカにならない)を使用せずにTOPEAKのDynaPackDXで。これでかなり楽なはずなんだけど、前回よりも体は出来てないからなあ。
  故障が怖いので3000kmくらい走れればいいかな、くらいな感じ。来月の福岡1000+αの予行練習かな。

  zucchaドコで生存確認は出来ますが、携帯の電池を持たせるためにGPSやWifi切ってて精度は悪いかも。日記書く余裕も無いと思われます。一眼レフは一応腰につけてきますが、たぶん写真も殆ど撮りません。

  それじゃ、宇都宮参加の皆さん、北海道参加の皆さん、現地でお会いしましょ。
行ってきまっす。

2012/08/02

7月のまとめ

  乗れてません。
なんと実走は週末3回のみ。(1泊2日x3で6日間)
  週末だけドカっと乗っても週4くらいでしっかり漕がないと現状維持どころか落ちていくってのに。ローラーも予定してたメニューをこなせずアップ後すぐに終了ばかり。

  いまいち気分が乗らないのでトレーニングはちょっと置いといて、8月は実走の距離稼ごうっと。

■2012年7月
ローラー:9時間(213km)
実走:1455km(62.5時間)

2012/07/27

wiggleステッカーと謎のタイヤ

  日本限定!WIGGLEオリジナルステッカーが届きました。
もれなくプレゼントってそんなの誰が欲しいの、イラネーよと思っていましたが。


  まさかの平仮名。


  ウケたので妻のノートに(勝手に)貼ってやります。
これで会社でも人気者間違いなしです。


  ってこれだけの日記じゃあまりにナニなので、届いたタイヤの話を。
チューブラーは主にvittoriaを使っています。今回25Cに手を出してみることにしました。

  最近プロでも太いタイヤ流行だしね。まあ私の持ってるホイールは昔のヤツでどれもリム幅は細めなのであまりマッチしないかもしれませんが、同じ空気圧なら転がり抵抗的には25Cのほうが有利だし、乗り心地を良くすることも出来るはず。

  頼んだのはCORSA EVO CXの25C。数年前のモデルチェンジ時に日本ではCX2と言う名前になっています。
こいつのバルブはvittoria独自の赤いアルミバルブなのですが、


  あれ?もしかして昔のモデル(290TPIの日本で2ってつく前のヤツ)が来たのかしら。


  最新の320TPIケーシングのモデルは全てこのバルブになってるはずです。


  が、タイヤサイドには320TPIの表記が。あれれ?しかもなんだこれ


  CORSA EVO CX(写真下)はSiO2というコンパウンドが使われています。CORSA EVO SC(写真上)はISOGripです。今回届いた25C、ISOGripって書いてあるし。それにSERVIZIO CORSEの文字を見てもSCみたい。


  しかしトレッドのパターンはCXそのもの。


  タグにはTEAM PROTOTYPEと書かれていました。
25Cは全部これなのかなあと思いWEBで画像検索してみると23Cと同じものもあるっぽいです。

  市販用の製品ラインが出来る前にプロレース用として使われた在庫が出回ってるんでしょうか?
SCには23Cしか無いためISOGripコンパウンドの25Cが欲しいって人にはピッタリかもしれませんが、vittoriaの製品情報ページを見る限りではこちらのほうが耐摩耗性が悪いようなので、サイクリング用にと考えていた私にとって微妙なところ。

  しかも赤バルブで統一しようとしている中、旧バルブが混ざっちゃったし。
ま、このまま使いますけどね。

  これら3タイヤの重量、幅の実測値は

・CX 23C: 242g, 24mm
・SC 23C: 260g, 24.1mm
・CX 25C: 278g, 26.5mm

  どれも太いです。公称が23Cは250g,25Cが255gなのでCX23Cの242gというのは特別軽い個体な気が。


  SCのほうがベーステープ上のラテックス?っぽいものの塗りが厚くて、これで重量は重いのかも(これも個体差かしら)。TT用のCRONOはベーステープがコットンむき出しで、この塗りにどんな意味があるのか、あったほうがいいのか悪いのかよくわかりません。

  コンパウンドの違いは見たり触ったり舐めたりした限りでは全くわからず。

  このSCとCX、海外のフォーラムでも何が違うの?なんて書きこみを何件か見ました。
GP4000がブラックチリコンパウンドのGP4000Sとなって転がり抵抗が劇的に改善されたように、コンパウンドでかなり違う可能性はあるとはいえ本当に(数値に出るくらいの)差があるのか疑問です。カタログにはSCのほうが対磨耗性が劣るかわりに転がり抵抗やグリップなどが優れているとあるんですけどね。

  転がり抵抗の実測データがどこかにあるかなと探してみたものの見つけることは出来ず。
チューブラーは対照実験が難しいので私はテストできませんが、クリンチャー用のOPEN CORSAシリーズにもSCとCXがあるので誰か計測してくれないかなー。


  オマケ。写真はCRONO EVO CSのチューブ。
クリンチャー用のものとは比較にならないほど薄いラテックスチューブが使われています。

※このCORSA EVO CXはこの後販売されたCORSA CX(日本ではCORSA CX3)のようです。今となってはタイヤサイドのプリント以外は普通に手に入ります。

夜明けの道志みち

○6/26その3


  車山からビーナスラインを下って白樺湖に到着です。


  車の陰には小さなスワン。親子。

  大門街道はもう飽きる程、ってことも無いけど何度か走ってるので別の道を走りたく、何故か北上して


  女神湖に来てみました。名前に釣られました。


  湖岸の道をタラタラ走ります。


  振り返ると白樺高原スキー場。


  湿地観測?の遊歩道がありました。時間も無いので寄りません。


  スズラン峠を越えて蓼科牧場。ふれあい牧場!
しかしふれあえるのは牛では無くてアルパカのようなのでスルー。ちょうど閉園のアナウンスが流れてたんですけどね。


  そのまま蓼科湖まで下ります。もう少し早い位置で国道299号(メルヘン街道)に抜けようと思ったのですが、蓼科湖沿いに299までのサイクリングロードがあるようなので走ってみようかなと。


  ツクリモノの豚の写真を撮っているとレストランから女の子が出てきてこちらを見ていました。
写真で見るとこの女の子がお人形さんみたい。いや、この景色全部がツクリモノみたい。なんか怖い。


  蓼科湖をぐるっとまわって。


  車止めがあり、サイクリングロードは歩行者専用…?となっています。あれ?
ここはサイクリングロードなのでは。左側に看板あるし、自転車走っていいんだよね?


  ロードで快適に走る、って道ではありませんね。一部非舗装区間もありました。

  メルヘン街道に出てからは写真も撮らずに真面目に走って、


  麦草峠到着です。


  時刻は19時。寒いです。
防寒具を着込んで下りへ。


  空の色は微妙に赤みを帯びてきています。


  299から野辺山方面に抜ける分岐点(アイス売ってるとこ)から。


  雲海に浮かぶ浅間山。
こんな時間から麦草登坂したら下りは寒いのではと少し躊躇したんですが、登って良かったです。


  ホテル?ゴルフ場?
既に灯りがともっています。


  松原湖。
かなり増感して撮っていて実際は暗かったです。

  さあ、暗くなったのでカメラを仕舞って走るモードへ。
まずは野辺山を越えて清里から一気に下り韮崎。
  ここで20号を走るのは退屈だろうと、なにを血迷ったか富士川沿いを南下。
日付が変わってから本栖みちを登坂。富士吉田を2時半に通過して山伏峠へ。


  道志に入ったのは4時でした。これも実際は暗闇です。
夜通し走って峠を越えるのってブルベ走ってる人ならではな気がします。ホビーレーサーな人あんまりこういうことやらないです。


  道志みちは登りは昼でも下るのは夜中が多く、下り超ツマランといつも思っていました。
でも夜明けに走るのは新鮮で楽しいです。


  怪しげな朝焼け。


  だいぶ明るくなってきました。時刻は4時半、寒くはありません。


  海?
いえ、雲が真っ直ぐに空を分断しているんです。(写真上側、灰色の部分が雲)
山から見下ろして下が雲ってのはよくありますが、こんな空は初めてみました。

  その後は尾根環を走って、朝ごはんのフルーツグラノーラをセブンイレブンで買って、帰宅は7時40分。
妻出社ギリギリ。
疲れてる朝に尾根環走るもんじゃないですね。混んでるし。あそこは元気な時に走る道だよ。


  富士吉田あたりで何故真っ直ぐ家に帰らなかったのか少し後悔しています。


  前日、前々日はポタリングでしたが、最終日はそこそこ走れました。


  3日間トータルの標高図はこちら。累積標高は9419m。
最近この日記の標高図の縦スケールを0~2200m固定にしているのですが(昔はその日の標高にあわせて拡縮)、2000m超が3本あるとメリハリがあって登ったなあって気になります。

■6/26
走行距離: 334km
累積標高: 5552m