2012/04/28

超ロングライドと東北1700

  明日から東北1700ブルベが始まります。
ようやく3月上旬に行ってきた福岡の日記が書き終わりました。
  今年のこの福岡、去年のPBP&ヨーロッパ山岳、一昨年の北海道4000、年1度ペースですがこういった長距離サイクリングを行って思ったことを。


  1週間を越える長距離ツーリングでは、上質で十分な睡眠が重要となります。
この為、私がやろうとしているツーリングというのは、世間一般で考えられているキャンプツーリングとは全く異なるものであると考えています。
  ランス本ではランスはシーズン中は10時間寝るようなことが書いてありました。我々素人も、こういったツーリング中は普段より多め、最低8時間の睡眠は必要でしょう(もちろん個人差はあるでしょうが)。

  結局のところ、長距離を走るというのは睡眠時間と走行時間の兼ね合いなのです。
以前北海道1200ブルベに自走で行った際は、1日300~350kmペースで走った結果、1週間後にはどうしようも無い、寝ておきても全く回復しないような疲労感を味わうことになりました。
  福岡程度のペースであればそこまで疲れることはありませんでした(それでも福岡400の翌々日はかなりの疲労感があった)。15時間走って、食事や準備で1,2時間、8時間寝る、くらいが毎日続けるツーリングとしての限界かなあと感じています。

  明日の東北1700km。おそらく申し込んでいるのは猛者どもですから問題無いと思いますが、人によっては睡眠時間が十分にとれずにどんどん衰弱していく状況に陥るかもしれません。PBP1200kmなど、4日間くらいは無理がなんとか通用しますが、それ以上になるとかなり厳しくなってきます。

  ロングライドは一に回復、二に回復です。十分睡眠をとって余裕を持って完走しないと。
って私は全くの準備不足で、初日600の途中の宿調べてないんだよね。ここで無理して寝不足のまま600km走るんじゃなくて、しっかり休んで次に繋げるのが重要と考えているのだけれど。

2012福岡: まとめ

  2012年、3月1日から3月17日まで福岡ブルベ(&中部ブルベ)参加ツーリングのまとめです。
全行程の走行距離は2664km。累積標高は26148mでした。


  3/1~福岡ブルベ前日の3/9まで。
雨で浜松から岐阜まで輪行。紀伊半島をまわる予定も雨でまる一日ホテルから動かずに鈴鹿から京都までショートカットしています。


  3/10、BRM310福岡400とその後。
福岡400の翌日からはGWに行われる福岡1500のコースを走る予定でしたが、機材トラブルにより断念。九州の北のほうをちょろっと走っただけになってしまいました。


  区間8の前半一山越えた所から区間9が福岡400kmブルベです。大きな峠は無く、全体的に殆ど平坦コースと言っていいと思います。


  予定していたコースをフルに走れば4000kmを越えていたのですが、実際は2600kmちょっととかなりヘボい結果となってしまいました。最近長距離走っておらず、調子がイマイチなこともわかっていたため今回は無理をする気は全く無く、無理せず楽しいサイクリングがテーマだったのでこのくらいで十分かなと思っています。
  200km/day程度だと翌日への影響もあまり無く、このくらいでの自分の閾値もだんだんとわかってきました。

  ただ、終盤の福岡1500は無理してでも走るつもりで、その為にパニアバッグでは無くサドルバッグ、一眼レフどころかコンパクトデジカメも持たないツーリングだったため、この部分が走れなかったのは残念です。
  スマートフォンのカメラで撮影して、旅行しながらBlogを書くつもりだったので2度手間になるカメラを持たなかったんですが、スマホからBloggerへの写真アップロードが上手くいかなかったり、画質がションボリだったりと、カメラを持っていかなかったことを後悔しています。

  3/8の落車の際に負った膝の傷は意外と深くて、4/28現在まだ盛り上がったままとなっています。痛みはようやく無くなりましたが1週間ほど前までは立膝すると痛みが走りました。医者に行ったほうがよかったかな。

  今回は落車もさることながらペダルは折れる、リアハブのベアリングは壊れる等、通常想定もしないような機材トラブルに見舞われました。リアハブは帰宅後にベアリングを抜いたところ、中から破片が出てきました。圧入してるのを力まかせに抜いているのでその際に壊れた可能性はありますが、リムがシューにあたるほどベアリングがガタつくなんて通常では考えられない為、走行時から破損していたと思われます。このベアリングを新品に取り替えたところ、正常に動くようになりました。

  いろいろあって予定通りとは行かなかったけれど、終わってみれば楽しかったです。
福岡でホイールを借りたり、壊れたホイールを店み持って行ってくれたりとお世話になった吉田さん、同じくお世話になった伊藤と高田さんのみのりコンビ。酔っ払いを漫画喫茶に運んでくれた佐藤さん、ムサい連中を華やかにしてくれた綾祢さん。福岡ブルベで序盤引いてくれた森さん、スタッフの皆さん。中部ブルベのフライデー仲間。本当に感謝します。
  それからいつもながらブラブラさせてくれている妻にも。

  今回はショボショボでしたが、今年どこかでもう一回、限界に挑戦するようなロングライドをやりたいと思っています。


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2012福岡_16: 博多宿なし

3/16
  日田から博多までは60km程度。飛行機は3/17の夜なので時間は十分にある。
ブルベでお世話になった吉田さんやみのりの伊藤さんを誘って今日は博多で飲むことにしよう。

  スタート10kmほどで雨が降り出して輪行を考えたが、暫くコンビニで休憩してるうちに雨は止んだ。
ブルベ400kmのコースをいくつかショートカットする形で博多入り。時刻は昼すぎ、ホテルチェックインにはまだ少し早いかな。予約していないので手ごろなとこを見つけねば。

  前日に普段使っている楽天トラベルで検索したところ、何故か宿は1件も見つからず。
でも調べたら東急イン等があって、ホテルのWEBでは空室ありとなっている。楽天トラベル変な時あるし、何よりスマホの調子がとてつもなくおかしいのでそのせいかもしれないと、現地で調べればいいや気分。
  いざ博多に着いて空き宿を調べると全然無し。昨日は空いてた筈の東急インも満室。空いているのはシングル一泊15000円程度のホテルのみ。

  楽天トラベルがおかしかったんじゃなくて本当に空き室が無かったのかと、手当たり次第宿を探すも全然無し。
  そのうちにスマホのバッテリーが切れた。完全に電池切れとなると乾電池での充電が出来なくなる困ったヤツ。どうしようも無いので来た道を南下しながらホテルを探すことにする。5kmほど進んだところでAPAホテル。ここのホテルはそこそこ手頃だったよなと中に入って空き室を聞くと、ツインしか空いてなくてこれが15000円。失礼しました。

  途中ソフトバンクショップを見つけて電話を少し充電させて貰い、乾電池での充電が出来るようになったところで宿探し開始。
博多から範囲を広げても空き宿は全然無し。どうなってんの?これ?
  それでも20km弱離れた二日市にホテルを見つけてそこまで移動。移動しているうちに満室。なぜ見つかった時ににネットで予約しておかなかったんだ…
結局博多から30km近く戻った鳥栖のホテルに宿泊。まさかこんなに宿がとれないとは。この週末は何か学会があったとの話。

  雨で濡れた体を乾かして電車で博多まで。


  肉が食べたいとのリクエストに伊藤さんが海鮮居酒屋をチョイスしてくれた。素敵すぎる。

  その後はヘベレケになるまで飲んで、酔っ払い数名は漫画喫茶に運ばれて、朝になって解散。博多最後に楽しい時を過ごした。
皆さんお騒がせしました。

3/17
  朝ホテルに戻り、もう一泊宿泊延長。
勿体無いけど飛行機が夜出発なのでギリギリまで寝ていたい。

  夕方ホテルを出て福岡空港まで走り、夕食を食べて時間をつぶす。
飛行機の出発は30分遅れ。更に到着も遅れ、羽田からの自転車脱出がまた迷って帰宅したのは翌2時すぎ。

  3/18は青葉ブルベを申し込んでいたが、準備をしようとPCに向かったところで寝落ちし翌日は寝坊してDNS。福岡ツーリングこれにて終了。

■3/16
走行距離: 98km
累積: 2607km

■3/17
走行距離: 57km
累積: 2664km



2012福岡_15: 阿蘇山で有毒ガス遊び

3/15
  自転車は進まないしもうこのまま福岡に戻っちゃおうかと迷うも、ここまで来てそれも悲しいので阿蘇山ヒルクライム。
妻に「牛がいるから登ってきなさい」と言われたので登らざるを得ない感じ。西側のパノラマラインを登る。


  阿蘇ファームランド。
オブジェはあっても牛の姿は見えず。


  阿蘇山。


  そして草千里。

  牛いないじゃん。
翌日の夕食時に地元の皆に聞いた話によると、この時期はまだ寒いから西の山に移動しているんじゃないかとの話。騙された!



  折角なので火口ロープウェイ乗り場まで走ってみる。
乗り場から火口までの有料道路は火山ガス発生中だとかで通行禁止。ロープウェイも止まっているよう。

  帰ろうとすると風向きが変わって規制が一段階解除のアナウンスが。
有料道路、自転車走っていいの?とオジサンに聞くといいよと返答。2輪の通行料金を握り締めて料金所へ。払おうとしたら自転車は要らないよだって。


  火口へ。
危険度を表すパトランプは黄色が点灯。奥のA,B区画には入れない模様。


  煙がモクモクと上がってきている。硫黄臭などのキツイ臭いがするわけでは無いが、大きく息を吸い込と咳き込む。
ハンカチで口を押さえるようにとのアナウンス。


  ここから先は立ち入り禁止。


  煙モクモク度が上がってきた。周りでも咳き込む人がちらほら。
大丈夫なのかなあこれと思っているとパトランプは赤になり、立ち入り禁止のロープが張られて追い出される観光客。
ロープウェイで登ってきた人も全く観光することなくすぐに帰される。

  こうまでして見るほどのものなのか阿蘇山。
皆物好きだなあ(もちろん私も)。ちょうど規制解除の時に登れてよかった。


  火口までの有料道路はかなりの激坂。眺めが良くて気持ちいい。


  阿蘇からは北へ向かい、BRM310福岡400のコースへ。
ブルベ中に通ったときは夜中で何もない道に思えたけど実際はそこそこ店があった。明るいと雰囲気が全然違う。
川沿いに立ち並ぶ杖立温泉の宿が綺麗だった。(この部分はブルベと別コース)

  日田は温泉街ということで温泉宿に泊まろうと思ったが、値段に負けてビジネスホテルに宿泊。

■3/15
走行距離: 94km
累積: 2509km



2012福岡_14: 消化試合

3/14
  朝起きてホイールを見る。両側のナットを締めても軸がガタガタする。やはりベアリングに問題あるように思う。
  いろいろと調整して、なんとかブレーキを解放しなくてもリムがシューにあたらないくらいにはなった。
これならダラダラとは走れそう。

  とはいえいつ完全に壊れて動けなくなるかわからないので、ここからは福岡に向かって真っ直ぐ走る。
結局今回もあまり走れなかったな。気分は完全に消化試合。

  前日の走行距離は170kmと少なく、休養もしっかり取れたため脚はボチボチ回る。
が、走っていて後輪にブレーキがかかる感触をたまに受ける。リムがシューに擦ってはいないと思うがベアリングの回転がおかしいし気のせいじゃないかも。


  前日に引き続き、鯖食べて元気になろう作戦。


  しかしこの鯖寿司は豪快すぎてちょっと生臭かった。チャージ失敗。


  緩やかな登りを高千穂まで。
距離走る必要は無く、ゆっくりと景色を眺めながら。こういうのもいっかな。


  高千穂牛は何が日本一なんだろう?

  妻から以前ツーリングしたときに高千穂峡と阿蘇の草千里が良かったというメールが来た。
折角なので行ってみよう。


  高千穂峡は自転車を置いて徒歩でブラブラと。


  今日はこの辺りに宿泊でいいのではと検索するが、空いている安宿が見つからずに阿蘇山西側まで。
これまでと比べて気温はぐっと上がってきたものの、それでも阿蘇山周遊道は肌寒かった。

  この日の宿はアーデンホテル阿蘇。
ホワイトデーということでクッキーが貰え、自転車は今日は使わないからと宴会場にとめさせて貰え、客室は広く併設する健康ランドも気持ちよくて満足。セブンイレブンでワインを買ってがぶがぶ飲む。

■3/14
走行距離: 109km
累積: 2415km



2012福岡_13.5: ここまでの写真

  福岡ツーリングの続きを書くにあたって、3/1~3/13までに撮った写真を。
携帯で撮ったのでガッカリ画質です。


  3/1。スタート100kmで折れたペダル。
思えばこれがケチのつき始めだったような。


  3/3。中部200kmブルベの最中。
なんにでもまたがっちゃうマタガールを鑑賞中。


  亀山の焼きうどん。3人前。
うどん投入前でこのボリューム。


  3/6。303で寄った焼きうどんや数100m手前の喫茶店。
モーレツ紅茶チェーン。そんなチェーン知らんて。


  琵琶湖を半周した後に京都へ。
思ったより雪が残っていて驚いた。


  3/7。天橋立入り口。
ちょうど船が通るところで回転橋で待たされる。


  天橋立。
松並木が気持ちいい。


  ローソンガソリンスタンド。


  路肩の雪は更に激しく。


  リアディレイラーに異変を感じて停車。ベアリング破損。


  日本海側の海岸線を走る。
殆どがバイパスされた専用道を走っているため、全くと言っていいほど車を見ない。


  3/8。出雲大社。落車直前。


  転倒した橋の継ぎ目。
コストダウンの結果継ぎ目が広くなったならまだ許せるが、これはよくある橋の継ぎ目より製造費かかっていると思う。それでいて自転車に対しては超危険。設計者にはもう少しいろいろ考えてもらいたい。


  歪んだリム。


  3/9。特牛と書いて「こっとい」と読むらしい。
名産は牛では無くてイカなのか。


  関門人道トンネル入り口。


  トンネルランナー?が結構いた。


  3/10。レーシングゼロを借りてブルベ福岡400。


  3/12。雪が舞う中福岡1500のコースをトレース開始。


  道の駅の蕎麦。舞茸たっぷり。


  3/13。疲労で脚が全く動かず、30kmで3度目の休憩。
ここで鯖丼を食べて復活した。


  鯖チャージ成功でもう一度鯖。
この後の登りでホイールが死んでツーリング断念。



2012/04/26

クランクとペダル交換

  たまには機材メンテの日記でも書こうかなと写真撮りながらメンテしました。

  今のツーリングに使っている自転車はFOCUSのCAYO。
これは2010年に親父の還暦祝いとしてwiggleで買ったものが思いの他良かったので、自分の物まで購入。事故車のなるしまカーボンをローラー専用として新たなツーリング用ロードとして活躍しています。

  ツーリング用として乗り味は気に入っているんですが、一つ気がかりなのは完成車で買ったままのクランク長。これが172.5で普段使っている175より短いんです。

  私の股下長だと177.5でもいいはずで、一時期ヒルクラ用に177.5や180の導入を本気で悩んでいた中(機材で少しばかり速くなったところでエンジンが全くダメなので何の意味も無いと気づいて物欲は抑えられたのですが)、172.5は短い気がします。
  ツーリング用なので長いよりも短いほうがいいかなと自分に言い聞かせ続けてきましたが、一番距離乗る自転車が172.5だと、レースで175使った時に違和感を感じてしまうかもしれません。やっぱり全て同じ長さにすべきなのでは。

  そのままずるずると2年。
もとからついていたFSAのGOSSAMERは変速性能がイマイチだったのもあり、福岡行った時にペダル先端が折れて海外通販でペダル購入ついでにクランクも買っちゃいます。

  ちなみにGOSSAMERもメンテ直後は問題無いんですよ。チェーンが汚れてくるとアウターからインナーに落としたときにアウターの歯にチェーンの一部が引っかかったままになる時があって、チェーンがナナメにかかったままになるのでFDを通らずにクランクがここでストップ。無理にまわしてFD折った事があります。
  トルクを全くかけずに変速すれば問題無いとはいえ、いちいち気にするのは大変です。ロングツーリングは小さなストレスが積み重なって大きなストレスになるし。

  チェーン洗浄せずに2000km走るとか使用状況がメーカーの想定外でしょうが、シマノではこういった問題は起きたことはありません。RDがロングケージなのも影響してるかも。


  で、どうせ買うなら177.5を買って、今まで175をつけていたBMCからのドミノ移植で175に交換。
全ての自転車を同じクランク長にするという当初の目的はどこかに行ってしまいました。ユーロ安と新モデル登場で旧REDは安いし。


  写真下が今までの175mm。上が新しく買った177.5mm。あれ?クランクの長さが同じだ。
クランク全長は全く同じで、ペダル取り付けの位置が2.5mm外側になっています。ってことは本気出せば175mmはあと2.5mm短くして数g軽くできるんだよね?もしかして180mmも同じ?クランクなんて(カタログスペック的に)175基準で作られてると思ってました。

  BBはTRUVATIV製。セラミックのヤツは100kmごとにグリスアップしろとかありえないことが書いてあるので迷わずスチールベアリングのTEAMです。お金が無いってのが真実ですが。


  以前買ったヤツと見た目が違います。
新しいものはガンメタでエンボス加工されてます。角も落とされていて(厚みは同じなんですが)シャープな印象を受けます。

  しかしなんと、マニュアルには100kmでグリスアップしろとの表記が。はあ?


  これが以前のBBです。上にあるのはベアリング外側の鉄板。これは外周がゴムになっていてシーリング効果がありそうです。
  ベアリングにはTRUVATIVと書かれているだけで型番などはわかりませんでした。汎用の物ではなくて専用品と思われます。外側はゴムシールされています。


  新しいBBはこれ。一番外側はゴムなどついていないただの板で防水効果は期待できません。
マニュアルにはゴム部分(画像2)を剥がして毎回グリスアップしろとあります。
  2から内側は以前のものとゴムで覆われているという点では同じですが、前のものは剥がすことを想定していないベアリング自体のシールで、新しいものは定期的に取り外してグリスアップ前提のシール。まあ想像ですが、これは相当劣っているようにしか見えません。

  このままノーメンテで壊れるまで使おうと思いますので、1,2年くらい日記に壊れた記事が無ければ意外と丈夫だったんだなと思ってください。


  ああそうだ、内側からの写真撮るの忘れてました。
写真は焼け石に水でもとグリスガンでグリスドバドバ注入しちゃった後ですが、内側からみるとベアリングのデフボールが完全に見えてました。全くのノーシールです。プラスチックの筒にゴムパッキンがついているとはいえ、フレームによっては中から濡れる可能性があるだけにますます不安が。

  だいたい一般ユーザーのBBとヘッドのベアリングなんてとにかくシール重視でいいんですよ。セラミックベアリングで1W程度稼いだところで誰も気づかないし(プラセボ)、意味のある人も殆どいません。
  自転車パーツって同じ型番なのに内部が違うってよくあります。ベアリング変更なんて茶飯事。シマノ完組ホイールのデフボールのサイズが変更されてたなんてこともありました。同じ型番でも球のサイズが違うんです。

  さて、コスト重視でセラミックベアリングと同じ構造にしたのか、知らないうちにモデルチェンジされていたBBにゲンナリしたところで次はペダル。
  仲間内ではあまり評判のよろしくないiClicにしてみました。2だし。


  以前使っていたのはXEN(写真は先端部分が折れてしまっています)。このツーリング車以外はRXSシリーズ。

  XENはRXSよりも厚みがあって、ペダル軸から踏み面が遠いというのはメーカー資料などでわかっていたんですが、実はQファクターも違います。XENはRXSより2mm程度広くなります。安いからって理由でXENにしたんですが、Qファクターの違いはどっかに書いといて欲しかったなあ。


  とりあえずお決まりのクリートだけ手で嵌めるプレイ。この後外すのに苦労します。

  写真のクリートはiClic2のでは無くてスペアで買った1(1じゃなくて無印か)のヤツのはず。でもクリートの中に入っていたマニュアルはiClic2と印刷されていました。


  iClic2のクリートは黒くなって耐久度アップというのが売りです。
触った感じでは赤との区別は全くつきません。ヤスリでもかけてみればわかるかもしれないけど勿体無いのでやりません。

  このiClic2のクリート。先端部分が以前の物よりカットされています。
写真でわかるかなあ、黒いヤツは角が落ちています。本当に耐久度アップしてるのかしら。両方使えばわかるかな。


  取り外したGOSSAMERのMEGA EXO BB。ベアリング内側のシールが剥がれちゃってました。写真青い板がベアリングから浮いています。
  このMEGA EXO BBはクランクの型番ごとに対応するBBが違う(厚みが少し違う) だとか、値段が高いだとか、いろいろ問題はありますが、シールに関してはTRUVATIVのよりも上な気がします。


  GOSSAMERのチェーンリング。アウターの変速ピンが相当磨り減っていました。もともとは円だったはず。これによりインナーからアウターへの変速の際に一度の変速ポイントで決まらず、2,3回目でようやく変速開始ということが起きていました。新しいクランクに換えて変速は超快適。

  このアウターへの変速性能劣化は多分磨耗だから仕方なし、FSA悪く無い(それでも15000kmでこれはちょっと早い気もしますが)。問題なのはインナーに変えたときに引っかかることがある部分で、それでこのGOSSAMERは嫌いだったのです。交換したREDは、BBがどうなのかは今後暫く経たないと…やっぱシマノだったか?しかしシマノはDURA以外177.5無いし…