2015/07/16

ヤギとウシと富士3Peaks

○7/11
  立川のIKEA近くの空き地に、雑草食べさせるべくヤギが導入されたという話です。リハビリを兼ねて妻とサイクリングしながら見物(&ウチの庭の雑草を食わせる為に拉致)しに行くことにしました。

  福生南公園で待ち合わせていつものみのさん、ケイタさん、志村さん、Eijiさんと五日市方面へ。しかしみのさんの引きに全然ついていけません…
  ローラーで少し乗った感じではそこまで出力は落ちてないと思ったのだけれど、暑い外を走るのはダメなんでしょうか。
  コンビニ休憩で離脱し、妻と当初の予定のヤギへ向かいます。

  草が多すぎるのと暑さでヤギが参ってしまっているので、皆でヤギを助けて雑草を刈ろうイベントの告知が。なんという本末転倒。

  フェンスの周りをぐるっとまわってみたものの遠くにチラっと白い動くものが見えただけ。このままでは悲しいと帰りにモグサファームに寄って牛を見ることにします。

  10kmおきに休憩を繰り返して牛舎に到着。

  あ、ここにヤギがいました。この牛は黒成分が少なくてカワイくないと妻。

  ヤギ見れて満足。繋がれていてお持ち帰りは無理でした。

  その後は蕎麦を食べて帰宅。80kmしか走っていない、しかも休憩しまくりなのに信じられない疲労感で帰宅するなりすぐ睡眠。やはり横紋筋融解症とやらで筋肉が落ちてしまって疲れやすいんでしょうか?
  夕方に起きて台湾から来た馬さんを囲んでひつじやで食事会。この日は動物デーでした。

○7/12
  今月頭に坂バカと大塚さんがやっていたのを見て、以前から興味を持っていた富士3Peaksを走る計画を立てました。
  この富士山5合目までのスバルライン、スカイライン、あざみラインの3本を登るルート、弱り切った今の状態を知るのに丁度いいかなあって。

  土曜の調子じゃ全然走れ無さそうな気もしましたが、ひであさん、よっしーに声をかけてしまったのもあり決行です。
  流石に自走は諦めて朝一の電車で富士山駅へ、そこからよっしーと待ち合わせ場所の富士北麓公園に。

  途中のコンビニでひであさんのリアハブにガタがきてるのが発覚します。ハブスパナが無くて調整できず、今日一日くらいなら(ハブは痛むけど)大丈夫だろうとそのままスバルラインへ。

  1本目開始。スバルラインの通行料は200円。

  マイカー規制が始まっており、車は少なくてかなり快適。よっしーが200Wをちょっと超えたあたりでずっと先頭を引き続けます。
  んーやはり今の状態だとついていくのがギリギリです。ツーリング用のFOCUSで来ちゃって失敗だったかな、車重3kgの違いがついていけるか千切れるかの違いになりそうな雰囲気。

  ついていくのがキツいといってもレースほどではなく、このペースだと意外と時間が速く経過していきます。
  標高1500mを超えたあたりからは空が曇ってきて走るのに快適な気温になりました。「このくらいのペースだと1時間半くらいですかねえ」なんて話してるうちに後ろのひであさんが消えてます。調子がイマイチなのか、リアハブが問題なのか。
  スバルラインは斜度が緩くドラフティングの効果も高いため、頂上までよっしーの後ろについてなんとかゴール。

  料金所からのタイムは1時間27分、平均出力は208Wだったかな。ツキイチで1時間半切るのに208Wも必要なの?途中向かい風が出てたからかなあ。

  世界遺産登録だけあって5合目は凄い人。富士山メロンパンを買うこともなく直ぐに下山。
  西側をぐるっと回って次のスカイラインを目指します。しかし富士吉田に下ると気温は31℃。標高1000mでこれって、下界はどうなってるの?

  スカイライン入り口。ひであさんは疲れたようでここで離脱。

  富士宮で周遊道路に入ってからここまで既に900mの登り。信号もなければ自販機も無し。
  残りドリンク量に不安があったもののそのままスカイラインに突入->暑さでヘロヘロに。やはりこの区間は十分なドリンク用意が必要でした。

  脱水と暑さでやられていた2人は、1800mくらいからガスって気温がぐっと落ちて復活。

  5号目は15℃と走るのに気持ちいい温度。

  180号からは2時間17分、平均出力は180W弱。
  オナカペコペコ下山してコンビニでしっかり食べた後に須走口へ。

  今回のボス、あざみライン。

  ここの平均斜度は10%。一様な斜度ではなく下り区間もあり最大は22%ほど。
  斜度がキツイところは無酸素運動域に入れないと登れません。問題はその後に回復できるかどうか。

  よっしーからは早々に千切れて一人旅。
しかしやっぱり今の出力だと有酸素運動域で登り切るのは不可能みたい、マイカー規制で車がいないのをいいことに所々蛇行しちゃいました。ごめんなさい。

  頂上到着は18:30。

  あざみラインは1時間36分、平均出力160~170Wくらい。
んー全体で10時間ほどなわけで、これだったら最後まで200W以上出てないとちょっとダメダメな感じです。となると2割近く落ち込んでるってこと?これは復活まで時間かかるかも。

  下山してよっしーと別れて新松田まで走って輪行。
まあなんにせよ3本走れたのには一安心。今後に少し希望が持てました。お二人とも付き合ってくれてありがとう。

  車や信号が少なく、登りごたえがあり、高地を走るため気温も低い。走ってて楽しく満足できるコースでした。あまりに楽しかったので今月末にまた走ろうと思ってます。


2015/07/10

JAKROOジャージ インプレ

  RAWスタートまで2ヶ月となった時点でようやくチームジャージ作成にとりかかりました。
  プロのデザイナーに依頼するような時間はなく自分で作成するため原稿はjpeg。そこからデータをおこしてくれる業者で完成までにかかる期間が1ヶ月半、できれば1ヶ月以内。チームが5人のため少量から注文可能。

  これを満たすようなオーダージャージ作成会社はかなり限られました。WaveOneなどのメジャーどころは納期が厳しそう。
  調べたところこちらのdream-brotherってトコが納期3週間でしかも1着から頼めるようです。
  JAKROOというブランドの国内代理店、作っているのは中国だけどアメリカなど各国で展開している模様。聞いたことないけど大丈夫かな?
  写真で見る限り物は悪く無さそうで価格も手頃、ここで作ることにしました。

  メールでのやり取り、日本語ネイティブでは無い感じがあるもののレスポンスは良くて特に問題なし。
  最初にjpegデータを渡し、それを元に原稿を作ってもらうのに1,2週間くらい。どうやら担当の人が割り当てられるよう。担当がついて初稿が出てからは細かい修正依頼は数日であがってきます。しかし○○の色が違ってるから直して、と伝えたら修正と合わせて何故か他の部分が違う色になってたり、何度かやりとりする必要がありました。GWの九州ヘブンウィークで走りながらだったのでメール書くのが大変でした。最終的には満足の行くデザインに。

  アメリカのjakrooのWEBを見ると日本代理店に書かれたアイテム以外もあるようなので、取り扱いは無いのか、あるなら値段は幾らか問い合わせます。結局

・半袖ジャージ
・ビブ
・帽子
・グローブ
・シューズカバー
・エアロワンピース
とフルセット作成。

  ジャージは発注してから2週間と4日で手元に届きました。1着から注文可能な点(割高になります)と、この速度は魅力です。

  そんなわけで前置きはおいといてジャージのインプレです。

  発色、裁縫は問題なし。素材はかなり薄くて軽く、速乾性は高そうです。
薄いのは一長一短で悪くはないのですが、生地がちょっと弱い。これが一番の欠点かな。

  ジャージの裾はシリコンのずり上がり防止加工が施されています。

  ファスナーはYKK。下向きに固定でき、動きもロックされるヤツ。サイズも手頃でこれは満足。

  ポケットにも貴重品入れのファスナーがついています。前と同じもの。
ポケットの左右には再帰反射のベロが。この部分は大手ブランドのジャージよりいいですね。

  JAKROOのSサイズはWaveOneのM相当になります。WaveOneのMと丈は同じで肩と裾が1cmほど大き目。2015年のPBP記念AJジャージ(オンヨネ)のSサイズとは後述の脇部分を除いてほぼ同じ。

  袖の部分は(キツい)ゴムがありません。
WaveOneはゴム入りなので比べると大きく見えますが袖の太さはほぼ同じ。長さは長め。脇の部分に少しゆとりがあるかな。

  オンヨネも同じくゴム無しですがこちらは脇がタイト。この部分は全然違います。

  ポケットのサイズ。
かなり大きく見えますが、下部にマチが無いため実質は中央のオンヨネよりも若干浅いです。
JAKROO、ポケット部分の幅がほかより全体で2,3cm短いです。横に大きいものは入らないかも。

  男性Sと女性Mの差。丈や胴回りはほぼ同じでも、襟が5mm短く袖の長さが全然違う!
レディースモデルは脇の下が極端に短いというかなり特徴的なデザインとなっています。

  LサイズとWaveOneのLを比較。特に肩や袖まわりが大きいですね。

  続いて帽子。内側の端がパイル生地になっています。
それ以外の素材はジャージと同じ。

  レーパンのパッド。左が男性用。
厚みや弾力はあまりありませんが、スカスカのスポンジではなく使ってみたところ及第点。

  ビブの肩ヒモはメッシュ。
裾は最近流行りの太めのバンドなタイプです。シリコンだと皮膚が負けて赤くなる人がいるようなので、ここは高ポイント。

  シューズカバーはレーパンと同じ素材(ライクラ)。やや光沢がありよく伸びます。
靴のサイズに合わせてL~XLを買ったら足首が2cm以上ユルユルで縫いました。

  グローブ。甲はライクラ、汗拭き用パイル生地は無し。
掌は滑り止めつき軍手のような加工が施されています。パッドは薄め。立体裁縫ではなく平面的。

  グローブの問題は価格、流石にこれで7500円は…(2着~だと7100円)。
アメリカだともっと手頃なのでもう少し安くして、せめてボリュームディスカウント大き目で10着以上だと5000円くらいになるといいのだけれど。

  そして生地の話。
ベルクロやボコボコの壁などなら仕方ないのですが、何かのカドで少し引っ掛けると糸がほつれてきます。この生地はかなりデリケート。買った人は注意してください。
※ほつれるっていってもどんどん解けてくるのではなくて、上の写真のズの下のように糸が引っかかって飛び出ちゃう。

  (グローブ以外の)値段は妥当だと思うし、納期や注文単位にも満足しています。
アメリカと比べて日本代理店はボリュームディスカウントが少なく、そのぶん1着注文時の値段がちょっと安め。1着だけの注文により適したものとなっています。
  生地がデリケートで傷みやすいのがちょっと残念ですが、まあこれは薄さとのトレードオフなので仕方ないかな。
※妻、私のジャージとも買ってすぐに糸がビローんて出てきた場所があって当初この点に関してはもっと酷評しましたが、他の人のを見るとそこまで酷くなさそう。たまたまだったのかな。ただひっかけやすいのは確かだと思います。

  あ、あとは熱転写でプリントしてるから?か、高温で長時間アイロン当てると色が他の布に写ります。
洗濯や通常のアイロンでは問題ありません。


  左から冨永さんが181cm71kgでメンズL。気持ち大きめか。
いずみちゃんがレディースM。178cm60kgの私がワンピースS(ジャージもSで程よいサイズ)、妻がレディースS、立川さんがメンズM。
女性は袖が短くてカワイイ。

  オマケ、空港に迎えに来てくれたみんな。

  牛ジャージは海外で意外と?人気で「ムー!ムー!」と後ろから指差されてたりしました。
RAAM王者クリストフのカメラマンにも撮られてます。





  というわけで、素人デザインにしては意外とイケるのではと勘違いし始めてきたところでジャージの2次募集を行います。
(次はデザイナーの力を借りてもっと素敵なRAAMジャージを作るつもりでしたが、体がヘッポコなせいでRAAMの見通しが遠のいてしまいました)

  破損&紛失した物を再注文するついでに、欲しい人いるかなと軽く声かける程度の予定だったのですが、新たに作ったノースリーブの原稿がなかなか上がってこないのです。どうせ待ってるならその間に注文数が増えれば安くなって私の懐が少し潤うという魂胆です。今更RAWジャージなんて誰が買うんだ?とかそういう事は冷静に考えてません。誰も買わなくても売ってるのが重要なんですよ、多分…

  今回販売するのは
[前回と同じ]
・半袖ジャージメンズ 9700円
・帽子 3200円
・グローブ 7100円
・エアロワンピース(スキンスーツ)メンズ 19000円
[新規追加]
・ノースリーブ男女 9500円
半袖高級ジャージ男女、通常のものよりスリムなカット 14000円

それぞれ送料を含みます。

  新規追加ぶんに関しては最初から1枚注文のため、男女どちらでも大丈夫です。
半袖ジャージは2枚以上注文しないと赤字になってしまうため、既に注文がある男性のみの販売です。

  半袖ジャージレディースや、ビブ、レーパン等は1着注文の値段となるので高くなります。レディースジャージ11300円、ビブ14000円。2着以上集まれば前回と同じ価格にできるのですが。レディースは袖が長くていいのならメンズの1サイズ下がだいたい同じサイズ。


注文方法は以前と同じ。
http://zuccha.blogspot.jp/p/project-raam.html
メールじゃなくこちらへのコメントでも可です。

  販売期間は7/15 0:00までです。
んーやっぱちょっと高いね。大量生産が見込めるなら大手で作り変えたほうが安くできそうだけれど。

2015/07/08

牛カントクに牛スーツ

 お久しぶりでございます。暫く書いてなかった日記をまた復活しようかと思います。
6/17、アメリカで1400kmを走る自転車レース、Race Across the Westに参加してきました。
 翌年のRace Across AMericaの参加資格を得るのが目的で、完走自体は問題無く出来るだろうとタカをくくっていたところ熱中症にて265km地点でリタイア。

 病院に搬送された時には意識はあったものの頭がオカしくて暴れていたようで、折角今回の為に買ったエアロワンピースはジョキンジョキンに切られてしまいました。

 ここまでヒラかなくていいのに…

 妻は「暴れるとスーツ切られちゃうよ」と止めていたようですが、何せ頭がやられていて状況判断どころか妻の認識も出来てない状態でして。
 少しの穴ならジャージ補修用のアイロン布で塞げます。しかしこんなのはもう絶望的。額に入れて飾ればの声を無視し、我が家のアイドルの牛に着せようと思います。

 2年前の誕生日プレゼントで妻に送った牛ぬいぐるみ(椅子)。
最初は「何故こんなものがプレゼント…」と不遇の扱いを受けていたコイツも今では鈴木家に無くてはならない存在です。

 「オレ監督だと思ってたのにRAWに連れていかれず留守番だった」、とは牛の心の声。
 ごめん、サイズ的に荷物に入れるの無理だったんだ。そんな牛カントク用に、ジャージ補修布でペタペタと夜なべしてボロボロのワンピースを繋いでいきます。

 できたー。最速の牛復活。

 実はワンピ購入直後にも嬉しくて牛に着せたんですよ。
でもその時は人用でした。今回は完全牛専用ということで、

 この尻尾の解放感!

 あ、RAWで買ってきたカウベルもつけないとね。牛、上機嫌。

 こんなくだらない日記書いてないで本編の話を書けって?
ま、そちらはのんびりと~(牛歩)。