2011/10/30

横浜エコライド2011立哨員

  本日行われた横浜エコライドにボランティアとして参加してきました。

  これは2008年から行われている、横浜の市街をぐるっとサイクリングしようというイベントで、ブルベ方面から声がかかって鈴木家は初開催の2008年からボランティア立哨員をやらせて頂いています。(私は去年は引き篭もっていたため不参加でしたが)

  まず最初に運営からのお詫び
これ、思いっきり私たちに関係してる所で、道に迷われた方は申し訳ありません。何故こんなことになったかは追って記します。

  家から会場の横浜公園までは28km。ボランティアは8時集合とのことでしたので余裕を持って6:10に家を出ますが着いたのは10分前。
弱ってるうえに、横浜市街は信号も多くて時間かかりますね。


  会場に着くと例年のように学生さんがボランティアでストレッチをやっています。
医療福祉学校とありますが、ここの方たちはスポーツストレッチ系の学科のよう。まだ時間も早くて一般参加者の人があまり集まってなかったため、ボランティアの身でありながらストレッチを受けさせてもらいます。んー気持ちいい。毎年羨ましく眺めてたんですよね。


  ブルベのボス到着。あれ?その自転車は何?
レンタサイクルをその辺で借りてきて、これで立哨ポイントまで移動作戦のようです。

  このレンタサイクル、フカフカのデカサドルとかサドルの低さとか、かなりママチャリ系で重量もあります。内装3段。
左のグリップを捻るとワイヤーでつながったリムダイナモが動いて点灯するのはいいなあと思いました。でもリムダイナモか。


  スタッフは赤のTシャツ、参加者は黄色のTシャツが配られます。
ここで立哨ポイントの地図が渡されました。前日話には聞いていましたが、私とその他ブルベチームのボランティアの中で健脚っぽい人は2箇所担当になっています。

  最初はスタートから5kmほど離れたポイント。コースの南西の端です。
19km地点、コース北東の端が第2の立哨ポイント。端から端。

  近い位置だと最初のポイントで最終走者が通った後、次に移動して先頭走者を迎えるのに間に合わないということでこうなっています。
この移動区間はイベントのルートを通らず、幹線道路に出て全力で向かうことになります。


  9時前に最初の立哨ポイントに到着しました。
スタートが9時で、5km離れたこの場所の先頭到着はまだ先になりそうなので、1つ前のたけさんと野球練習を見ながらダベります。


  このポイントはかなりの坂になっていて、下の運動場脇にいるのがたけさん。
自分たちの時もそうでしたが、高校の野球(に限らず集団スポーツ)は、何故こんなに科学的で無いトレーニングなのだろうと時間の無いオッサン連中には勿体無く思えます。全員一緒に同じ回数腕立てとか。


  坂の上方向。
斜度は最大で10%弱かな?奥に見える曲がり角で終わりなのでそんなに長くはありません。


  9時半頃になってようやく参加者が現れ始めました。
登り頂上付近は道幅が狭く、車一台通るのがやっとです。この道、タクシーなど車がかなり通るので狭くなっているから気をつけるように呼びかけます。

  ここは住宅街で、立ってるすぐ後ろも前も家、中の話し声が聞こえてくるほどです。
渡されたマニュアルにも「住宅街なので騒がないこと」とあり、ボソボソっと伝えるという悲しい立哨員になってしまいました。小さな子供の参加が多くて応援したかったです。


  登りでは2割くらいの人が降りて押していてちょっと新鮮でした(子供が多いので比率が上がってるっての大きいです)。やっぱり10%近くなると普通の人にはかなり走りづらいのかもしれません。日本の住宅街って意外とアップダウンありますよね。

  それから鈴。警音器のベルではなくてチリンチリン鳴り続ける鈴をつけている人が多かったです。
歩行者をどかすためにむやみやたらに警音器を鳴らすのは違法行為であり、鈴が警音器かどうなのか微妙なところですが、似たような音で常に鳴り続ける鈴を自転車につけるのは、あまり誉められた行為だとは思えません。
  つける人が増えれば「あ、あれ安全そうだし走ってるだけで歩行者もどいてくれるから」と真似をしてつける人がますます増えていきそうで、ちょっと危惧しています。


  カメラを持っていますが、写真撮影は立哨員の仕事をサボってる風なので参加者は撮らず。
人が来ない時間が続いたときに猫と戯れたり、


  クライマー体型の犬を撮ったりしてました。

  最初の走者が通過してから1時間経過。まだ人が来ます。
最終走者のスタッフが来たのは1時間半過ぎ、この時間だとどんなに急いで14km先の次のポイントに向かってももう先頭は通り過ぎてしまっています。
  みのいちさん、kskさん、たけさんと4人で幹線道路を次のポイントまで。
ksk氏の立哨ポイントは交差点を右折案内で、到着すると前方に直進してしまっている人が見えました。あわてて追いかけて立哨が間に合わなかったことを告げ、引き返して本来のコースに戻ってもらいます。

  ここはかなりクリティカルなポイントであり、直進してしまった人がかなりいたようで他のスタッフが大勢引き連れて本来のコースへ合流させていました。

  以下言い訳ですが
・立哨ポイントごとの重要度の違いがわかっていなかった。
・9時40分までに全員スタート予定が出発直後に渋滞が発生してしまい、最終組出発が10時半になった。

  我々が最初にいたポイントは直進箇所で、いなくてもまあなんとななる場所。
次の場所は交差点で誘導しないとミスコースの可能性が高い場所。
で、ボランティアスタッフがこれらを事前に把握、スタートが遅れた場合の対応として先頭通過から○分経過でより重要な次の箇所に移るということを行っていれば、今回のような事態は避けられたのではないかと思います。

  参加者で不快な思いをされた方、すみません。
2番目のポイントで最終走者を見送った後は会場に引き返します。


  もう大勢が戻ってきていました。


  スタッフは弁当を食べて解散。


  あ、ボスが乗ってきたレンタサイクルのブースがあります。
これってVerib'のように無人のステーションで貸し借りできる方式なの?横浜で今年から始まってたなんて知りませんでした。
パリのような人口過密都市で、次はカーシェアとか様々な実験的取り組みが行われているのに日本サッパリだなーとか言っててすみません。

  このBayBikeの運営は何故かNTTドコモ。
係の人に話を聞いたところとりあえず実験期間として3年やるのは決まってるとのことでした。何故ドコモなのかとか突っ込んだ話も聞けばよかったです。


  11/1にオープン予定のnewステーション。
上で登場時に書いたようにスペック的にはヨーロッパのレンタサイクルよりかなり劣ります。
が、Verib'ですら自転車レンタルだけの収益では黒字化が難しいだけに、これは当然ですね。
  みどりさんが乗ってきた時は無人ステーション系のレンタサイクルとは思わなかったため、サドルが外れるか(Verib'は緩めても抜けないようになっている)とか細かな所まで調べられませんでした。機会があったら乗ってみたいと思います。

  パンクや故障のメンテナンス、いたずら、過密過疎ステーション間の移動など、先行する国々で問題となっている部分をどう対処していくのか気になります。成功するといいのですが。


  最後は眠くなってきて休憩してから帰宅。
80kmしか走ってないのにやたら疲れました。なんかまたサボりすぎて長距離走れなくなっちゃったなあ。

  参加者の皆様、お疲れ様でした。

2011/10/28

タンデム復活、ドロップ化

  5kmでエンドが折れて放置状態だったタンデムのその後の話です。
あとはこの自転車、PROGRESSIVE TDM-710のことなど。


  自転車の詳しいスペックページはこちらのメーカー製品紹介ページへ。

  エンドが折れた後購入したショップにメールしたところ、メーカーの話ではエンド成型時空気が入るなどして脆くなっていたのではないかとのこと。
乗る前にRDのワイヤー調整をしているので、もしエンドが曲がっていたりしたら私もここで気づいたと思います。ワイヤー調整で吸収できるレベルのズレにならないし。

  で、新しいエンド、チェーン、シフトワイヤーを送ってもらうことになりました。
テンションプーリーが回らなくなっていたRDは、バラしたところブッシュベアリング外側のプレートが変形していたようで、プーリーの在庫はウチにあったので交換して終了。

  1週間も経たないうちにエンド、チェーン、ワイヤー、それからチェーン洗浄&オイルのスプレーが送られてきました。最後のはサービスかな。

  その間にWiggleでタンデム用のワイヤー、キャリアなどを注文し、ドロップ化に備えます。
STIは妻のTOKYO BIKEにつけていたR700を。2世代前(x700系)のシマノのSTIの形って好きじゃないんだけど、家にあるフロントトリプル兼用の9速はこいつのみ。
  ハンドルは同じくTOKYO BIKEで使っていた芯-芯380を試したところ狭すぎてダメでした。
2cmで違和感出るものだなー。400->420に2cm広い完成車乗ったときは違和感無かったのに。あまり追加投資したくは無いのですが、ハンドル購入。

  wiggleで買った250cmのシフトワイヤーでもリアに10cmほど足りずにショップから送ってもらったワイヤーを使用。
アウターをあと10cmくらいなら短くできそうで、ハンドル高によってはもしかしたら250cmでギリギリ足りるかもしれません。

  それからブレーキ。
ドロップハンドル用のSTIはフラットバーのブレーキと比べてワイヤーを引く量が少ないんです。
このため、そのまま付け替えるだけだとVブレーキが全然動かないという問題が発生してしまいます。
これを解決する一般的な手段は3つ。

1) Vブレーキのワイヤー引き量に対応したドロップ用ブレーキを使う
2) トラベルエージェントなるワイヤー引き量変更器具を取り付ける
3) 通常のVブレーキよりアームの長さが短い、通称miniVに取り替える

1)はSTIでそういう製品が無いので却下。ブレーキレバー一体型のシフターにしたいですから。
2)は実物見たことありませんが、多分ウズマキ状になってる金具にワイヤー沿わせて、偏芯カムみたいに可動量を変更する器具。これが機構のわりに高いと感じたのと、ブレーキに余計な物つけたくないのとで、3)を選択しました。(トラベルエージェントより安い似た製品があったみたいだけど簡単に手に入れられなかった)
で、miniVも購入。


  このようにアームが短いことにより、少ないワイヤー引き量で同等のブレーキシュー移動が実現します。
もちろん「てこ」の比率が変わったぶん制動力は落ちますが、同じSTIでブレーキを引く以上どこで吸収するかってだけの話で、どの解決法を用いようともフラットバーと同じにはなりません。

  ただこのminiV。これに換えてもまだワイヤーに対するシューの可動量がロード用キャリパーより少なく、リムとのクリアランスが少ないシビアなセッティングになりました。


  ストーカー(後ろの人)用ハンドルは余っていたTTバイクのブルホーンにします。
エアロ的にグッド。


  リアキャリアは購入したTUBUS標準のシートステイとを繋ぐ金具の長さが足りず、FOCUSに使っていたTOPEAKのものを使いました。
TUBUSの長い金具は別売りで買えるようです。

  シートステイについたダボ穴だとブレーキが干渉して直線でキャリアと繋げないんですが、皆さんどうしてるんでしょ?
佐藤家は金具が曲がっていたような???
これはタンデム購入前に写真見て予想していたことで、計画通り在庫パーツのダボ穴付きシートクランプで対応します。


  ステムは変なつくり。
突起のある、10cmの「コラムスペーサー(のようなもの)」を取り付けてヘッドベアリングの玉当りを調整したあとにステムを外側から締め付けます。
  こんなステムあるんですね、利点は高さを簡単に変更できること。欠点はコラムの長さに合わせたスペーサーを使わないといけないことかな。通常のように短いものを幾つも重ねる方式ではありませんので。


  エキセントリックBB。前後クランク間のチェーンを張るためにBBが動くようになっています。BBそのものが偏芯してる製品かと思ったら、通常のBBを取り付ける部分が偏芯で回転します。


  ここでこの自転車のポジション、サイズに関して。
製品紹介ページでは適応身長がPILOT / 165~185cm、STALKER / 150~170cmとなっています。
私の身長が178、妻が161で、かなりトップチューブ(パイロット-ストーカー間)が短いなあと感じました。

  まず妻側。
購入時についてきているサスペンションシートポストでは、サドルを一番後ろに引いてもまだ後退量が足りません。
この為、少しオフセットの大きい在庫のカーボンシートポストに変更しました。
あとはハンドル位置が近すぎます。これはパイロット側のシートポストに通常のステムで取り付けているのでこのステムを短くすれば遠くなりますが、今以上短くするとパイロットの太腿がハンドルに当たってしまい漕げません。どうにもなりません。

  そして私。
サドル高78cmだと、付属のシートポストでは出せる目盛りMAXまで上げても2cm足りませんでした。
これも在庫があったので変更。身長185cmの人にはかなり厳しいと思います。
さらにこちらもサドル後退量、ストーカーのハンドルに腿があたってしまうのでどんなオフセットシートポストを使っても後ろに下げれません。ここはストーカーのステム長との兼ね合いです。

  とにかく2人の持つロードをくっ付けたようにはならずに苦労しました。
さらにはクランク長、デフォルトでは175mm,170mmが付いています。私の175はぴったりでも妻に170はちょっと長すぎ。クランク長とフレームサイズが合っていないと感じました。
これは多分入手しやすいタンデム用クランクセットがこの長さだからと思われます。tomo&kazuさんのトコはかなり苦労してクランク入手してるっぽいです。ウチは財政難なのでこのままかな。

  リアハブ幅は140mm。
ロード用どころかマウンテンバイクの135mmより広いです。このためローラー台に取り付けるのがギリギリ。


  タイヤサイドが横のプラスチックに擦ってしまったので(ハブ幅がローラー台のサイズ一杯で左右に調整できない)、タイヤの太さを32Cから28Cに変更しました。

  さて、5kmしか乗らずに室内にセッティングされてしまったタンデム。
以前はこのリビングに2台並んでましたが、タンデム化により省スペースに成功。(もとあった2台の置き場はおいおい考えるとして…)
2012年鈴木家練はこれがメインとなります。

  メリットとしてはどちらかがサボっているのがバレる!これでスパルタばっちしです。
またヒルクラ夫婦として復活ですよ。


  タンデムいろいろ弄ってて凄いことに気づきました。


  エチェバリア乗り改。この超エアロポジションでなんと漕ぐことが可能。(実際はストーカーのハンドルが腿に当たるので外さないと無理)
一人でもタンデム最強!


  リアハブ140mmでは家のPowerTapも使えず。
コンピュトレーナーに繋いだので、これで2人で漕いだときの合計出力とかトルク分布とかがわかります。
データとかはそのうちトレーニング日記として上げますね。前後のクランクを90度ずらすとかも試したいし。

2011/10/27

PBP2011 Stage12_1:あまりに余裕なスタート直前

  8/21。
前日はホテルに戻ったのが22時。
写真撮影でマヤさんに会って、「どっか走ってきたの?」「ええ、オランダとか北のほうを。PBP終わったら今回はスイスアルプス走ります。」「スイスは昔スステン峠走ったけど景色が凄くステキなのよ。」とスステンなる峠を勧められてました。

  後半はホテルとホテルを繋いでカツカツのスケジュールなので予定ルート以外を通る余裕は無さそうだけど、一応調べてみようかな。スステンスステンと。あれ?そもそも予定ルートに入ってるようです。どこ走るのか自分でも全然わかってません。
  それからここまで溜まっていた日記を書いて、寝たのは25時過ぎ。
ベッドに入ると外からは激しい雨音、そして雷。もしかしてこれがサンダーストーム。晴れると思ってたのに今回もまた雨?気が重くなりながら眠りにつきました。

  翌朝は10時頃起床。すっかり晴れてます。
小倉さん小倉さん、隣の部屋の人のバイクについてるアレなんでしょう?


  ハブダイナモからUSB端子に5V給電する装置だって。へーそんなの市販されてるのね。


  で、そのハブダイナモの電力を使ってライト、GPS、カメラを動かしているようです。
リッチなハンドル周り。


  河内さんにはヒモ仲間扱いされます。


  ホテルのレストランでは皆だらーっと食事していました。
私は出発前食事を申し込んでいたのですが、混んでて大変なのと日本人で参加する人が周りに見当たらなかったので行くのを止めます。

  我々90時間の部のスタート時刻は18時。
ヒマなのでたけさんと一緒に明日早朝スタートする84時間の部の皆の部屋に押しかけ。


  泉さんたちはチーズ食べながらワイン飲んでました。
あと3時間ほどでスタートでワインを飲むわけにもいかずにチーズだけ頂いてグダグダとお喋り。

  ここでわかった日本人情報は
・私と同じくPBP前にヨーロッパを旅している最中に自転車を盗まれた人がいた。その人は新たな自転車を日本で組み、直前に来る友人に頼んで持ってきて貰った。(一人で2台運ぶの大変だっただろうな)
・それとは別に昨日盗まれた人が。ワイヤーロックかけてカフェで食事してたらワイヤー切られて持っていかれたらしい。
・前日に怪我(骨折?)した人がいてDNS。
・清水さんの家の犬は尻尾振りコンテストで2位になったことがあり、シッポ力が凄い。

  2003年にも日本人参加者で盗難に合ったという話は聞いてましたが(2007年はたぶん全員無事)、今回はこの時点で2人も盗まれてます。
そしてゴール後にもう一人。ホント気をつけないといけません。


  ギリギリまで寝てたほうがよかったかなー。
たけさんも前回参加しているし、今年に鎖骨を折っているとはいえ恐らくPBPを完走できないなんてことは考えていないのだと思います。
80時間の部なわけでもなく、なんかまあダラっと参加してダラっと完走すればいいやって、気負う風もなくダラダラと2人でノンビリ。


  フランスパンは半分になりました。盗まれないようにワイヤーロックで固定します。
これを見た女性に「月曜日、火曜日、水曜日、木曜日…凄い持つわ」と指差しながらフランス語で、多分そんなことを言われました。


  出発前。荷物は半分置いてパニアバッグは片側のみ。

  80時間の部が16時とそろそろスタートなので、ホテル近くを通るのを見てから会場に行きましょう。出発しようとすると80時間の部のコウタローさんが部屋から出現。あれ?もうスタートなんじゃないの?なにやってるの??
「スタートは混んで並ぶから最前列に出る気が無い以上ゆっくり向かえばいい」と相変わらずのマイペースっぷり。


  84時間スタートの人も一緒に、交差点で先頭集団が来るのを待ちます。
警察官が待機しています。


  中央分離帯で今か今かと待ち続ける90時間の皆。


  現地の人も応援に出てきました。


  警察官が無線を受け、道路に出て車をブロックします。いよいよです。


  あの遠くに見えるのは…
我々が「キターキター」と叫んでいたら、現地のオバチャンも一緒に「キター」と叫んでました。こっち側の人に教えてくれてるのかな。


  先導車が通り


  バイクの後に集団が。


  かなりの密集度、速度でコーナーを曲がっていきます。
90時間の部も序盤の先頭集団はそこそこレースっぽいけど、ここまでの速度じゃなかったなあ。


  レースと違うのはフロントバッグなどをつけている人がいること。
しかし皆さん恐ろしく身軽で、ホントに1200km走るの?って装備の人が多いです。

  これはおそらく各コントロールポイントで手厚いサポートを受けられるため。特に3桁番台のフランス人は殆ど荷物持っていません。
写真の一人フロントバッグをつけた人は1953番と4桁。フランス人では無いのでサポートが無くて荷物持って走るのでしょう。


  日の丸がついたサドルバッグだけ写ってました。誰だろか。


  同じジャージに身を固めたチームも走り去っていきます。
Heinemann PBP Teamとジャージに書かれたこのチーム。なんと自転車も全員同じもの。
PBPは商業的にスポンサーを付けてはいけないのですが、自転車まで揃っているこの人たちがどういうチームなのかちょっと気になります。

  さて、我々もスタート地点に移動しますか。


  竹馬に乗った人が踊ってたり、ちょっとお祭りっぽい雰囲気。


  うまい具合に前のほうに並ぶことが出来ました。


  フランスの石畳でどーもくんが落ちないといいのですが。


  トイレに行くと行列が。
トイレ待ち?いやそうではなくて水道水待ちみたい。
この時は到着したばかりで何故こんな行列がと不思議でしたが、とにかく暑いんです。


  ゲートが開き、列が動き始めてグラウンドに入りました。
ここで4年前と同じ間違いを犯します。

  グラウンドに入った参加者はトラック右回りと左回りの2つに分かれます。ぐるっと半周後にまた合流してスタート。
ここの合流ポイントはグラウンドに対して斜め手前側方向に抜け出るようになっていて、うーん説明が下手ですが左側ルート、右回りの人はグラウンドから出る道が鋭角に戻る形になるのです。

  密集状態の中、自転車を押したまま鋭角に曲がらねばならない左側行列。そのため右側と比べて全然前に進みません。
一緒に並んでいて右を選んだ皆は遥か先のほうにいってしまいました。


  先頭付近にいるのはマヤさん?
今回はVIPでは無いと思うのだけれど、相変わらず抜群なポジショニング。

  他にも先頭には会長の姿。会長と一緒に山口さん。
あれは黄門様をガードする助さんだね。角さんは84時間の部の泉さん、後から追いついてくるはず。じゃあ八兵衛は誰だろうというと、多分コウタローさん。


  隣の人のライト周り。
金具を自作してステムから伸ばしています。参加者のバイクは細かい工夫がしてあって面白いです。


  ようやくスタート地点まで来ました。
一緒に並んたけさんや河内さんは第一ウェーブでスタートしたのに、私は50分遅れの第三ウェーブ。
炎天下の中の50分で既にボトルの水は半分無くなってます。


  あれ?岩本さん。
私の後ろのほうにいるなあと思ったらいつの間にか消えてたけどどうしてここに?
左側の列が進まないから一旦引き返して右側に移ったと。それで私と同じスタートですか…

  レースでもそうだけど、私は集団内でのポジショニング下手なんだよね。
特に今回はパニアバッグが邪魔になってしまって前に全然進めませんでした。

  このバルーンの先では火の輪を回して大道芸人がスタート前の退屈な時間を繋いでいます。


  民族楽器?で音楽を奏でている人も。

  2011年8月21日18時50分。PBP、スタート。



  ホテルから会場まで。
右にグギっと曲がっている所で80時間の通過を見学。コースはここをホテルとは逆に西に曲がります。

■8/21, Stage-12 (ホテル - PBPスタート地点)
走行距離 5km
累積標高 88m

■ここまでの累積: 距離 1155km, 標高 7839m

  PBPが始まると写真全然無いんです…一眼持ってるのに何故か撮る気しなかったんです…
これからの日記どうしよう。