5kmでエンドが折れて放置状態だったタンデムのその後の話です。
あとはこの自転車、PROGRESSIVE TDM-710のことなど。
自転車の詳しいスペックページはこちらのメーカー製品紹介ページへ。
エンドが折れた後購入したショップにメールしたところ、メーカーの話ではエンド成型時空気が入るなどして脆くなっていたのではないかとのこと。
乗る前にRDのワイヤー調整をしているので、もしエンドが曲がっていたりしたら私もここで気づいたと思います。ワイヤー調整で吸収できるレベルのズレにならないし。
で、新しいエンド、チェーン、シフトワイヤーを送ってもらうことになりました。
テンションプーリーが回らなくなっていたRDは、バラしたところブッシュベアリング外側のプレートが変形していたようで、プーリーの在庫はウチにあったので交換して終了。
1週間も経たないうちにエンド、チェーン、ワイヤー、それからチェーン洗浄&オイルのスプレーが送られてきました。最後のはサービスかな。
その間にWiggleでタンデム用のワイヤー、キャリアなどを注文し、ドロップ化に備えます。
STIは妻のTOKYO BIKEにつけていたR700を。2世代前(x700系)のシマノのSTIの形って好きじゃないんだけど、家にあるフロントトリプル兼用の9速はこいつのみ。
ハンドルは同じくTOKYO BIKEで使っていた芯-芯380を試したところ狭すぎてダメでした。
2cmで違和感出るものだなー。400->420に2cm広い完成車乗ったときは違和感無かったのに。あまり追加投資したくは無いのですが、ハンドル購入。
wiggleで買った250cmのシフトワイヤーでもリアに10cmほど足りずにショップから送ってもらったワイヤーを使用。
アウターをあと10cmくらいなら短くできそうで、ハンドル高によってはもしかしたら250cmでギリギリ足りるかもしれません。
それからブレーキ。
ドロップハンドル用のSTIはフラットバーのブレーキと比べてワイヤーを引く量が少ないんです。
このため、そのまま付け替えるだけだとVブレーキが全然動かないという問題が発生してしまいます。
これを解決する一般的な手段は3つ。
1) Vブレーキのワイヤー引き量に対応したドロップ用ブレーキを使う
2) トラベルエージェントなるワイヤー引き量変更器具を取り付ける
3) 通常のVブレーキよりアームの長さが短い、通称miniVに取り替える
1)はSTIでそういう製品が無いので却下。ブレーキレバー一体型のシフターにしたいですから。
2)は実物見たことありませんが、多分ウズマキ状になってる金具にワイヤー沿わせて、偏芯カムみたいに可動量を変更する器具。これが機構のわりに高いと感じたのと、ブレーキに余計な物つけたくないのとで、3)を選択しました。(トラベルエージェントより安い似た製品があったみたいだけど簡単に手に入れられなかった)
で、miniVも購入。
このようにアームが短いことにより、少ないワイヤー引き量で同等のブレーキシュー移動が実現します。
もちろん「てこ」の比率が変わったぶん制動力は落ちますが、同じSTIでブレーキを引く以上どこで吸収するかってだけの話で、どの解決法を用いようともフラットバーと同じにはなりません。
ただこのminiV。これに換えてもまだワイヤーに対するシューの可動量がロード用キャリパーより少なく、リムとのクリアランスが少ないシビアなセッティングになりました。
ストーカー(後ろの人)用ハンドルは余っていたTTバイクのブルホーンにします。
エアロ的にグッド。
リアキャリアは購入したTUBUS標準のシートステイとを繋ぐ金具の長さが足りず、FOCUSに使っていたTOPEAKのものを使いました。
TUBUSの長い金具は別売りで買えるようです。
シートステイについたダボ穴だとブレーキが干渉して直線でキャリアと繋げないんですが、皆さんどうしてるんでしょ?
佐藤家は金具が曲がっていたような???
これはタンデム購入前に写真見て予想していたことで、計画通り在庫パーツのダボ穴付きシートクランプで対応します。
ステムは変なつくり。
突起のある、10cmの「コラムスペーサー(のようなもの)」を取り付けてヘッドベアリングの玉当りを調整したあとにステムを外側から締め付けます。
こんなステムあるんですね、利点は高さを簡単に変更できること。欠点はコラムの長さに合わせたスペーサーを使わないといけないことかな。通常のように短いものを幾つも重ねる方式ではありませんので。
エキセントリックBB。前後クランク間のチェーンを張るためにBBが動くようになっています。BBそのものが偏芯してる製品かと思ったら、通常のBBを取り付ける部分が偏芯で回転します。
ここでこの自転車のポジション、サイズに関して。
製品紹介ページでは適応身長がPILOT / 165~185cm、STALKER / 150~170cmとなっています。
私の身長が178、妻が161で、かなりトップチューブ(パイロット-ストーカー間)が短いなあと感じました。
まず妻側。
購入時についてきているサスペンションシートポストでは、サドルを一番後ろに引いてもまだ後退量が足りません。
この為、少しオフセットの大きい在庫のカーボンシートポストに変更しました。
あとはハンドル位置が近すぎます。これはパイロット側のシートポストに通常のステムで取り付けているのでこのステムを短くすれば遠くなりますが、今以上短くするとパイロットの太腿がハンドルに当たってしまい漕げません。どうにもなりません。
そして私。
サドル高78cmだと、付属のシートポストでは出せる目盛りMAXまで上げても2cm足りませんでした。
これも在庫があったので変更。身長185cmの人にはかなり厳しいと思います。
さらにこちらもサドル後退量、ストーカーのハンドルに腿があたってしまうのでどんなオフセットシートポストを使っても後ろに下げれません。ここはストーカーのステム長との兼ね合いです。
とにかく2人の持つロードをくっ付けたようにはならずに苦労しました。
さらにはクランク長、デフォルトでは175mm,170mmが付いています。私の175はぴったりでも妻に170はちょっと長すぎ。クランク長とフレームサイズが合っていないと感じました。
これは多分入手しやすいタンデム用クランクセットがこの長さだからと思われます。tomo&kazuさんのトコはかなり苦労してクランク入手してるっぽいです。ウチは財政難なのでこのままかな。
リアハブ幅は140mm。
ロード用どころかマウンテンバイクの135mmより広いです。このためローラー台に取り付けるのがギリギリ。
タイヤサイドが横のプラスチックに擦ってしまったので(ハブ幅がローラー台のサイズ一杯で左右に調整できない)、タイヤの太さを32Cから28Cに変更しました。
さて、5kmしか乗らずに室内にセッティングされてしまったタンデム。
以前はこのリビングに2台並んでましたが、タンデム化により省スペースに成功。(もとあった2台の置き場はおいおい考えるとして…)
2012年鈴木家練はこれがメインとなります。
メリットとしてはどちらかがサボっているのがバレる!これでスパルタばっちしです。
またヒルクラ夫婦として復活ですよ。
タンデムいろいろ弄ってて凄いことに気づきました。
エチェバリア乗り改。この超エアロポジションでなんと漕ぐことが可能。(実際はストーカーのハンドルが腿に当たるので外さないと無理)
一人でもタンデム最強!
リアハブ140mmでは家のPowerTapも使えず。
コンピュトレーナーに繋いだので、これで2人で漕いだときの合計出力とかトルク分布とかがわかります。
データとかはそのうちトレーニング日記として上げますね。前後のクランクを90度ずらすとかも試したいし。
佐藤家のやつのリアキャリアの支柱は、うまいことオフセットする曲げがはいっていてブレーキをぎりぎり避けてます。運がよかった。
返信削除キャプテン-ストーカーの距離については、不思議なのですが少なくともBB間の距離は全て同じらしいです。根拠はタイミングベルト用カーボンベルトが一種類しかラインナップされていないので。
あとなんかあったかな・・・。佐藤家のクランク長は172.5と165。なぜかキャプテン用に170mmが無いFSA・・・。
トラベルエージェントはワイヤーを数センチ食われるので長さギリギリだったら着けないほうが良いですよ。使ってみたいなら在庫してるのであげます。
返信削除>さとうさん
返信削除>不思議なのですが少なくともBB間の距離は全て同じらしいです
なにーウチらですら狭いと感じるのに、ストーカー大型の人って乗れないじゃん。パイロットに抱きつく感じ?
>けさん
もうminiV買っちゃったから大丈夫です。ブレーキワイヤーのほうは長さは十分足りてますよ。
ところで、エンドって鍛造じゃないの?又は削りだしか。成型時空気が入るって鋳造?それはもろすぎると思うのだけど。。。
返信削除>すけさん
返信削除うーん、送られてきたヤツはとても脆そうで少なくとも削りだしには見えませんでした。(なんとなくですが小さい側の面の角がかなり丸い)
最近のエンドは折れて本体のダメージ無くす方向なのかなあ?なんて簡単に考えてましたが脆すぎですかねえ。