2017/04/28

2015GW その8: 天国の終わり

■5/5
  ヘブンウィーク最終日200km

  ここまで速く走れていないので、最後くらいは全力で走ってみる事にしました。
  私、こいうった連続ブルベだと脚のダメージが大きくて後半は速度が出なくて、黒澤さんとか落合さんとか、よく最後までグロス25km/h維持できるよなあといつも感心しているのです。

  でまあ、途中パンクもあったものの、やってみたらなんとかなったのですが、前日は200kmダラダラ走って回復したから連続してとは言えないか。


荷物車より速く着いてゴールで談話

  とにかくこれで300,400,600,200と続いたヘブンウィークは終わり。主催の福岡スタッフの皆さんありがとうございます。また開催されることがあったら来ますね。

  その後は北九州まで走ってホテルへ。ヘブンウィークは終わっても、まだ家までの行程が残っているのです。




■5/6
  帰りは関門人道トンネルで。


トンネルは歩き

  自転車は乗ってはダメを無視して走り、スピーカーで注意されている人、毎回1人は見ます。
  帰りは日本海側を周って帰る予定です。しかし昨日結構踏んだのが原因で脚が痛い…やっぱり私の貧弱な脚では2日連続で速く走るのはキツいです。どのくらいダメダメかというと。


もうこれが超級峠

  他にもこの日は、作成していたスズキケジャージのやり取りを業者と行いながらの走行で、全然進めません。それにやっぱり喉が痛いな。
  なんとか走り続けますが、予定していた松江に着いたのは5時、予約していたホテルには朝入り、結局そのまま連泊して、1日寝て過ごしました。





■5/8
  丸一日休憩してしまったので、もう家まで自走で帰るのは絶望的です。
  疲れも想像以上に溜まっていて、なにより喉の痛みは悪化し、咳が止まらなくなりました。春先によく咳喘息にかかることがあるのですが、どうも咳によって喉を傷めて、それが原因でまた咳が出てしまうようです。

  残念ですが今回のサイクリングはこれで終了かな。


ウシを見たり


ハワイに寄ったりしながら

  福知山手前の健康ランド&ホテルに泊まることにしました。通常の2倍サイズの部屋しか空いていなかったようで、そこに案内されます。


この部屋で一人で何をしろと…



■5/9
  この日は土曜日、GWはまだ一日あったのですが、


朝食を食べて

  駅まで40km走ってオシマイ。2015年GWはこれで終了です。


2015GW その7: 桜島はいつも雨

■5/3
  残念なことにこの日の天気予報は雨です。


雨対策する参加者たち

  スタート時にはまだ降っていなかったものの、1時間も経たずに降り出す予報。
  前回2013年もそんな感じで、気温が高かったので濡れてもいいかなと雨具着ずに走ったところ冷えてかなりダメージを受けてしまいました。今回は私もカッパを着こんでの出走。

  スタートして間もなく雨は降り始めます。雨脚は強くてカッパを着て正解だったなとは思うのですが、気温はそれなりにあって汗をかきます。この日の600km、宿は予約していないし、できたらゴールまで一気に走りたかったため、速度を抑えてゆっくりと。
  海の向こうに見える桜島からは黒煙がモクモクと上がっていました。そういえば昨日も「煙が見えた」と言っていた参加者いたっけ。

  桜島、自転車で周りを走ると、活火山というのがどういうものなのか思い知らされます。
  火山灰は普段見る灰ではなくガラス質の鉱石がメインであり、そんな中走り続けると驚くほどの早さで、チェーンやブレーキシューは摩耗していきます。元会長の岩本さんも「桜島の周りなんて走りたくないよ、灰だらけだし」なんてことをボヤいていた記憶があります。

  前回写真も撮ったし、今回は止まることなく淡々と走り続けて桜島通過。速くはないのだけれど、止まらずに走れていていい感じです。しかしやはり敵は雨、


寒い…

  日が沈みだすと寒さで走る気が失せてきました。今回のヘブンウィーク、できれば長距離休まずに走りたいけど、翌月のRAWを考えると無理は禁物、なのでさっさと諦めます。あ、諦めが早いのはいつものことか、とにかく温まりたくてホテルを検索。

  今はGW、頼みの綱のAZホテルも、高鍋にも日向にも空き部屋はありません。あー延岡のホテルに空きがあります、そこまで走らなきゃいけないのか、ああ面倒だな。ホテル到着する前に雨は止んできたのですが、当然走り続ける気はおきずにチェックイン。貯金は9時間ちょっと、ゆっくり寝れそうです。
  雨と火山灰でドロドロになった靴下を風呂場で洗いますが、洗っても洗っても黒い液体が出続ける、と火山灰の恐ろしさを再認識したのでした。



■5/4
  朝起きると、雨は完全に上がっていました。いい天気になりそうです。


しっかり朝食を食べます

  あと200km、一日かけてゆっくり走ればいいか。


いつも買ってるうずまき

  餡が大量に含まれているし、背中のポケットにスッポリ収まる棒状だし、補給食にいいと思うんですよね(皮で脂質も多そうだけど)。


謎のゆるキャラ

  写真チェックの水族館にはゆるキャラいました。かわいい。
  この水族館の折り返しでよっしーと出会います。前回はうずまきを餌にしてヘロヘロの私を引かせ、非常に役立ちました。今回もまた一緒に走ることにします。


今年も役立つよっしー

  その後は前を走っていた城さん、ひであさん、木内さんを吸収して、ゴールまで。途中の登りでよっしーと城さんがやりあっていましたが、もうオッサンにはついていけんよ。

  ゴールして、ホテルで宴会はまだかなーと待っているとマヤさんから、温泉に行かない?と誘いを受けました。なんでも地元の方に秘湯に連れて行って頂けるそうで、喜んで話に乗ります。

  車でダートの山道を登っていき、


暗闇の中湧く温泉へ

  いつもはなんか物凄く豪快な人なんですけど、「zuccha見たらダメよ」的な、乙女チックなマヤさん初めて見ましたよ。
  いや真っ暗で懐中電灯頼りに入るような温泉なので、他の人の姿なんて全然見えないのですけどね。


自転車LEDライトが頼り

  さてこの温泉を出た後はもう一か所、そちらはもう少しアクセスが良いとことにあるのですが、墓地の裏で人気[にんき]が無いとかいう話で、


ホントに墓地の裏でした

  貴重な体験できました。ありがとうございます。ホテルに戻ってからは食事に、今年は近場のラーメン屋。


ラーメンとラーメンと替え玉

  うーん、なんだか前日から喉が痛むのよね。唾液に血が混ざってたし、火山灰でジョリジョリになったボトルの水を飲んでて喉が傷ついた、ってそんなことあるのかな?それともただの風邪か…まあ宴会もほどほどにしっかり眠るとしますか(夜食と酒を買いこんで部屋に戻ったのですが)


2017/04/27

2015GW その6: 初めての砂風呂

  どうやら近くの駅から指宿までは1時間に1本しか電車が無い模様。時間は十分にあるし、まあ適当にブラブラ行けばいいよね。


どこの国の王子だよ

  指宿、漢字では書けませんが名前は聞いたことあるし、結構大きい都市なのかなと思っていました。
  別府とはいかないまでも栄えた都市を想像していたのが、電車から降りたらひなびた温泉街。いえ、別に悪い言ってるわけじゃなくて、ちょっと思ったのと違ったというか…

  「砂むし会館」という所が大きくて昼間からやってて、4人でそこを目指して歩きます。んーなんだろう?観光地という感じではないんだよね、地元向け商店でビールを買って


足風呂に入るビールクズ

  いやー昼前からビールっていいですね。ロードシューズで歩くのは疲れるから靴脱いで裸足で歩いてきたので、足風呂で休めて丁度いいです。
  砂むし会館はそれなりに賑わっていました。お客さんはみなバスで来たのかしら。ピチピチのジャージから浴衣に着替えて


いよいよ砂風呂初体験


ドキドキ


うおー気持ちいいー

  少しの仮眠で400km走った直後だったこともあって、完全に寝落ちしました。


食堂に行ってビール

  まだ12時前です。時間はあっても観光に出歩く体力は無し。食事を摂った後はテラスの椅子でお昼寝してから宿に戻ります。


  こんな感じで九州ヘブンウィーク、各ブルベの間には十分な時間が設けられているんです。
  仮に今回の400kmが制限時間ギリギリの27時間ゴールだったとしても、宿到着は13時、翌日の600km前に観光する時間は十分取れます。

  宿に戻ってからも戻ってきた参加者たちと食堂で飲み。大きな宴会という感じにはならなかったかな、明日の天気予報が雨で、ザワつく食堂。ツマミとビールを買って部屋に戻り、ギリギリまで抵抗を試みるも疲労からくる眠気には逆らえず、気がついたら眠りに落ちていました。

2017/04/26

2015GW その5: 大事なのはやっぱり睡眠

■5/1
  そうだ、2日目の400kmの話に入る前に、この連続ブルベの特徴を書かなきゃ。

  埼玉の東北1700、北海道パラダイスウィーク、過去各地で行われている連続ブルベだけど、九州ヘブンはスタッフの方が車で追走してくれ、荷物を次の宿に運ぶサービスがあります。もちろん、次はあるかどうかわかりませんし、前回は無料だったこのサービスも今回は1回500円。それでも、飛行機輪行で使った重い輪行袋や、着替えなどを次のホテルに運んで頂けるのは嬉しいところです。


今日はいい天気

  確か前回はあまりに皆がオカワリしすぎて朝食のごはんが無くなったのでした。ほどほどに食べてスタートします。

  この日の400km、序盤は大きな峠も無く、首都圏発着のブルベと比べればまあ信号も少ない高速コース。
  目的地「指宿」は砂風呂で有名です。ちなみにこれで「いぶすき」なんですね。読みは知っていましたが、漢字は書けないなあ。

  前回ゴールした後イナさんに「あれ?砂風呂行かなかったの?」みたいな屈辱を受けたため、今回は余裕を持ってゴールして夕食までに砂風呂に繰り出したい!
  というわけでスタートから全力です。脚が、脚がすごく回ります。家を出てから1650km、ここまで思うように走れなかったのが嘘のように気分よく疾走。やっぱり昨日しっかり寝れたからかな。今まであまり寝れてなかったからなあ。

  よっしー、それからひであさん、城さん、木内さんもついてきて、5人でPC1へ。グロス30km/hを超えるハイペース。時間は十分にあるため、コンビニ飯じゃなくしっかりとした飯屋で食事をとることにしました。


海鮮丼と定食

  40分くらい、食べてダラーっとしたら出発です。
飯屋を出てすぐに会ったのは、北海道から参加して一人で走っている女性参加者。名前も、走れる人ってことも知ってたけど、この速度でも食事してる間に抜かれてるんだ…速いよねーヒソヒソしながらパスして、PC2へ。


前回もこんなおもてなしムード

  「加油!」は台湾からの参加者向けでしょうね。頑張れ、って意味です。
  コンビニで食事してたら地元参加の人に、くまモンの黒棒(黒糖菓子)を頂きます。でもそれ、私も買った直後でした。

  その後も快調に次のPC「弁当のヒライ」へ。ここヒライではしっかり食べて50分くらい居たのかな、後から考えると、弁当を買って進んだほうがよかったかも、それは今日の目的地、銭湯の休憩室が21時に閉まってしまうから。
  ご飯を食べて、ひであさんは寄るところがあるということでここでお別れ。残りの我々は銭湯でスッキリ。


そして仮眠

  この銭湯は2013年の前回、イナさんと一緒に入ったところ。その時はもう閉店間際で休憩室は開いておらず、椅子に座って少しウトウトしたんだっけ。ケツのワレメまで真っ黒だったイナさんにビビったのもココ。(事前に日焼けサロンで焼いてきたらしい)


しっかり寝る

  他にお客さんもおらず、電気を消して寝かせてもらいます。こんなにしっかり寝れるんだったら、ヒライで時間潰さずにすぐここに向かうんだったよ。
  誰もいないから休憩室利用時間の21時までじゃなくて、銭湯営業時間の22時まで寝かせて頂けるのではーなんて甘いことはなく、21時に起こされました。なんかちょっと体がカユい気もしつつ、準備して再出発。


王子に興味を持つマダム

  外では我らが王子よっしーがオバチャンキラーぶりを発揮して質問攻めにあっていました。



  で、銭湯で寝たとはいえ、なんだかまだ寝足りません。ここまでハイペースで走ってきたこともあって、銭湯を出てすぐに「もっと休憩」コール。コンビニでガム等眠気覚ましグッズを購入します。木内さんは寄らずに先行。

  この先はダラダラとした長い登りが続きます。疲労で集中力が切れかけいた私は、よっしーと城さんに「高速レースのような速いペースでのローテーション」を要求。走行速度はたいして速くないものの、先頭は数秒でグルグル交代。これ、集中しないと危ない、って集中できていいわー。2人は何故こんなことをしなければならないのか、若干不服そうでしたが、辛い時間帯をこれで乗り切り夜明けへ。日が出てしまえばダルさはあっても、もうゴールは目前。


あの山の向こうがゴール


オラの開聞岳を喰らえー

  ほぼ予定していた通りの時間にゴールできました。これで砂風呂に行けます。
  宿から指宿市街までは10km弱、もちろん、誰も「自転車で行こう」とは言い出しません。自転車を宿に置いて電車駅へ。


2017/04/25

2015GW その4: 私もツキイチ

■4/30
  峠を下るうちに土砂降りは、まあなんとか普通の雨くらいにまで収まってきました。後ろについてきてた台湾の人はPC1で仲間と合流できたのか居なくなります。


あ、マヤさん

  コンビニで暖かい物を食べたら体も少し回復、なんとかやる気を取り戻します。あとはあまりダメージ受けないようにゆっくり走ってゴールを目指せばいいか。
  ここからは海岸沿いの道、松林かな?なにか名所っぽい看板がありましたが、毎回ここを通るのは真夜中なので景色も何もありません。

  雨の中ひたすら走っていると、何かが変です。しばらくずっと一本道のはずとはいえ、GPSの画面、あまりに変化無さ過ぎじゃない?
  現在位置をロストしているのかな?と電源を切ってもう一度入れ…電源2度と入りません。まさかのGPS死亡。

  こんな時鎌野さんなら冗長性がとか言いながら2つ目のGPSを取り出すんでしょうけど、残念ながら私はそんな計画的な人生を歩んでないです。
  暫くその場で佇み、後ろから来た人、あっ、ちょうどマヤさんだ、に事情を話して後ろに着かせてもらうことにしました。チコリンさんも一緒。

  いやー、さっきは台湾の人に、コースくらい自分でなんとかしなよ、なんて思った矢先に自分がツキイチです。知らない人だったら恥ずかしいのですがマヤさんで助かりました。その後はずっとマヤさん、チコリンさんと一緒に。次のPCでキューシートをコピーさせて貰いますが、この雨の中、紙のキューシートをハンドルにマウントできるような装備持ってないのよね。

  ガワを開けたGPSをコンビニのトイレのエアタオルで乾かそうとするも、一瞬電源入ったか?と見せかけてやっぱりダメでした。

  夜明けが近づき、眠気が増してきます。しかしこの2人を逃したらこの先ゴールまで辿りつけません。次の交差点までどれだけあるか聞いて、ダッシュして先行し、彼女たちが来るまで道端で突っ立って仮眠、これの繰り返しです。
  残り100km、平戸大橋手前で雨は上がり、コピーしたキューシートをハンドルに括り付けれるようになりました。ここで2人とはお別れ。ありがとうございました。

  しかし久々のキューシート走行、佐世保市街では現在位置をロストし、完全な迷子状態に。
  南に向かって走って港に出ればコースに復帰できるはず、そう考えてウロウロしていると遥か先に反射ベスト発見、急いで追いかけてなんとかコースに復帰します。

  この迷走で時間をとられたのか、マヤさんたちには最後のPCで追いつかれます。そういえば一緒に走ってた時、マヤさんの自転車、後輪が結構振れていたような?
  聞くと本人も認識していたようで振れはどんどん酷くなっていってるとのこと。ホイールを確認したらニップル穴にクラック入ってました。それも2か所…

  たぶん他のニップル穴にも異常なテンションかかってるでしょうから、このホイールで走るのは危険です。でもそんな事言ってもマヤさん聞きそうにないしなあ。
  とりあえずニップルレンチは持っていたので、取れるだけ振れを取ります。この後はまたマヤさんの後ろを、ホイールに異常が起きないか確認しながらゆっくりゴールへ。

  あーでも、私が弄ったホイールが分解して事故に遭われたら大変だし、ここは自分のホイールを差し出して調整ホイールは私が使うべきだったのでは?まあ無事ゴールできたのでよかったです。
  その後マヤさんの自転車は自転車屋に運ばれますが、ホイールの他にハンドルにもクラックが見つかり、翌日の400kmはDNSとなりました。ノーメンテで走りすぎ…


開いて乾かします

  宿についてからGPSは復活しました。よかった、明日からキューシートはかなりキツいからね。

  そして九州ヘブンウィークといえば、


メインは宴会です

  とても疲れていて、今年は1次会で終了でした。ホテルのママさんと夜中まで飲んでた人もいたみたいです。


リタイア王子

  よっしーがリタイアしていたのをここで知ります。
紫外線を浴び過ぎてか、くちびるおばけみたいになっていました。


  水没でログ残らず

2015GW その3: 大雨ヘブン

  前回の日記を見たよっしーから、「遅かったのは同行者のせいに読めるけどオマエの頻尿のせいだ!」と突っ込まれました。ああ、確かに暑さと頻尿でコンビニに寄りまくってましたね。塩タブレットはそれで買ったんでした。(このころはまだ塩小瓶を持ち歩いていなかった)

  朝起きて彼と合流して、さて今日は九州へ。
今まで何度か九州には行っていますが、すべて関門人道トンネルでの上陸でした。しかし王子よっしーは船で渡ると言い出します。どれだけブルジョアなのさ。


んもんか?日本語難しい


たまには船もいいですかね

  料金は大人400円+自転車250円でした。軽車両20円だったトンネルの30倍です。15回九州来れます。


5分足らずで九州へ

  この日はブルベスタートの19時までに70km走るだけ。2人とも疲れ切っていてダラダラモードだったので


途中でマッサージに寄ってみました

  これだけ筋肉がダメージを受けている状態で、その辺のチェーンマッサージ店で揉んで貰って効果があるのか(逆効果じゃない?)って疑問はありましたが、気持ちよく寝れたのでOKです。


ベコちゃん


さっきラーメンを食べたのにまた休憩、この辺りは唐揚げが有名

  スタート地点近くの銭湯に着いたのは17時、受け付け開始まであと2時間しかありません。


とりあえず仮眠


全国から参加者が終結

  同じ会社のひであさん、城さんともここで合流(もちろん彼らは飛行機で来た)。


19時半、九州ヘブンウィークがスタート

  残念なことに今晩は雨予報、しかし降り始めるまではまだ少し時間がありそうです。このコース、スタートしてすぐに400mほどの峠を登ります。カッパを着ていては暑くて登れないので薄着のまま。

  そもそも今の疲労状態で300kmを走るのは厳しいでしょう。スタート直後のテンション高い状態の間にできる限り高速で走り、距離を進めなくてはなりません。できれば一気に走り切りたいけど、疲れたらどこかで仮眠かしら。とにかく速く走りたかったので、よっしーその他とは一緒に走らず、スタートから一人全力。

  はい、いつもの過ちですね…

  峠下りで降り始める雨、それも目の前が全く見えなくなるほどの大雨です。あっという間に全身ずぶ濡れ、下りきった頃には寒さで動けなくなっていました。


開始わずか2時間半でリタイアの危機

  コースを少し外れた地点にあった公会堂の軒下で雨宿りします。疲労が積み重なった状態での雨、体の冷え、今更カッパを着て服を着替えますが、濡れて冷えた体はもう温まりません。完全にいつものパターンです。学習能力無い…
  この時はもう、気分はリタイアでした。スマホでホテル探します。

  しかしホテルどころかこの辺りにはコンビニもありません。ここに居ても寒いだけなので、40分くらい休憩した後、PC1方向に移動しようかと覚悟を決めると、

  台湾からの参加者に「道わからないから案内してくれない?」と声をかけられました。
「まったく、自分でコース確認できる準備しとけよ」、と思いつつも前をひいたことで、なんとかPC1まで走る気力が維持できたのかと思います。結果オーライ。

  ちなみに、よっしーはこの時点でリタイアしていました。


2017/04/23

2015GW その2: 男ふたり旅

■4/27
  前日走ってないけど、これからに備えてしっかり食べます。


ホテル朝食はバイキングかどうかが重要

  朝食後によっしーと合流、さて行きますか。


これから福岡まで一緒に

  交通量の多く走りづらい名古屋を抜けてからは、亀山で国道25号、バイパスの側道に入ります。一部未舗装区間がありますが、車はすべてバイパスである名阪国道(無料)を通るため交通量はほぼ無く、関西方面に向かう時はいつもここを通っています。


この辺りまでは快調

  よっしーとは脚も合うので、一緒にローテーションしながら走れば相当速く走れるんじゃない?計画を立てた時点ではそんな風に考えていました。しかし前日の600kmの疲れもあり(私は無いけど)、思っていたほど速く走れません。


休憩が多い!

  一人で調子がいい時は殆ど休憩せずに走るのですが、どうしても休みながらの走行になってしまいます。
  大阪市街に近づくと交通量も増えて走りづらくなってきます。山陰経由だと遠回りすぎるし、大阪通過はいつも難所。関西は土地勘無いからなあ。


夕日に沈む明石海峡大橋

  神戸通過時点で既に日が暮れ始めます。この日の目的地は岡山、これ、当日中に着くのは厳しいかも。

  姫路、相生からは普段国道250号を走るのですが、この日は微妙なアップダウンを避けて早く目的地に着くために国道2号を選択してしまいました。交通量が多く、自転車向きの道ではない2号、しかし以前走った時はそこまで恐怖を感じなかった記憶が…
  しかし深夜の2号は凶悪でした、トラックが、全く減速もせずに自転車スレスレを追い抜いていきます。ブルベ装備で反射ベストや尾灯など目立つ格好をしていても、そもそも運転手が自転車に対して気を遣う気配は全くありません。

  困ったのがトンネル、トラック減速せずに突っ込んでくるから幅の狭いトンネル内は死亡じゃない?
  暫く車が来ないことを確認し、よっしーと2人でTT状態でトンネルを抜けます。生きた心地がしませんでした、現地走ってる人にとっては当たり前かもしれません、2号は走ってはいけませんね。いつも通り250号で迂回すべきでした。

  岡山のホテル到着は1時過ぎ。明日は一気に下関まで、あまり寝る時間はありません。ブルベ前からブルベみたいなものになっちゃったな。



■4/28 合流2日目


今日もコンビニ飯が美味い

  トイレに寄ったディスカウントストアで、塩タブレットが安売りしていました。


大量購入

  飽きてきます。いくら友人と一緒とはいえ、ロングライドは飽きてきます。しかもいつものコンビニ飯…
  「牡蠣食おうぜ!牡蠣!」広島通過時に暴れますが、「ブルベ中は当たったら嫌なので牡蠣は食わない」と冷静なよっしー。
  それでもなんとか説き伏せて見かけた店に寄ったら閉まってました…


しかたないのでモツ食います

  この日もホテル到着は0時をまわってしまいました。
予定より速く走れず、そのツケは翌日に。九州についてヘブンウィークが始まるまで、この遅れを取り戻すことが出来ません。


ホテルまであと10km

  2人とも死にかけ。
私が予約してるホテルはコインランドリーがなく、洗濯物をよっしーに預けて別ホテルにチェックイン。九州ヘブンは明日の夜からスタートです。素晴らしいヘブン状態です…