アメリカ大陸横断レース

2018年6月12日(日本時間6月13日4時)、アメリカ大陸横断レースに参加します。
詳細はRAAM通信にて。
・その1:RAAMって何? ・その2:チーム紹介 ・その3:過去の記録 ・その4;よもやま話

・公式サイト

■RAAMって何?

RAAMは「Race Across AMerica」の単語の先頭(+1)を並べたもので、直訳すると「アメリカ横断レース」


1982年から開催されているこの自転車レースは今年2018年で37回目。年々コース変更はあるものの、西海岸からスタートして東海岸まで、総距離約3000マイル(4828km)、獲得標高175000フィート(53340m)を12日間以内で走るという基本ルールは変わっていません。

今年2018年のコースはカリフォルニア州オーシャンサイドからメリーランド州アナポリスまで、距離4939km、獲得標高54701mとなっています。


■基本ルール

※ここではソロのルールを挙げています。

・レースの為の公道封鎖は行われない。(各州警察に届け出はされている)

・ドラフティングは禁止、1分間隔時差スタートの完全なタイムトライアル。

・レーサーにはGPSが渡される。レストランでの休憩等、コースから一定時間外れる場合は必ず本部に連絡しなくてはならない。

・1チームはレーサーの他にサポートカー2台、車1台に対しドライバー2名のクルースタッフを用意しなければならない。(参加チームの多くは8~12名)

・信号無視等の交通法規違反は一発失格。

公道封鎖は行われず一般車と一緒に行われるレースですが、それ故に交通法規違反等に関しては重大なペナルティーが与えられます。また巡回オフィシャルカーやボランティアの立哨などチェック体制もあり、レースとして「ズル」が出来ないような仕組みになっています。


■最も過酷な自転車レース!

距離/獲得標高のハードさだけでなく、様々な環境の中を走り続けねばならないこのRAAM。レーサーだけでなく、クルーもまた非常に消耗し、完走にはチーム一丸となった体制が必須です。(2016年の台湾チームはクルーが熱中症で入院していた)


クルーも耐久勝負

公式ではThe World’s Toughest Bicycle Race!(世界で最も過酷な自転車レース!)とうたっています。

暑さで脱水して全身攣ってる



■チーム紹介


□レーサー

鈴木裕和

43歳のオッサンサイクリスト

ダラダラと長距離走るのが好き。



□クルー

鈴木ちさ

クルーチーフ。他のクルーへの指示、補給担当。レンタカーや物資の手配などRAAM参加までの雑多な作業は全て任せている。

慎重派で咄嗟の判断は苦手。妻のためレース停止の判断が甘くなるのでは?とかレーサーが言う事聞かないのでは?とかいろいろ危惧されているが、まあ無事に帰ってくるにはそのくらい慎重で丁度いいのではないか。


立川一昭

補給、運転担当

2015年スズキケ第1次RAWクルー。70歳超のチーム最高齢にして2018年のBRMは600kmまで完走しているベテランランドヌール。

卓越した英語力とネゴシエーション力でチームを有利に導いてくれるはず。


本多海太郎

運転、機材整備担当

AJ神奈川代表。ブルベスタッフとして運転には慣れており、安心してフォローカーを任せられる。

自由奔放すぎるマヤさんを裏から制御するフィクサーでもある。


井手マヤ

運転、クッキング担当

AJ神奈川スタッフ。日本のブルベ黎明期から活躍する伝説的ランドヌーズ。

砂漠の太陽を利用したソーラークッキングで美味しい物を調理すると言って聞かない。ちゃんとサポートして貰えるのかな。


吉田仁

運転担当

R札幌代表。後半から参加。

レーサーが主催するAJZwift(ローラー台でのバーチャルブルベ)での唯一の3年連続SR保持者。やられてもやられても走り続ける熱いランドヌールであるが、AJZwift繋がりで今回はクルーとして参加してくれた。


蓑田一郎

運転、機材整備、マッサージ担当

VCRあおば副代表。前半のみ参加。

短距離~中距離に関してはレーサーより圧倒的に速く、その走力ゆえ、ひどいコースを作ることで有名。
あおばひどいの「い」は一郎の「い」である。


冨永栄治

運転、機材整備担当

元VCRあおばスタッフ。2015年スズキケ第1次RAWクルー。車でのアメリカ横断経験あり。

冷静沈着な性格と多岐にわたる能力により、2015年RAWリタイア時には故障したアポロ13を地球に帰還させるエド・ハリスに例えられた。


尾澤千恵子

運転担当

元RC名古屋代表。ゴール直前に離脱。

2017年にボレゴスプリングスで行われた24時間タイムトライアルでは666km走って女性3位に入賞、RAAMの出場権を獲得している。2019年RAAM参加予定。


村上ゆりか

補給、撮影担当

ペーパードライバーであるなどスキル的に妻と被っており、補給やチーム全体の情報把握係としてクルーチーフ代理を務めてくれる。

彼女の撮った花の写真は良く見るけど男の写真は見ないので綺麗な物しか撮りたくないのかもしれない。


山名英明

補給、広報担当

2016年スズキケ第2次RAWクルー。後半から参加。

@raam_japanの中の人。不精なレーサーに代わりRAAMビラを作ったりと情報拡散に努めている。
レーサーとは同じ大学で同じ会社(元)でもある。


荒堀淳一

補給、撮影、運転担当

アメリカ在住。一応補給係として動いて頂くことになっているが、運転もできる為いざという時はドライバーに。

道中のいろいろな景色を綺麗な写真に残してくれるのではと期待している。クルー内で唯一BRM600kmを走っていない常識サイクリスト。


根本俊之

運転、機材整備、DIY担当

アメリカ在住。クルーセミナーへの参加、各種資料の読み解き、データの作成などここまでクルーチーフ以上の作業量でチームに貢献している影のチーフ。

いろいろこなせる人であっても基本運転できる人はドライバーになってしまうので勿体ない。



https://www.facebook.com/groups/1470448736571892/
※情報交換用にグループを作りました。気軽に参加してくださいな。



■クオリファイ獲得レース


2016RAW

・2016RAWその1:One more time,One more chance
・2016RAWその2:再びアメリカへ
・2016RAWその3:こんにちは、ジェフ
・2016RAWその4:買い出しの一日
・2016RAWその5:あわや出走前ペナルティ
・2016RAWその6:スタート前のひととき
・2016RAWその7:砂漠へのエレベーター
・2016RAWその8:去年の自分を超えろ
・2016RAWその9:最速女性とレースの終わり
・2016RAWその10:冷却ベスト投入
・2016RAWその11:砂漠でヒルクライム
・2016RAWその12:砂漠でプール
・2016RAWその13:アリゾナへの憎しみ、そして愛。
・2016RAWその14:地獄へ戻れ
・2016RAWその15:危険なナバホ・ネイション
・2016RAWその16:モニュメントバレーの夜明け
・2016RAWその17:メキシカンハットでの復活と、唇痛い
・2016RAWその18:ゴール
・2016RAWその19:1/3の横断の感想

2015RAW

・2015RAWその1: 参加までのいきさつと結果
・2015RAWその2: 準備やルール、出発まで
・2015RAWその3: 出国、受け付けへ
・2015RAWその4: 楽しいのは夜
・2015RAWその5: 初めてのクルー共同作業
・2015RAWその6: 写真撮影、車検、美人あり
・2015RAWその7: 前に出るの?えっ?えっ?
・2015RAWその8: 緊張のスタート前
・2015RAWその9: 忍び寄る脱水
・2015RAWその10: 救急搬送、砂漠を走るということ
・2015RAWその11: 気がつけば I see you.
・2015RAWその12: 帰国、反省やレースの結果
・2015RAWその13: 予算とサポート

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