2018/06/04

RAAM通信vol.3:過去の記録

さてRAAM通信その3は、過去の記録や今回の出場選手などをまとめてみます。

■完走確率

ソロ完走確率:53.5%

過去36回、のべ参加者数1004名に対し、完走数は537名。

ソロ完走確率(女性):49.2%

のべ参加者数120名に対し、完走数は59名。
女性もいるとはいえやはり少ないです。

初参加でのソロ完走確率:48.3%

ユニーク参加者は545名、うち初参加で完走した人は263名。

チーム完走確率:92.4%

チームカテゴリの開催は1989年から。過去29回の参加656チーム中、完走は606チーム。
制限時間が短いとはいえ、他の人が走っている間に休む時間があるチームの完走率はソロと比べて非常に高いですね。

■ゼッケン番号

RAAMのソロ参加者は初参加時に振られたゼッケン番号が以降ずっと与えられます。
私のゼッケン番号は590。この番号は今後ほかの人に使われることは無く、再度出場する際は同じゼッケン番号での参加となります。
この為参加者の中にはジャージにゼッケン番号を入れる人も少なくありません。私もこっそり入れてます。

■記録

ソロ男性最短記録:7日15時間56分(Christoph Strasser)

2014年はコースが4860km、グロス速度は26.43km/h。いつ寝てるの……。
この年のストラッサーは主催者が事前に州警察に伝えていた通過時刻より速く進んでいくものだから、本部が追いかけながら各警察に連絡しなおして大変だったとの裏話を聞きました。

ソロ女性最短記録:9日4時間2分(Seana Hogan)

1995年の記録です。彼女は過去6回と男女合わせて最も多く優勝しています。

チーム最短記録:5日3時間45分

8人チームのグロス速度はなんと38.93km/h、めちゃ登りあるんですけどこのコース。4人チームだと5日8時間17分という記録があります。

最高年齢完走者:69歳(Herve Talabardon)

1995年PBPを43時間20分、2007年PBP(61歳)を44時間48分で完走。ツールドフランス出場経験のある2人の息子がクルーとしてサポートしています。
いろいろ別次元。

日本人最速:9日6時間(桜井要)

最速もなにも過去日本人の参加者はこの方しかいません。有力者でもリタイアが普通なこのレースで、1995年から1999年まで4回参加し4回とも完走しているところが凄すぎです。

■今年の参加者のみどころ

女性のソロ参加者は3人、全員過去完走経験あり。Hoganさんは流石に往年の速度は無いし、前回優勝者のNicole Reistさんが優勢でしょうか。ちなみに我々のチームは彼女のタイムを参考にプランニングしています。

RAAMフィニッシャーのNicoleさん

男性は…今回初参加が非常に多くてよくわかりません。初参加以外の顔ぶれでは過去最速記録を持つストラッサーが一人飛び抜けて速いでしょうか。

以前からよくこちらの動画を貼っているんですが、彼はこんなアホみたいな雷雨の中(動画1:30~)でも止まらずに進んでいくんですよ。そりゃ他と差がつきますって。

他には過去9日台でゴールしている人が数人。初参加者ではAndy Christensen氏が2015年RAWで私と同じくDNF。2016年RAWでは私より15時間速くゴールと、まあライバル?なんですが多分今回も先行されるかな。

「レースだから少しでもいい順位を」と言いたいです、そりゃできるものなら優勝したいです。ですが私の実力的に初参加完走の48.3%に入ることをまず狙っていかねばなりません。無理しまくって出来るかどうか。

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