RAAAM、出場チームの予算は平均6万ドルくらいなようです。
ソロ出場は日本人2人目と書きましたが、それだけ凄い事なんじゃなくて、お金、休み、人員確保の点でハードルが高いだけなのです。
スズキケではDINKsでの貯蓄を全突っ込みでの出場です。妻すまん。
またクルーには現地までの移動費は自費で負担して頂いています。本当にありがとうございます。
その他、ジャージ販売時に資金援助を呼びかけ、多くの人から寄付して頂きました。
無事帰国しましたら、なんらかのお礼をしたいと思っています。
山田 浩司さん
乾 和佳葉さん
高橋 幸雄さん
久保田 智也さん
牛 孟洋さん
田中 強さん
橘 浩則さん
小宮山 純平さん
原田 洋人さん
白木 緑さん
松山 弘世さん
川合家
村上 紀之さん
河村 拓己さん
矢萩 智晴さん
コバヤシ シゲルさん
塩野 智彦さん
矢田 博之さん
木原 寿さん
川野 晋一郎さん
山田 裕計さん
櫻井 梨恵さん
河合 英直さん
田中 真平さん
佐藤 貴さん
斉藤 啓志さん
杉本 真一さん
関根 啓由さん
中村 正茂さん
髙橋 宏通さん
平松 章治さん
伊藤 義康さん
小川 宣弘さん
柳沢 宏和さん
木本 貴美子さん
番場 千絵さん
横山 浩司さん
田代 雅美さん
志村 光一さん
近藤 新一郎さん
竹村 直紀さん
陳内 鉄生さん
佐久間 美穂さん
佐藤 聡教さん
菅田 大助さん
平林 幸典さん
木宮 晴代さん
内田 仁さん
馬 拉妹さんと台湾の仲間たち
くぼた歯科医院さん
ブルベ不動産さん
AJ福岡忘年会一同
(順不同・クルー除く)
ありがとうございました。
2018/06/08
2018/06/07
RAAM通信vol.5:レースの追いかけ方
スタート時刻は現地時間(PDT)6月12日12時(日本時間13日4時)ですが、ゴールとは時差(EDT)が3時間あります。
RAAMでレース中使われるタイムゾーンはゴール地点の時刻、EDTとなります。リザルト表に載る通過時刻もこれ、レースタイムではスタート時刻は6月12日15時ということですね。
過去の記録も検索できます。今年のソロは女性3名、男性30名。
名前やTS#数字のリンク先で、各タイムステーションの通過時間、ペナルティの有無などが表示されます。
GPSビーコンでライダーの位置情報を正確にトラッキングし、「コース外れてホテルに泊まってるな」とか、「リタイアしたのに返却せずに自宅に帰ったのでは?(去年あった)」などいろいろ確認できて面白いです。
上部のProjectionsを押すとここまでの平均速度からその後のTS通過タイムが予想されます。
グラフの傾きが水平になっている部分は「時間が経過しているが動いていない」=「睡眠など休憩している」部分。
2位が追い上げて逆転しようとしている、垂れてきたな、なども傾きでわかるため、眺めると面白いです。
去年や一昨年の記録も見れます。
・http://trackleaders.com/raam16
・http://trackleaders.com/raam17
去年のRACE FLOW(スクリーンショット)を見ると、ストラッサーの独走状態が良く分かりますね。休憩も少ないです。100時間弱経ってからスタートしたチームがソロ2位以下を追い抜いています。
実際のサイト上ではグラフの拡大もできます。
一昨年はDaily Recapsとして毎日インタビュームービーが作られていましたが、去年は無かったんですよね。今年はあるのかな?
・https://www.facebook.com/groups/1470448736571892/
公式FB
・https://www.facebook.com/RAAMraces/
twitter
twitterは#RAAM2018 #SUZUKIKEタグを使用しています。
クルーの山名さんが管理しているアカウント、RAAMに関係する呟きをリツイートしています。
・https://twitter.com/raam_japan
クルーの蓑田さんが、チームでtwitterしてる人をリストにしています。
・https://twitter.com/mino16/lists/raam2018
Instagram
今のところどの程度使われるのか不明です。
・https://www.instagram.com/raam_japan/
RAAMでレース中使われるタイムゾーンはゴール地点の時刻、EDTとなります。リザルト表に載る通過時刻もこれ、レースタイムではスタート時刻は6月12日15時ということですね。
■公式リザルト表
・http://www.raceacrossamerica.org/results.html過去の記録も検索できます。今年のソロは女性3名、男性30名。
名前やTS#数字のリンク先で、各タイムステーションの通過時間、ペナルティの有無などが表示されます。
■Live Tracking
・http://www.raceacrossamerica.org/live-tracking.htmlMAIN MAP
ゼッケン番号(私は590)の数字アイコンがアメリカ地図に表示され、誰がどこにいるか一目でわかります。GPSビーコンでライダーの位置情報を正確にトラッキングし、「コース外れてホテルに泊まってるな」とか、「リタイアしたのに返却せずに自宅に帰ったのでは?(去年あった)」などいろいろ確認できて面白いです。
LEADERBOARD
参加者のTS通過時刻が表示されます。上部のProjectionsを押すとここまでの平均速度からその後のTS通過タイムが予想されます。
RACE FLOW
縦軸が距離、横軸が時間で各参加者のデータがグラフ表示されます。グラフの傾きが水平になっている部分は「時間が経過しているが動いていない」=「睡眠など休憩している」部分。
2位が追い上げて逆転しようとしている、垂れてきたな、なども傾きでわかるため、眺めると面白いです。
去年や一昨年の記録も見れます。
・http://trackleaders.com/raam16
・http://trackleaders.com/raam17
去年のRACE FLOW(スクリーンショット)を見ると、ストラッサーの独走状態が良く分かりますね。休憩も少ないです。100時間弱経ってからスタートしたチームがソロ2位以下を追い抜いています。
実際のサイト上ではグラフの拡大もできます。
■映像、写真
・http://www.ultraracenews.org/一昨年はDaily Recapsとして毎日インタビュームービーが作られていましたが、去年は無かったんですよね。今年はあるのかな?
■SNS
FB
我々チームの情報公開グループ。お気軽に参加ください。・https://www.facebook.com/groups/1470448736571892/
公式FB
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クルーの山名さんが管理しているアカウント、RAAMに関係する呟きをリツイートしています。
・https://twitter.com/raam_japan
クルーの蓑田さんが、チームでtwitterしてる人をリストにしています。
・https://twitter.com/mino16/lists/raam2018
・https://www.instagram.com/raam_japan/
2018/06/06
RAAM通信vol.4:よもやま話
サポートカー付きのアメリカ横断レース、といっても皆さんピンと来ないと思うのでいろいろなRAAMネタを。
2)通常の車の速度でレーサーを抜き去り、路肩1.5m以上内側に止められる場所を探し停車して行うリープフロッグサポート
・サポートカーというと多くが1)のダイレクトサポートを想像すると思うが、渋滞緩和の為都市部でのダイレクトサポートは禁止されている。特に前半は1000km以上がこのダイレクトサポート禁止区間、先行して止まってのサポートとなる。
・しかし夜間(19時~翌日7時)までは危険なことから逆にダイレクトサポート必須。サポートカーに追い抜きをかけた車が前の自転車に気づかず撥ねることのないよう、フォロービークル(レーサーの後ろを追走すると登録した車)はレーサーの7m以内を追走しなくてはならない。ドライバーはとにかく運転に集中してレーサーとの距離を保たねばならず、運営のCEO(過去レーサーとクルー両方の経験あり)はフォロービークルに轢かれたことがあると言っていた。
・ナバホ自治区(飲酒運転が多い)など一部地域もダイレクトサポートが必須となる。
・日中のリープフロッグサポート、特に序盤は多くの参加者のサポートカーの取り合いになり、路肩にスペースがある場所があまりない。場合によっては1時間のペナルティ覚悟で1.5m以内に止まるチームもある感じ。
サポートカーつきだから休まずに走れるかというとそうでもない。
・特にサポートカーが1台のRAW(Race Across the West)。クルーのトイレタイムやガソリン補給タイミング等も考えねばならず、レーサーはずっと走り続けられるわけではない。ウォルマートの大駐車場に止めてからのトイレはそれだけで10分コース。単独走でコンビニのほうが早い。
しかし
・パンク時の機材交換(前回1500kmで4回パンクした)
・衣類の交換
・夜間他の車からのガード
はサポートカーがいることで圧倒的に有利になる。特にこの砂漠を横断するコースでは30分単位でのドリンク補給が必要であり、サポートカー無しでの走行は困難。
・序盤の市街地は交差点にボランティアのスタッフがいる。
・他のチームの違反をチクる仕組みもある。
従って日本のこの手のレースにありがちな、上位は信号無視上等といったことは無い(そもそも距離に対して信号の数が圧倒的に少なく無視する意味も無い)
・もちろんサポートカーの後ろも。
・1分間隔時差スタートから12.5kmのサイクリングロードは追い越し禁止のパレード区間。(25km/hを超えていた場合出口で時間まで停車させられる)
・サポートカー(ダイレクトサポート時)と並走しての補給受け渡しは1時間4回までというルールもある。
・コースを逆走する場合も同様。レーサーはコースを逆走してはならない。
・クルーがコース上で自転車に乗ってはならないというルールもある。
・RAAMのDVDではレーサーと「俺らも会社休んで来てるんだから走れよ」と喧嘩しているシーンがあった。
・2016年RAW、途中で会ったチームクルーが「予定の時間から遅れていて飛行機に間に合わない」と怒っていた。
・ゴール後、レーサーとクルーが一言も会話しなかったチームもあったらしい。
・レーサーもクルー(運転するしないに関わらず)も飲酒は禁止。
・シャーマーズネック(首に力が入らなくなり保てなくなる)も多い。ゆっくり速度域ではないため普段起きない人でもなるようだ。去年2017年は3450kmで2位の選手(新人1位)がシャーマーズネックでリタイアした。
・多いのが肺の障害。現在世界最速?のストラッサー、 TransAM女性記録保持者ジュリアナもこれでリタイアしている。砂漠の暑さの後に3300mまでの登坂で肺炎に陥ることがあるようだ。
・他にもカンザスでは小麦栽培の粉塵で肺がやられるという話もある。
・あとは低ナトリウム血症、腎機能障害、肝機能障害など。
・そもそも救急車呼んでるのに「お前ら再スタートする場合はこの場所からだぞ」とか言われるし。
・一旦DNFを宣言した選手が、やっぱ走るとまた復帰していたり。
・今まで誰もチャレンジする人がいなかったハンドサイクルの制限時間はノーマルバイクと同じ12日だったが、レース開始以降に女性と同じ12日21時間に変更された。
途中TSでのカットオフも「この時間までに通過しなければゴールは厳しいですよ」と設けられているだけで、何かのトラブルで遅れても理由があれば通過できそうな雰囲気。
運営から感じられるのが参加者へのリスペクト。ルールが参加者主体で作られており、時にそれは曲げられる。
・但しゴールだけは1分でも遅れたらアウト。これは「過去の達成者の偉業を守るため」である。
・アメリカ人選手のDAVE HAASEはIBMのサポート受けて心拍等のデータを中央管理していたり。
・私もどこかサポートしてくれないかなー。
サポートカーの追従方法は2種類
1)レーサーの後ろを追従するダイレクトサポート2)通常の車の速度でレーサーを抜き去り、路肩1.5m以上内側に止められる場所を探し停車して行うリープフロッグサポート
・サポートカーというと多くが1)のダイレクトサポートを想像すると思うが、渋滞緩和の為都市部でのダイレクトサポートは禁止されている。特に前半は1000km以上がこのダイレクトサポート禁止区間、先行して止まってのサポートとなる。
・しかし夜間(19時~翌日7時)までは危険なことから逆にダイレクトサポート必須。サポートカーに追い抜きをかけた車が前の自転車に気づかず撥ねることのないよう、フォロービークル(レーサーの後ろを追走すると登録した車)はレーサーの7m以内を追走しなくてはならない。ドライバーはとにかく運転に集中してレーサーとの距離を保たねばならず、運営のCEO(過去レーサーとクルー両方の経験あり)はフォロービークルに轢かれたことがあると言っていた。
・ナバホ自治区(飲酒運転が多い)など一部地域もダイレクトサポートが必須となる。
・日中のリープフロッグサポート、特に序盤は多くの参加者のサポートカーの取り合いになり、路肩にスペースがある場所があまりない。場合によっては1時間のペナルティ覚悟で1.5m以内に止まるチームもある感じ。
サポートカーつきだから休まずに走れるかというとそうでもない。
・特にサポートカーが1台のRAW(Race Across the West)。クルーのトイレタイムやガソリン補給タイミング等も考えねばならず、レーサーはずっと走り続けられるわけではない。ウォルマートの大駐車場に止めてからのトイレはそれだけで10分コース。単独走でコンビニのほうが早い。
しかし
・パンク時の機材交換(前回1500kmで4回パンクした)
・衣類の交換
・夜間他の車からのガード
はサポートカーがいることで圧倒的に有利になる。特にこの砂漠を横断するコースでは30分単位でのドリンク補給が必要であり、サポートカー無しでの走行は困難。
フォロービークル以外は別ルートを指定される区間あり
・渋滞を避けるため、RV等の大型車は自転車と同じルートを走れない。ウォルマート等の駐車場での合流となる。砂漠の乾いた草はヤバい
・道路から1.5m離れなければと、砂漠で草の上に駐車すると車の熱で乾いた草に火がつきあっという間に燃える。この話を冗談だと思って笑っているチームがだいたい2年に1回くらい燃える。燃え盛るサポートカーから荷物を全部投げて他の車でレースを続行したチームもいたらしい。交通法規違反は失格
・オフィシャルカーが巡回しており、かなりいろいろ見ている。ガソリンスタンドで停車時に自転車のフロントライトを消灯してしまった(常時点灯が必須)ら、すぐにオフィシャルカーに注意された。・序盤の市街地は交差点にボランティアのスタッフがいる。
・他のチームの違反をチクる仕組みもある。
従って日本のこの手のレースにありがちな、上位は信号無視上等といったことは無い(そもそも距離に対して信号の数が圧倒的に少なく無視する意味も無い)
ドラフティング禁止
・他の参加者の後ろにつくのは禁止。・もちろんサポートカーの後ろも。
・1分間隔時差スタートから12.5kmのサイクリングロードは追い越し禁止のパレード区間。(25km/hを超えていた場合出口で時間まで停車させられる)
・サポートカー(ダイレクトサポート時)と並走しての補給受け渡しは1時間4回までというルールもある。
違反のペナルティー時間は途中のTSで拘束
・軽微な違反は1時間のペナルティー。これはゴールタイムに加算されるのではなく、途中のTSで1時間拘束される。レーサーは指定コースを順方向にしか走ってはならない
・コースを外れる場合は本部に連絡し、「サポートカーに載せて」移動しなければならない。・コースを逆走する場合も同様。レーサーはコースを逆走してはならない。
・クルーがコース上で自転車に乗ってはならないというルールもある。
ドーピングは禁止、WADAの規定に従う
・漢方に注意だねー、麻黄とかあるし。クルーも大変
・偶に写真を撮って遊んでいるクルーがいるが論外。RAAMソロはチームスポーツ。・RAAMのDVDではレーサーと「俺らも会社休んで来てるんだから走れよ」と喧嘩しているシーンがあった。
・2016年RAW、途中で会ったチームクルーが「予定の時間から遅れていて飛行機に間に合わない」と怒っていた。
・ゴール後、レーサーとクルーが一言も会話しなかったチームもあったらしい。
・レーサーもクルー(運転するしないに関わらず)も飲酒は禁止。
リタイアの理由
・やっぱり危険なのは事故。自爆して崖から転落、車に撥ねられるなど。死亡事故もあり。・シャーマーズネック(首に力が入らなくなり保てなくなる)も多い。ゆっくり速度域ではないため普段起きない人でもなるようだ。去年2017年は3450kmで2位の選手(新人1位)がシャーマーズネックでリタイアした。
・多いのが肺の障害。現在世界最速?のストラッサー、 TransAM女性記録保持者ジュリアナもこれでリタイアしている。砂漠の暑さの後に3300mまでの登坂で肺炎に陥ることがあるようだ。
・他にもカンザスでは小麦栽培の粉塵で肺がやられるという話もある。
・あとは低ナトリウム血症、腎機能障害、肝機能障害など。
主催はいろいろ慣れてる
・2015年に熱中症で救急搬送され妻の顔もわからない意識障害に陥った時に「2日くらいで治るよ」とスタッフが言っていた、ホントに2日で戻った。・そもそも救急車呼んでるのに「お前ら再スタートする場合はこの場所からだぞ」とか言われるし。
意外と融通が利く
・前日事故にあった選手、1時間遅れでのスタートが認められた。・一旦DNFを宣言した選手が、やっぱ走るとまた復帰していたり。
・今まで誰もチャレンジする人がいなかったハンドサイクルの制限時間はノーマルバイクと同じ12日だったが、レース開始以降に女性と同じ12日21時間に変更された。
途中TSでのカットオフも「この時間までに通過しなければゴールは厳しいですよ」と設けられているだけで、何かのトラブルで遅れても理由があれば通過できそうな雰囲気。
運営から感じられるのが参加者へのリスペクト。ルールが参加者主体で作られており、時にそれは曲げられる。
・但しゴールだけは1分でも遅れたらアウト。これは「過去の達成者の偉業を守るため」である。
企業サポート
・流石にこの規模のレースなので大きなスポンサーをつけている選手も多い。・アメリカ人選手のDAVE HAASEはIBMのサポート受けて心拍等のデータを中央管理していたり。
・私もどこかサポートしてくれないかなー。
2018/06/04
RAAM通信vol.3:過去の記録
さてRAAM通信その3は、過去の記録や今回の出場選手などをまとめてみます。
女性もいるとはいえやはり少ないです。
制限時間が短いとはいえ、他の人が走っている間に休む時間があるチームの完走率はソロと比べて非常に高いですね。
私のゼッケン番号は590。この番号は今後ほかの人に使われることは無く、再度出場する際は同じゼッケン番号での参加となります。
この為参加者の中にはジャージにゼッケン番号を入れる人も少なくありません。私もこっそり入れてます。
この年のストラッサーは主催者が事前に州警察に伝えていた通過時刻より速く進んでいくものだから、本部が追いかけながら各警察に連絡しなおして大変だったとの裏話を聞きました。
いろいろ別次元。
男性は…今回初参加が非常に多くてよくわかりません。初参加以外の顔ぶれでは過去最速記録を持つストラッサーが一人飛び抜けて速いでしょうか。
以前からよくこちらの動画を貼っているんですが、彼はこんなアホみたいな雷雨の中(動画1:30~)でも止まらずに進んでいくんですよ。そりゃ他と差がつきますって。
他には過去9日台でゴールしている人が数人。初参加者ではAndy Christensen氏が2015年RAWで私と同じくDNF。2016年RAWでは私より15時間速くゴールと、まあライバル?なんですが多分今回も先行されるかな。
「レースだから少しでもいい順位を」と言いたいです、そりゃできるものなら優勝したいです。ですが私の実力的に初参加完走の48.3%に入ることをまず狙っていかねばなりません。無理しまくって出来るかどうか。
■完走確率
ソロ完走確率:53.5%
過去36回、のべ参加者数1004名に対し、完走数は537名。ソロ完走確率(女性):49.2%
のべ参加者数120名に対し、完走数は59名。女性もいるとはいえやはり少ないです。
初参加でのソロ完走確率:48.3%
ユニーク参加者は545名、うち初参加で完走した人は263名。チーム完走確率:92.4%
チームカテゴリの開催は1989年から。過去29回の参加656チーム中、完走は606チーム。制限時間が短いとはいえ、他の人が走っている間に休む時間があるチームの完走率はソロと比べて非常に高いですね。
■ゼッケン番号
RAAMのソロ参加者は初参加時に振られたゼッケン番号が以降ずっと与えられます。私のゼッケン番号は590。この番号は今後ほかの人に使われることは無く、再度出場する際は同じゼッケン番号での参加となります。
この為参加者の中にはジャージにゼッケン番号を入れる人も少なくありません。私もこっそり入れてます。
■記録
ソロ男性最短記録:7日15時間56分(Christoph Strasser)
2014年はコースが4860km、グロス速度は26.43km/h。いつ寝てるの……。この年のストラッサーは主催者が事前に州警察に伝えていた通過時刻より速く進んでいくものだから、本部が追いかけながら各警察に連絡しなおして大変だったとの裏話を聞きました。
ソロ女性最短記録:9日4時間2分(Seana Hogan)
1995年の記録です。彼女は過去6回と男女合わせて最も多く優勝しています。チーム最短記録:5日3時間45分
8人チームのグロス速度はなんと38.93km/h、めちゃ登りあるんですけどこのコース。4人チームだと5日8時間17分という記録があります。最高年齢完走者:69歳(Herve Talabardon)
1995年PBPを43時間20分、2007年PBP(61歳)を44時間48分で完走。ツールドフランス出場経験のある2人の息子がクルーとしてサポートしています。いろいろ別次元。
日本人最速:9日6時間(桜井要)
最速もなにも過去日本人の参加者はこの方しかいません。有力者でもリタイアが普通なこのレースで、1995年から1999年まで4回参加し4回とも完走しているところが凄すぎです。■今年の参加者のみどころ
女性のソロ参加者は3人、全員過去完走経験あり。Hoganさんは流石に往年の速度は無いし、前回優勝者のNicole Reistさんが優勢でしょうか。ちなみに我々のチームは彼女のタイムを参考にプランニングしています。男性は…今回初参加が非常に多くてよくわかりません。初参加以外の顔ぶれでは過去最速記録を持つストラッサーが一人飛び抜けて速いでしょうか。
以前からよくこちらの動画を貼っているんですが、彼はこんなアホみたいな雷雨の中(動画1:30~)でも止まらずに進んでいくんですよ。そりゃ他と差がつきますって。
他には過去9日台でゴールしている人が数人。初参加者ではAndy Christensen氏が2015年RAWで私と同じくDNF。2016年RAWでは私より15時間速くゴールと、まあライバル?なんですが多分今回も先行されるかな。
「レースだから少しでもいい順位を」と言いたいです、そりゃできるものなら優勝したいです。ですが私の実力的に初参加完走の48.3%に入ることをまず狙っていかねばなりません。無理しまくって出来るかどうか。
2018/06/01
RAAM通信vol.2:チームスズキケ紹介
このRAAMソロ、日本人の参加は1999年の桜井要さん以降、19年ぶり2人目となります。
レーサーである私とクルーを紹介します。
・2016年Race Across the West完走(9位)
・2015年、2011年PBP完走(2007年は事故でリタイア)
・ブルベの最長距離はBAJ2400km
・ツールド沖縄市民200kmは過去3回完走
・富士ヒルクライム64分58秒とギリギリゴールド
・エンデューロ系のホビーレースは何回か入賞したっけな
戦績を書くのはマイナスにしか…ホビーレースを少しかじった程度でレーサーとしての力は非常にショボい。集団走行もしっかりとした練習をしていないため、マスドレースにはもう10年以上参加していない。
ではロングライドで速いのかというと、50時間切りを目指した2015PBPも800km地点で失速と全然パッとせず。はっきり言えばとても遅い。
が、PBP後のフランスアルプスサイクリング等、過去4000kmを超えるサイクリングは何度も行っており、RAAM参加への心の拠り所はこのあたり。恐らくチーム内で最も英語がダメ、そのかわり牛と会話できると信じている。
慎重派で咄嗟の判断は苦手。妻のためレース停止の判断が甘くなるのでは?とかレーサーが言う事聞かないのでは?とかいろいろ危惧されているが、まあ無事に帰ってくるにはそのくらい慎重で丁度いいのではないか。
2015年スズキケ第1次RAWクルー。70歳超のチーム最高齢にして2018年のBRMは600kmまで完走しているベテランランドヌール。
卓越した英語力とネゴシエーション力でチームを有利に導いてくれるはず。
AJ神奈川代表。ブルベスタッフとして運転には慣れており、安心してフォローカーを任せられる。
自由奔放すぎるマヤさんを裏から制御するフィクサーでもある。
AJ神奈川スタッフ。日本のブルベ黎明期から活躍する伝説的ランドヌーズ。
砂漠の太陽を利用したソーラークッキングで美味しい物を調理すると言って聞かない。ちゃんとサポートして貰えるのかな。
R札幌代表。後半から参加。
レーサーが主催するAJZwift(ローラー台でのバーチャルブルベ)での唯一の3年連続SR保持者。やられてもやられても走り続ける熱いランドヌールであるが、AJZwift繋がりで今回はクルーとして参加してくれた。
VCRあおば副代表。前半のみ参加。
短距離~中距離に関してはレーサーより圧倒的に速く、その走力ゆえ、ひどいコースを作ることで有名。
あおばひどいの「い」は一郎の「い」である。
元VCRあおばスタッフ。2015年スズキケ第1次RAWクルー。車でのアメリカ横断経験あり。
冷静沈着な性格と多岐にわたる能力により、2015年RAWリタイア時には故障したアポロ13を地球に帰還させるエド・ハリスに例えられた。
元RC名古屋代表。ゴール直前に離脱。
2017年にボレゴスプリングスで行われた24時間タイムトライアルでは666km走って女性3位に入賞、RAAMの出場権を獲得している。2019年RAAM参加予定。
ペーパードライバーであるなどスキル的に妻と被っており、補給やチーム全体の情報把握係としてクルーチーフ代理を務めてくれる。
彼女の撮った花の写真は良く見るけど男の写真は見ないので綺麗な物しか撮りたくないのかもしれない。
2016年スズキケ第2次RAWクルー。後半から参加。
@raam_japanの中の人。不精なレーサーに代わりRAAMビラを作ったりと情報拡散に努めている。
レーサーとは同じ大学で同じ会社(元)でもある。
アメリカ在住。一応補給係として動いて頂くことになっているが、運転もできる為いざという時はドライバーに。
道中のいろいろな景色を綺麗な写真に残してくれるのではと期待している。クルー内で唯一BRM600kmを走っていない常識サイクリスト。
アメリカ在住。クルーセミナーへの参加、各種資料の読み解き、データの作成などここまでクルーチーフ以上の作業量でチームに貢献している影のチーフ。
いろいろこなせる人であっても基本運転できる人はドライバーになってしまうので勿体ない。
レーサー1人がアメリカ横断するために、総勢12名のクルーがサポートしてくれます。(蓑田さん尾澤さんは前半のみ、吉田さん山名さんは後半のみ参加で、常時いるクルーは10名)
皆が自転車乗りであり、錚々たるメンバーです。下手したらレーサーよりも長距離強いかもしれません。クルー力で保っているチームですが、尻を叩かれながらレーサーも頑張りたいと思います。
またこのRAAMへの参加資格を得る為のレースRAWでも、何人かのクルーが協力してくれました。
レーサーである私とクルーを紹介します。
■レーサー
鈴木裕和
43歳のオッサンサイクリスト・2016年Race Across the West完走(9位)
・2015年、2011年PBP完走(2007年は事故でリタイア)
・ブルベの最長距離はBAJ2400km
・ツールド沖縄市民200kmは過去3回完走
・富士ヒルクライム64分58秒とギリギリゴールド
・エンデューロ系のホビーレースは何回か入賞したっけな
戦績を書くのはマイナスにしか…ホビーレースを少しかじった程度でレーサーとしての力は非常にショボい。集団走行もしっかりとした練習をしていないため、マスドレースにはもう10年以上参加していない。
ではロングライドで速いのかというと、50時間切りを目指した2015PBPも800km地点で失速と全然パッとせず。はっきり言えばとても遅い。
が、PBP後のフランスアルプスサイクリング等、過去4000kmを超えるサイクリングは何度も行っており、RAAM参加への心の拠り所はこのあたり。恐らくチーム内で最も英語がダメ、そのかわり牛と会話できると信じている。
■クルー
※ブルベで知り合った仲でもあり個人の紹介として所属するクラブを記載していますが、クルー参加は各個人の行動であってAudaxJapanや主催クラブの活動とは一切関係ありません。鈴木ちさ
クルーチーフ。他のクルーへの指示、補給担当。レンタカーや物資の手配などRAAM参加までの雑多な作業は全て任せている。慎重派で咄嗟の判断は苦手。妻のためレース停止の判断が甘くなるのでは?とかレーサーが言う事聞かないのでは?とかいろいろ危惧されているが、まあ無事に帰ってくるにはそのくらい慎重で丁度いいのではないか。
立川一昭
補給、運転担当2015年スズキケ第1次RAWクルー。70歳超のチーム最高齢にして2018年のBRMは600kmまで完走しているベテランランドヌール。
卓越した英語力とネゴシエーション力でチームを有利に導いてくれるはず。
本多海太郎
運転、機材整備担当AJ神奈川代表。ブルベスタッフとして運転には慣れており、安心してフォローカーを任せられる。
自由奔放すぎるマヤさんを裏から制御するフィクサーでもある。
井手マヤ
運転、クッキング担当AJ神奈川スタッフ。日本のブルベ黎明期から活躍する伝説的ランドヌーズ。
砂漠の太陽を利用したソーラークッキングで美味しい物を調理すると言って聞かない。ちゃんとサポートして貰えるのかな。
吉田仁
運転担当R札幌代表。後半から参加。
レーサーが主催するAJZwift(ローラー台でのバーチャルブルベ)での唯一の3年連続SR保持者。やられてもやられても走り続ける熱いランドヌールであるが、AJZwift繋がりで今回はクルーとして参加してくれた。
蓑田一郎
運転、機材整備、マッサージ担当VCRあおば副代表。前半のみ参加。
短距離~中距離に関してはレーサーより圧倒的に速く、その走力ゆえ、ひどいコースを作ることで有名。
あおばひどいの「い」は一郎の「い」である。
冨永栄治
運転、機材整備担当元VCRあおばスタッフ。2015年スズキケ第1次RAWクルー。車でのアメリカ横断経験あり。
冷静沈着な性格と多岐にわたる能力により、2015年RAWリタイア時には故障したアポロ13を地球に帰還させるエド・ハリスに例えられた。
尾澤千恵子
運転担当元RC名古屋代表。ゴール直前に離脱。
2017年にボレゴスプリングスで行われた24時間タイムトライアルでは666km走って女性3位に入賞、RAAMの出場権を獲得している。2019年RAAM参加予定。
村上ゆりか
補給、撮影担当ペーパードライバーであるなどスキル的に妻と被っており、補給やチーム全体の情報把握係としてクルーチーフ代理を務めてくれる。
彼女の撮った花の写真は良く見るけど男の写真は見ないので綺麗な物しか撮りたくないのかもしれない。
山名英明
補給、広報担当2016年スズキケ第2次RAWクルー。後半から参加。
@raam_japanの中の人。不精なレーサーに代わりRAAMビラを作ったりと情報拡散に努めている。
レーサーとは同じ大学で同じ会社(元)でもある。
荒堀淳一
補給、撮影、運転担当アメリカ在住。一応補給係として動いて頂くことになっているが、運転もできる為いざという時はドライバーに。
道中のいろいろな景色を綺麗な写真に残してくれるのではと期待している。クルー内で唯一BRM600kmを走っていない常識サイクリスト。
根本俊之
運転、機材整備、DIY担当アメリカ在住。クルーセミナーへの参加、各種資料の読み解き、データの作成などここまでクルーチーフ以上の作業量でチームに貢献している影のチーフ。
いろいろこなせる人であっても基本運転できる人はドライバーになってしまうので勿体ない。
レーサー1人がアメリカ横断するために、総勢12名のクルーがサポートしてくれます。(蓑田さん尾澤さんは前半のみ、吉田さん山名さんは後半のみ参加で、常時いるクルーは10名)
皆が自転車乗りであり、錚々たるメンバーです。下手したらレーサーよりも長距離強いかもしれません。クルー力で保っているチームですが、尻を叩かれながらレーサーも頑張りたいと思います。
またこのRAAMへの参加資格を得る為のレースRAWでも、何人かのクルーが協力してくれました。
■2015年第1次RAWクルー
鈴木ちさ
立川一昭
冨永栄治
金井いずみ
運転、お笑い担当:特技は天然■2016年第2次RAWクルー
鈴木ちさ
山名英明
加藤毅
運転担当:特技は台湾水餃子三和真
運転、撮影担当:特技は睡眠
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