2012/08/07

2012パラダイス_-1: BRM804宇都宮山岳ブルベ

○8/4
  2:50にホテルを出発してスタート地点の森林公園へ。あまり寝れず。


  受付はまだ暗闇。スタートは4時5分の第3ウェーブに。
去年のこの宇都宮ブルベ、結構真面目に走ったのに(自転車はTTバイクという不真面目なものでしたが)10時間弱かかっちゃってて、今回はせめて9時間は切って走りたい。

  スタート直後の古賀志の登りでカマノさんを抜いて、その後下った後の平坦区間で富永さん。どうやら第2ウェーブの先頭のよう。第1ウェーブスタートで既にミスコースしてる山名さんもその集団内。

  ここからは先頭でひたすら漕ぎまくり。
ちょっと減速してみても誰も先頭かわってくれないけど、まあブルベだし、前引いて欲しいならゆっくり走ればいいだけのことだしとスタートから25km、滝ヶ原峠の登りへ突入。
振り返ると7,8人いる上に、斜度アップ時に2人ほどススーっと前へ。なんだよー、まだ皆余裕あるんじゃん。

  私のほうはここまでずっと230w台くらいで走っていて、これはブルベでは完全にオーバーペース。
フィリップさんと、「皆速過ぎない?これでも私オーバーペースだよ、あれで持つのかなあ」なんて話しながら淡々と。
  しかしフリップさんはMTBなのにやっぱり速い。清滝の下りでこっちがロードなので速いと思われたのか「渋峠で」なんて言われたものの、下りでもしっかり後ろに。というか下りも彼のほうが速いんじゃん。こっちはロードとはいえビビリミッターがかなり低いところにあるし。

  そのままいろは坂。最初の峠で飛び出した人、「平地や下りは嫌い」なんて言ってたけど登りも全然一定ペースじゃない感じ。ダンシングで凄い速度差で追い抜いた後は数十m先でこちらと同じくらいの速度で登坂。まあ私はその速度で加速できないので私より速いのは確かなんだが、そんな速い人がブルベ中の一本の峠で速度ムラを作って走るのは不思議な感じ。

  いろは坂を登って中禅寺湖湖畔はフィリップさんと。この湖畔は平坦区間なのに、こちらの速度が落ちたのを見ると前に出てくるフィリップさん…いや、こっちロードなのに。流石にMTBに引いて貰うのは許されないので無理して前へ。やっぱりちょっとオーバーペースだなあ。

  この辺りではもう暑くなっていると思われたのだが、以外にもまだ寒い。
「ちっとも暑くなくて走りやすいね」なんて時計を見るとまだ7時前。もう9時過ぎな気がしてた。これならまだ気温も上がっていないわけだ。

  湖畔区間で膝が冷え、前日痛めた部分がまた強く痛み出す。
オーバーペースなのもわかっていたので金精峠の登りはフィリップさんから遅れて。残念だけど仕方がない。まあ最後の白根山で追いつけるように頑張ろう。
  一人淡々と登っていると自転車からチャリチャリと金属音。
ボトルケージのネジが怪しくてチェックするも無事。他にも怪しい箇所を叩きながら走るも大丈夫そう。でもチャリチャリする、気になる、何もなければいいけど。

  とチャリーンとなにか金属が落ちる音が。慌てて停車し引き返すと、クリートのネジを発見。
どうやら1つが抜け落ちてしまったよう。さっきまでの音はこれだったのか。2本のネジだけで止まっているクリートはもうグラグラしてるけど、そのまま金精峠頂上まで。
予想通りここはシークレットでスタッフが。チェックを受けてクリートのネジを締め直す。外れたのが登りでよかった。

  ここからは下り区間。しかし既に疲れてしまって速度が出ず。
寒い下り区間が終わって登りに入っても汗を全くかかない。どうにも体調がおかしいのは昨日のダメージがあるのかもしれない。
  お腹も痛くなってきてPC1手前のヤマザキにピットイン。ここでもうやる気が完全に無くなって大休憩。
このペースじゃ9時間で走るのなんて無理となった瞬間に、走る気まで無くなってきた。ダラダラと走り続けるの苦痛だしな。

  富永さんや山名さんらが通過していき、第4ウェーブスタートの加藤さんと共にPC1へ。
あれ、なんかケツが痛い。まだそんな距離走ってないし、今回わざわざロングライド用のSMPにサドル換えてきたのになんでこんなにケツが痛いんだろう。
  「やる気なくしてないでさっさと走って終わらせたほうがいいよ」ってなことを加藤さんに言われるが、やる気も無いしケツも痛い。それでもダンシングして次の峠を登ったところで右膝もかなり痛み出して黄信号点滅。眠くなってきて途中で仮眠。

  コンビニによってケツを確認すると、広範囲にブツブツとただれている模様。
これって昔静岡600kmブルベの最中になったことがあるヤツでは。10万km以上走って2回なのでかなりのレアケースだと思うんだが、まさかこんな日に起きるなんて。
  ただれたケツ面からは透明な体液が出てきて、これがレーパンにくっついてしまって痛みも激しい。
前回もとても走れる状態じゃなくてホテルに入り、ケツを洗ってキズパワーパッドを貼ったらかなりよくなった。さらに1日ほどで完治したという謎の荒れ方なんだけど、今日は走るの厳しいかな。

  ケツの痛みで眠気は無い。PC2で立川さんや鎌野さんと話してようやくやる気も復活。
明日から走れるかどうかはわからないけどとりあえず今日は完走するか。キズパワーパッドを貼り、痛み止めを飲んだのもあって復活。速度もすっかり回復し、これなら十分間に合いそう。

  痛み止めの影響かまた眠気も出てきたので暮坂峠の頂上手前で少し休憩。
道の脇で自転車に跨ったまま、少しウトウト。するとなにか衝撃が起きて後ろで謝ってるブルベ参加者が。
  どうやら後ろから追突されたみたい。
GPS見てたなんて言ってたけど、動いている野生動物ならともかく止まっている物体にどうやったらぶつかれるのか?せめて前方のスペースを確認してからGPSを見たりしないんだろうか?

  まあ道に止まってるほうも問題といえば問題なんだけど、それでも車にもはねられたくないからそれなりに広くなったところで隅に居たつもりなんだけどな。カーブ直後ってわけでも無いし。

  謝られてもなにか改善するわけでは無いので先に行ってもらって自転車チェック。げ、後輪が振れてる。
しかもタイヤがフレームに振れてしまってブレーキ開放では回らないまでの振れ。登りだしたいした衝撃じゃないと思ってたが当たり所が悪かったか。

  峠頂上で移動不可は困ったなあと途方に暮れた後にちょっと弄る。後輪をナナメに嵌めれば回転するようだ。クイックがずれて走行中にタイヤがフレームに当ることがあり、これで走り続けるのは無理だなあ。ゆっくり走ってホテルまで。

  2週間のツーリング予定がまさかの2日で終了。
自転車屋を探して修理するという手もあるけど、やや特殊なニップルだし、もう完全にやる気もなくなって翌日はバスで帰ることに。


  もう肉食うしかない。
夕食は食べ放題との噂が用意されたぶんの肉しかなくてショック。
しかし量があったためか残す人多数で余った肉を食って結局食べ食べ放題だったので満足。


  朝ごはんは4時。もう8/5は走らないので食べた後は2度寝。


  バス待ちの間にパフェ。走りもせずに食べてばかり。


  ニップルはこんな風にリム側に収まっちゃってるタイプ。
このメーカーの専用工具は無くても、汎用的なもので直してもらえたとは思うが、工賃もかかりそうだし帰宅して自分で修正。

  一般的でない、しかもカーボンホイールでの2週間サイクリングのデメリットは納得ずくだったので壊れて走れなくなるのは仕方なし。壊れた時点で終了でいいやと思っていたし。
  しかしまさか2日で、しかも停車中に追突で終了とは。走行中にハスって振れるならまだ諦めもつくんだけどね。ショックで1日ほど立ち直れず。


  PC1のあたりで前回から1つ小さな峠が増えたようだが、信号も無くて下りの速度も稼げるタイプだったため難易度は上がっていないように思えた。


  本来はこの後標高2000m超まで渋峠を登ってのゴール。

■8/4
走行距離:199km
累積標高:4533m



4 件のコメント:

  1. ありゃありゃ。。そんなアクシデントだったんですか。そりゃほんとに残念でしたね。。しかし金精峠のフィリップさんとのバトルは見ものでした!お疲れ様でした!

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    1. ヤマさんてBearBellの?車での追走お疲れ様でした。
      フィリップさんとはバトルしてないですよ。バトルしてたら負けたってことになるから断じてバトルじゃないですよ!

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  2. なるほど、そういう事情でしたか。
    200kmにいろいろ起きたんですね。
    それでも走る前から肉肉…がかなって何より。
    北海道まで今度は無事にたどりついて、そして無事にお戻り下さい。
    ネタはなくてもだだこねませんので。

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    1. ホイールは残念でしたが謎のケツダメージがあったため、カメラを持ったまま北海道はキツかったかもしれません。それを考えると一旦戻って正解だったかも。

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