東北1700_2: ルール違反で失格？

  この話は書こうかどうか迷ったんですが…

  東北1700の最初の600km。これは米沢のPCを過ぎたところで宿をとれるようなコース&PC設定となっています。
PC4が340km地点、PC5はPC4から180kmも離れた520km地点と、ここで時間をオーバーして寝ても次の区間で取り返せるんです。大きな峠もありませんし。

  その為参加者の多くは米沢に宿をとっていました。私は自分の調子が全くわからなくて、走れるところまで走りたかったので事前に予約はせず。序盤の速度ならもう少し先に進めたんですが、その後の失速で米沢泊がちょうど良さそうな時間に。

  一緒に走っていた加藤さんは、米沢のナデラマンさんの家に泊めてもらうと言っています。
あまり話したことはありませんがブルベ界では知れた名で、何度かお目にかかったことがあります。
加藤さんが電話して「もう一人増えていい？」と聞くとOKとのことで、ご好意に甘えて厄介になっちゃうことにしました。

  食事も頂きました。

  こちらの名物の汁だそうです。(名前は忘れちゃった)
疲れた体に塩分が染み渡ります。美味しー。

  ガレージには自転車パーツが一杯。いいなーガレージ。男の夢ですね。

  自転車はガレージに置かせて頂きました。

  しっかりと寝て、午前4時過ぎに出発。


  この後参加者たちの間で「昨日はどこに泊まった？」なんて話になった時に「ナデラマンさんの家に泊めてもらった」と言ったわけです。そこに主催者のリュウさんがいて「ちょっと待てよ」と。

  ブルベではPC以外での参加者以外によるサポートが禁止されています。
知人の家に泊まるというのはこのサポートに当たる行為の為、認定はできないかもしれないと。

  確かにそういったルールがあるのは知っていますが、これがそのサポートだというのがすっかり抜け落ちてしまっていました。
営業しているホテルに泊まるのはいいんです。自宅もいいんです。でも他の人の家はダメなんです。

  この他者によるサポートというのは線引きが非常に難しいです。
途中で親切なオバチャンに柿を貰ったら厳密にはアウトです。ブルベの最中に自宅に泊まるってのも限りなくグレーだと思います。一人暮らしならいいけど家族が居たら普通家族のサポート受けるよね？ご飯作って貰ったり洗濯してもらったり。ただこれは言わなければわかならいという理由で恐らく失格になることは無いでしょう。

  ルールとして存在する以上はどこかで線を引かなくてはいけない。そして「人の家に泊めてもらう」というのは疑う余地無く黒です。あとはこれでどうなるかは主催者判断によります。


  結局この600kmは、その後認定されることになりました。
この件に関してはあまり口外しないほうがいいと言われたんですが、既に私がナデラマンさんの家に泊めてもらったのは多くの人が知っていますし、今後その部分にのみ全く触れないというのもヘンな話です。
  隠蔽工作や密室会議ととられたほうがイメージ悪い気がするので「ルールを失念していて人の家に泊まってしまった。皆さんも気をつけましょう。」という注意喚起の形で書きたいとリュウさんに告げました。


  わざわざこの話を書いたことで「前にあの人が泊まった時は認定出たじゃないか。今回はどうしてダメなんだ。」と使われてしまう可能性があって、それはちょっと心外です。書くのを悩んだ理由はそこです。
  今回認定が出た理由は私にはわかりません。前例があまり無いことだし悪意があったと思われなかったからか、殆どの人が米沢宿泊の中PC4近くの家に行ってPC4に戻ってくるというのはさほど益が無いと判断したのか、はたまた1700の長丁場の最初の600ということで手心があったのか、それは全く不明です。

  ただもう一度こういうことがあったときに、次は認定されない可能性は十分にあります。
その場合は主催者の判断に大人しく従うしかありません。

  そうならないように気をつけましょうというのが、この日記を書きたかった理由です。


  ナデラマンさん＆奥様には非常にお世話になったうえに、この認定されないかもという話も伝わって余計な気遣いをさせてしまいました。楽しかったです。本当に有難うございました。

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