2012年5月28日月曜日

BRM526静岡600km_1 自転車の苦しみ

○5/26
  先週に引き続き、今回のブルベもBMCで全力で走ろうと思う。
ただやっぱり今の状態で600kmを一気に走れるとは思えないし、木曜に実家の浜松まで走った感触では疲れは非常に溜まっていてどの程度のパフォーマンスが出せるのか全くわからない状態。

  310km地点の高山、360km地点下呂、410km地点中津川あたりの宿を事前に検索。しっかり寝て2日にわけて走る作戦で行く。
  乗鞍600と名のつく今回のコースはそれなりの山岳コース。前半高山までの獲得標高はルートラボのデータで3780m。高山の標高がスタート地点より600m高いのもありタイムは稼げないはず。25km/hペースに1時間加算して、高山到着は13時間20分後と想定。
下呂は安宿が見つからず、遅く入れるビジネスホテルでも21:30が門限。これはギリギリか。

  前日は近場の宿がとれなかったカマノさんが実家に泊まり、朝4時に2人でスタート地点へ。5時には着いて、受付、車検、そしてスタート。
案の定真っ先にスタートした市川さんを追い、すぐに合流して市街地の間は一緒に走る。一緒にといっても後ろにつかせて貰ってたんだが。

□スタート 5:52

  東名を横切り、信号が少なくなったあたりで前に出て引く。しばらくすると市川さんと(もう一人)はいなくなっていた。
  確かPC1までは登りは無かったはず。この区間は数人でまわして時間を稼ぎたいところであったが、平坦といっても小さなアップダウンはあるし、市川さんはポジションが低くて綺麗で、風よけの効果は薄い。たぶんこのまま一人で行ったほうが速くつくだろう。集団に追いつかれたら乗ればいいし。

  途中ミスコースの後(ロスは1,2分程度)、信号待ちでもたもたしてると市川さんが追いついてきた。「速いねー」というようなことを言われるも、「今日は300kmで寝るつもりです」(最後まで走りきる市川さんと違って前半飛ばしてるだけです)と返答。振り千切って一人旅。

  出力は200~220W程度を維持。もっと飛ばしたくなる気持ちを抑えれてはいると思う。ただ今の状態で、このペースで本当に300km持つのかがよくわからない。これで200kmくらいでタレてたらかっこ悪いぞ。

□PC1到着 8:20
区間距離 71.2km
所要時間 2:28
区間平均速度 28.9km/h
ここまでの速度(グロスタイム) 30.5km/h

  スタート時刻が6時より8分ほど速かったため、実際は29km/h程度でもグロスタイムは30km/hをオーバー。序盤の数回の信号待ち、ミスコースを考えるとこんなものか。

  このPCでは水とゼリーを2つ買い、ごみ箱の前で胃に流し込む。
これで休憩時間は5分、私としてはもう限界に削っているつもり。もしかして速い人はヘルメット被ったまま入店とかしてるんだろか?

□PC1出発 8:25

  本格的な登りはPC2~3だと思っていたら、PC2を前にして見覚えのある峠に差し掛かる。
あれ、もう登りだったのか。確かこの峠(新野峠)は1000m以上まで登った記憶があるぞ。淡々と登りへ突入。
  ここでスタッフの小松平さんが通過チェックをしていたようだが、市川さんを車で追い抜いた時点で先頭だと思ったらしく会えなかった。

□PC2到着 11:57
区間距離 88.7km
所要時間 3:32
区間平均速度 25.1km/h
ここまでの速度(グロスタイム) 26.9km/h

  うん、悪くない。少し早いスタート、PC1までの貯金のためにここまでのグロス速度は27km/h近く、区間速度でみても25km/hを上回っている。1000m超の峠を越え、このPC2の標高が400mという中で十分満足できる速度ではないか。それに峠では4回あった片側交互通行の信号にことごとく止められてるし。やっぱり速く走ろうと思っている今回も、こういった信号が鬱陶しく感じる。困ったもんだ。

□PC2出発 12:05

  コンビニではゼリー4つという悲しいほど豪華な食事にしたのに、なぜこんなに時間がかかってるんだろう?twitterに一言呟いたのと、トイレとレジ待ちがあったんだっけか?走りで3分短縮するのは大変で、休憩を削るほうが遥かに容易い。

  PC2を出ると疲れが見え始めてきた。ここまでセーブして走っていたつもりだったのに、実際は「かかっていた」のだろうか。
150kmでもう失速してしまうのかな、とボヤキながら回す。既にセーブしなくても出力は200W程度になっている。まだ落ちてはいないが、このままのペースで走れるんだろうか。

  ややアップダウンのある153号線脇の道を軽快に北上、その後は権兵衛トンネルへ。
権兵衛トンネルまでの東側からのアプローチは一直線に続く心が折れそうな登り、と記憶にあったが案外たいしたことなく登れた。1165mまで登ったあとは890mまで下ってPC3へ。

□PC3到着 14:42
区間距離 66.1km
所要時間 2:37
区間平均速度 25.3km/h
ここまでの速度(グロスタイム) 26.0km/h

  この区間も25km/h維持(コンビニ休憩の時間を除いてではあるが)。226kmで8時間42分と25km/h平均からまだ20分貯金がある。
出力はそんな凄い速いってほどは出ていないんだが、淡々と休憩少なく走っていればこのくらいのタイムにはなるのだろう。

□PC3出発 14:50

  このPCでも水分補給&ゼリー4つ。以前加藤さん?か誰か言っていたがオニギリはご飯粒が鼻に詰まることがあるし、正直今は咀嚼力とか、走ること以外に力を使いたくない。それにしても休憩短くできないな。

  ここからは開田高原までの登り。峠中腹で風が吹くことってあまりないのに、ここでは強烈な向かい風。
あてにならないiBikeの風速計では10km/h以上は出ている。それなりの斜面でこの風は辛い。峠ピークのあたりでは10km/hを下回る失速っぷり。コースプロフィールを予習していないため登りがどこまで続くかもわからず今回のブルベで最もキツイ登りとなった。

  GPSの等高線は1800m超まで登りが続いていて、このままではかなり時間を失ってしまうと焦り始めたあたりでトンネル。よかった。ピークは1270mほど。

  トンネルを抜けて一旦下り、小さな登りを越えた先に広がっていたのは雪が積もる御岳山。
「うわー」と思わず声が出た。綺麗だ。止まって写真を撮ろうかと思う。高々1分の時間もかからないだろう。ただ今日のテーマは「走る」ことだったし、手持ちのDP1では広角すぎて綺麗に撮れそうもなかったので断念。記憶に残っているからいいや。妻とサイクリングしに来なきゃいけない場所がまた増えちゃったな、と絶景を後に。

  361号工事区間を迂回し、標高1350m。
気が付くとここで25km/h平均を10分ほど下回っていた。当初予定していた時刻よりもだいぶ早く高山に着けそうではあるが、なんとなく基準となる25km/hを切るのは悔しい。十分取り返せるはずと寒さを感じ始めた峠をウインドブレーカー無しで急いで下る。

  そういえばこの道は昔中部600kmで通った道ではなかったか。あの時は折り返し地点で妻も私も眠くて危険だったのでネットカフェに入って休憩、タイムアウトで諦めてダラダラ帰っていたところをここでスタッフに遭遇したんだっけ。で、PCでタイムアウトしても最後が間に合えば認定出せると言われて、切れた気持ちを奮い立たせて頑張りだした矢先にパンクしたんだよな。

  そんなことを思い出しながら長いトンネルを通過。後輪プシュー。なにこのタイミング。
あわてて修理。開田までの登りで時間かかっちゃったし、このパンクで市川さんに追いつかれちゃうかもしれないな。

  持っていた携帯空気入れは、バルブのネジに先端をねじ込んで固定するタイプのもの。これで空気を入れている際、バルブエクステンダー(使っているホイールはリムハイト50mmなのでエクステンダーで延長している)の先端が折れた。エクステンダー自体は前後についているため、入れ替えればなんとかなるが、折れた先端が空気入れに残ってしまっていて使えない。4気圧くらいは入っていると思われるのでこのまま次のPCに向かうか。確かスタッフが居るという話で、空気入れを借りれるかもしれない。

□PC4到着 18:26
区間距離 83.5km
所要時間 3:36
区間平均速度 23.2km/h
ここまでの速度(グロスタイム) 24.9km/h

  くー。ave25km/hから3分の遅刻。パンクさえ無ければ確実に上回っていたのに。
それよりここまでくる間、4気圧ほどあると走り出したわりにはあまりに後輪からの衝撃がマイルドで挙動も不安定に感じた。手で押してみるとわかるくらいに凹む。これはさっきよりも空気減ってないかしら。

  スタッフのたけっちさん、マコ母さんに挨拶。残念ながら空気入れは無いとのこと。
スローパンクしているかも、と後輪を確認しているとたけっちさんがタイヤに埋まった金属の点を見つけた。直径1mm弱のその金属片、引っ張り出すと長さは2,3mmでホチキスの針を太くした感じ。これだ、これが原因でパンクして、刺さったままだったからチューブに傷がついてスローパンクしたのかもしれない。

  修理した時に内側からチェックしたつもりだったんだけど、急いでるとダメだな。もっとちゃんと時間かけて直せばよかった。
ただスローパンクは、実は空気を入れた時から今の空気圧だった可能性もあって、しているのかどうなのかははっきりわかならい。
  今の時間なら次の宿泊予定地である下呂を十分に目指せたが、スローパンクの可能性、それにこのPCでスタッフと話していたらすっかり体が冷え切ってしまったのもあって、ここ高山に宿泊を決意。パンクかどうかは朝確認すればいいだろう。非常用にツール缶にもう一つ小さな空気入れを入れてあったのを思い出して空気を補充。

  事前にチェックしていた安宿が満室で空き無し、マコ母が近くにα-1があるというので調べてみると、当日限定と安く泊まれるプランがある。これを予約し、高山ラーメンの場所を聞いてホテルへ。

  ホテルチェックインは19時30分。
PC4のクローズタイムは翌日2:40だが、次のPCまでの100kmという距離を考えると4時に出れば取り返せるはず。タイマーは3時にセット。
ラーメンを食べ、コンビニでお菓子を買い込み、女子バレーを観る。twitterを見るとまだかなりの人がPC4へ向かう途中のようだ。ここからは寒くもなるし、眠気もくる。疲れも溜まっていて大変だろう。

  こうしてホテルでゆっくりしながら知人の走行状況を見ているとずいぶん気楽で上から目線のように思われそうだが、今日は私も十分苦しんだと思う。アキレス腱も痛いし、東北で痛めた膝も治っていない。それに直前に痔!

  ブルベの苦しみは何かと聞かれたら、私は眠気と寒さを挙げる。
ただそれは自転車の苦しみではなくて、そういったものを何度も経験するうちに私が求めている苦しさとは違うんじゃないかと感じるようになってきた。しっかりトレーニングし、そのうえで速く走って苦しんで大量の睡眠時間を確保する。たくさん寝れるのは頑張ったご褒美だと考えると最高に嬉しい。
  600kmを一気に走れる人は日々のトレーニングでもその日の走りでも私より苦しんでるわけで凄く尊敬するが、今の私では眠気で危険なく走るのは難しい。

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