■9/7
さて、あとは日本に帰るだけ。長かった旅もこれでオシマイ。
値段が高いからコモを避けてって高台に泊まったんだけど、ここのホテルも高かったんだよな。
そういやこのサイズのベッドは久しぶりだったかも。
飛行機輪行で面倒なのは自転車のパッキング。
ただ行きと違って帰り、最悪壊れても直ぐには困らないのでそんなに神経質にはなりません。この町でダンボールなどの入手ができた場合は、ここから空港まで輪行も考えていたけど、それも面倒そうで結局空港まで走ります。
小さな丘に差し掛かって道が細くなり、周りにが木で囲まれだした時にそれは現れました。
女性がポツンと立っているのです。夜だったら猛ダッシュな怖さ。
こんな所でなんだろうと素通りすると、さっきの女性が視界から消えたあたり200mくらい進んだところにまた女性が。しかも上半身が下着姿っぽく、かなりエロチックな格好をしています。お嬢さん(実際はオバ・・・)はにこやかに手をこまねきました。
その後も200m間隔でエロ女性が数人。帰国してから調べてみるとイタリアは売春は合法、しかし街中の宿などでの斡旋行為は禁止らしく、こうやって道端で車で来た人をホイホイするみたいです。なんとイタリアには売春注意の道路標識なんてのもあるようで。
遮断機が降りたと思ったら電車が踏切内で止まり、ドアが開いて乗客が乗り降りし始めました。
トラブル?いえ、駅が写真右端にあり、電車が長くてホームに収まりきれないようです。空港に向かう道路を塞いだまま乗り降りさせる以外に方法は無かったんでしょうか。
マルペンサ空港へは裏側から到着。大きくぐるっとまわって入り口を探さないと。
日本の空港は自転車でのアクセスは全く考えられていなくて、空港敷地から出ようと車道を走っていると車専用道に入って引き返せない、ってなトラップがよく仕掛けられています。海外もまあ、そんなに自転車でアクセスし易いわけじゃ無いね。
高速で走る車の中を迷いながら出発ゲートに到着。
普通のペラペラ輪行袋に自転車を入れ、超過有料荷物として預けます。
航空会社のカウンターに行ったら「有料手荷物用のチケットは別の事務所で売ってるからそれを買って自分で荷物を集積所まで運ぶ」と説明されました。しかしよくわからずにそのまま集積所に行ってしまい「チケット無いからダメだよ」「いや、あるし(航空券だと思った)」とちょっぴり手間取ってしまいました。
厄介な自転車を預けた後は食事。
長距離走っているものの後半一気に太ったなー。
上のパンを買ったお店。
パンを物色してるとイタリア男性?がやってきて、店の女の子を口説いて手にキスして何も買わずに去っていきます。流石イタリア。
帰国の一番の不安はドイツでの乗り継ぎ。乗り継ぎ時間は45分しかありません。
「ドイツの科学力は世界一だから国際線の最短乗り継ぎ時間は30分でOKなんだぜ!」と誇らしげに書かれていたものの、ちょっと不安。自転車もあるのに大丈夫なの?2007年のPBPでは自転車出てくるのに凄く時間かかったけど、それはフランスだから?
ミュンヘン空港に着くと係員が「TOKYO NARITA」と書かれたボードを持って立っており、その人に案内されて入出国ゲート通って次の飛行機へ。何の問題もありませんでした。
慌しく毎日が過ぎていったけど、これだけ走ると短かったとは思わないな。
この日は60km程度。
コモに下りてからの先、20km辺りの丘っぽい部分が遭遇ポイント。
■9/07, Stage-27 ブルナーテ - コモ - マルペンサ空港
走行距離 59km
累積標高 427m
■ここまでの累積: 距離 4331km, 標高 50845m
おっと、家に帰るまでがブルベ。
まだ成田空港から自宅までが残っています。誰も祝ってくれないパレードランです。まあパニアバッグもあって輪行も面倒なのよ。
オマケの90km
しかし日本の道は走りづらい…帰国するなりイヤになってきました。
自宅到着は真夜中。
50m手前の横断歩道に信号無視して突っ込んできた車が居て、ここで撥ねられたら洒落にならなさすぎと苦笑い(というか激怒)。
ギッザロ前日に変速しなくなったフロント、帰宅してみるとワイヤーが切れてました。
後半はハンドル手前にデジタル一眼入れたバッグをくくりつけていて、アウター付け根が折れてしまっていたのかも。タイヤもボロボロだし、ギリギリだった感。
■9/08, Stage-28(パレードラン) 成田空港 - 登戸
走行距離 91km
累積標高 568m
■全行程
走行距離 4422km
累積標高 51413m
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