フルエラ峠(Fluela Pass)到着~
標高2383m。ダボス先の登り口からは12km、高低差800mで平均斜度は6.67%
逆斜面は12.7kmで940m、斜度7.4%と下りのほうが急坂。
ホテルの写真を撮って、あとは下って平地走ってホテルに戻るだけと。
な、何かが向こうから来る!
ドドドドドド…
ええっ?囲まれた?
スタタタタタタタ…
↑の写真、「影が無い、コピペ。合成が甘い」と妻にダメ出しされました。もちろんそんなわけありません、生画像です。
もしかして貴方が牛マスター(若)か。
最初人が見えなくて牛が自発的に大移動してるのかと思ったよ。
(マスター的にまだ若いから)犬パワーも併用してるのね。
しかし我が物顔にも程があるでしょ、もう少し薄暗くなって高速で下ってる最中に前からコレが来たら泣きます。
あーびっくりした。流石スイス、気を取り直して下山開始と。
平均斜度が7%を超えるだけあって結構な下りが続きます。
前からムチムチのなんだかエロめな格好のお姉ちゃん来る、と構えたら、
オッサンでした。
「ヘルメットにつけてるのカメラなのかい?」「ライトだよー」なんて話してすれ違い。
なかなかの重装備、それでこの時間から峠越えるのか、どこまで行くのかな。
ちょっと曇ってきてしまいました。
もう一枚。急に冷えてきたなあ。さっさと帰らないと降りだしそう。
が、パンク。
牛を眺めて幸せを噛み締めながらパンク修理です。
この看板「牛だ牛だー、って喜んで寄っていってはいけません」だと思ってたけど、帰国してからよく見てみると「道はお牛様の物。下っ端人間は邪魔せず草むら通れよ」ってことみたいです。
ユーロをスイスフランに換える暇が無く、スイスに入ってから朝と夜にホテルで詰め込むだけ詰め込み昼食抜きの生活が続いています。
この日はここまで120km、疲労も溜まっていてこれだけの山岳コースで水だけだとツライです。あと平地30km強を耐えられる気がしなくて、朝食時に非常用にとポケットに1つ入れたヌッテラを使用。
犬のフン用袋とゴミ箱、ベルギーにも数多く設置されてたなあ。
後方より迫り来る雨雲から逃げることは出来ずにこの地点、残り30kmで雨。
サンモリッツ駅に寄って「箱根登山電車」と漢字でデカデカ車体に描かれた電車を見て帰るつもりが、激しく降る雨の中寒さに震えながら幹線道路を突っ走ってホテルまで。アキレス腱が少し痛くなっちゃった。
ずぶ濡れの服のままホテルでシャワーを浴びた後は、倒れ込むように就寝。
夜しっかり食べないと翌日までの回復量がガタっと落ちちゃうから良くないんですけどね。
最後30kmは前日と同じコース。
前日は最後の辺りで幹線道路から1本外れて車通りの少ない道、この日はそのまま幹線道路でホテル手前の余計なアップダウンは無し。
■ホテル: HOTEL CONRAD
宿泊費 75スイスフラン(ビュッフェ朝食込み、連泊のため少し割引)
■9/03, Stage-23 シルヴァプラーナ -(ユリア峠)- ダボス -(フルエラ峠)- シルヴァプラーナ
走行距離 152km
累積標高 2864m
■ここまでの累積: 距離 3967km, 標高 46562m
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