3/13
ヘブンウィーク2日目の今日からは600km。九州東から南をぐるっとまわる。
ブルベでよくある600kmのように仮眠を挟んで騙し騙し最後まで走ると翌日以降に確実に響くため、平均速度を上げてでも途中しっかりホテルで休んで300x2にしたほうが楽だ。
しかし翌日の民宿チェックインが20時と、制限時間は34時間しかない。あまりゆっくり寝る時間は無いかもしれない。前半のコースは前々日に走った部分と重なるため、この部分をショートカットしてしまうという手もある。
別府から東海岸線を走るこのルートは走っていて楽しかったため、もう一度同じところを走ってもいいやと重複コースを。夕方と昼とでは見える景色も違うし。
漕ぎ出してみて思った以上に進まない。疲れがどうしようもなく溜まっている感じがする。
これには心当たりがある、昨日の夜にしっかり食べずに寝てしまったのが原因では無いか。600kmブルベでも途中寝て翌日走り出す時に、寝る前にしっかり食べておかないとかなりの間脚が全く回らない。グリコーゲンが枯渇しきってるとか、多分そんなん。
尤もしっかり食べて寝たところで、疲れが溜まってくると走り出してから温まるまでかなり時間がかかるようになる。スタートして10kmでコンビニ休憩なんてよくあることだ。しかし20kmで2回はいくらなんでも進んで無さすぎ、これじゃゴールに着けなくなるぞと、30kmの3回目で、しっかり休んで回復を狙う。
そういえば福岡400の時にコンノさんが関サバを食べたとか言ってたっけな、アジだっけか?
まあサバとかアジが有名なので道の駅でサバ丼を注文。すぐ出てくると思ったら結構待つ。注文が入ってから下ろしているんだろか。
ここでしっかり休んでサバ食ったのが功を奏したのか(実際は一緒に飲んだカフェイン錠剤か)、ここからはすっかり復活。海岸線の何も無い道を軽快に走る。いや、港とか民宿はあるんだけどコンビニが無い、補給ポイントに困る。
100km地点の道の駅で休憩。その後は宮崎まで内陸で登り。
ここの予定コースが通行止めで少し迂回。この登りでとんでもないことが、なんと中学生に抜かれた。
歩道を自転車で走る中学生、車道で横をすっと通り過ぎると立ち漕ぎしてきた。どうやら勝手にバトルが始まったらしい。そして頂上付近で差し返される。あれ、真面目に走っているのに、なにかおかしい。
さっきから、この登りに入ったあたりからスピードが全然出ていない。ブレーキがリムに擦っている感じがする。が止まってチェックすると全く問題無し。ハブの調子が悪いしそのせいかなと思ってたけど、幾らなんでもこの遅さは無いだろう。ピピー、敗北じゃありません。機材トラブルです。
止まってもう一度確認。やっぱり擦っていない。いや、リムがグラグラするぞ。
どうやらベアリング、もしくは受け部分にガタがあるようで、軸を固定していてもリムが左右にガタガタ動いてしまい、ダンシングするなど左右に少しでも加重がかかるとリムがブレーキに当ってしまう。
このガタは福岡400前日にチェックした時にも気づいてたんだけど、ここまで酷くはなかった。
脚を回し続けなければいけないホイールから、漕いでいるとブレーキがかかるホイールに修行度がアップ。もう無理。このホイールで残された距離を走りきれる気は全くせずに、ここで断念。わずか2日目にしてヘブンウィークリタイア。
ここはまだ山の中で、近くの都市である延岡まで50kmもある。でも延岡まで行けば自転車を直すとか、輪行で帰るとか、なんとかなるだろう。とりあえずブレーキを開放して50km。前輪のリムも凹んでるし、あまりよろしく無い状態。
延岡に着いてホテルに入ってさっさとフテ寝。ホイールより宮崎県に入ったら暖かくなるとの期待が裏切られたのがショック。もちろんビールの補給は忘れずに。
■3/13
走行距離: 173km
累積: 2306km
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