2013/03/04

2012パラダイス_08: 霧の納沙布岬

○8/16
  朝から寒い。
それに昨日とは打って変わって脚が全然動かない。調子いい->頑張る->翌日ダメって形で、脚がまわる日は一日しか続かないようだ。出力が上がらないため熱も出せずにますます寒い。

  根室から納沙布岬に近づくにつれ、だんだんと霧が濃くなってきた。
夜中に走るより日が出てからのほうが景色も見れていい、なんて思惑も、この霧じゃまるで関係なし。


  岬にあるオーロラタワー。確かここがPCだっけ?
真下まで近づかないと霧でタワーが全く見えなかった。中に入ると岬が一望できる展望台への有料エレベーターがあったが、外から見てタワーの上場が見えないこの状況では展望台は一面真っ白だろうと登らず。

  ネタ的に登るのもありかなーと少し悩むも、そんなことにお金をかけれるほど裕福で無いためスルー。


  こんなとこにも返せ北方領土って書いてある。
国後島どころか目の前が海なのかどうかもわからない。

  しかし本当に寒い。寒くて漕ぎたくなくなってますます寒いのスパイラル。
コンビニで暖かいドリンクを飲みながら、ダラダラと根室へ。ここからは来た道を引き返した後、内陸に向かって摩周湖へ。

  前日の牧場地帯を走りながら、「うしーうしー」と声をかけてみる。
間違いなく牛はこちらに反応している。これならばカメラを構えたら呼び寄せられるはず。


  中央の餌場でガツガツしてたため少し不安だったが、呼びかけると一斉にこっちを向いた。
「はいはい、写真撮るから集まって」


  きたー。


  次々と寄ってくる牛。


  モー大興奮。


  しかし気づいてしまったんだ。
この鈴木家Blogを更新した際twitterにリンクと一言を書いてるんだが、そこに「皆さんお待ちかねの牛です」と書いた日記はアクセス数が少ないことを。


  でもそんなの関係ないうしー。


  牛写真を撮ろうにもホイホイ出来ない人もいるようで、じゃあ何故私が牛を集められるかというと、きっと無類の牛肉好きのために体から牛臭が発せられているんだと思う。

  ラブリーな牛さんにサヨナラして内陸部へ。草むらの中のあれはなに?


  なに?


  何故こんなものがこんなところに?
何も無い草むらで、しかも車道からは草木に隠れてそんなに見やすいわけで無いという。


  今日はゆっくりペースだったため既に日が落ちてきた。
山には雲がずっとかかっている。右側の山が摩周湖、きっと凄い霧なんだろうな。


  本来のパラダイス日程では600kmのゴールはこの夜。
しかしもうとても間に合わないし、寒い夜中に走る気はないため摩周駅近くに宿をとってチェックイン。

  ひなびた温泉施設という感じのこの日の宿は、「自転車中に入れていいですか」と聞くととんでもないといった受け答え。
  更に入り口にはデッドスペース多数で、そこに宿のママチャリが10台くらいあるのに「ここに置けませんか?」「でももう一杯でしょ?」
  整理すれば入りそうなのになーと思いつつも、既に交渉する気も無くなって輪行袋につめて部屋に持ち込み。後輪外さないタイプの輪行袋は(電車で使うには邪魔になるのでお勧めできないけど)こういう時楽でいい。


■8/16
・走行距離:172km
・ここまでの累積:2599km



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