2011年12月12日月曜日

PBP2011 Stage20_3:笑っちゃう九十九折


  オーバーヴァルト(Oberwald)の駅 -前日の峠看板のあたり- を過ぎると一気に斜度が上がって峠道となりました。
ウネウネとヘアピンカーブを4回程曲がって、


  あの山は多分越えません。
ここから北に向かうわけだから前方の左カーブの先に越える峠が広がっているはず。
カーブの先で見えたものは、


  なにこれー。
もしかして前の山にある横線は道ですか?


  トンネルを抜け、九十九折の全貌が明らかに。
それはまるで地の底から天へと向かう道。

  普通九十九折って上に行くほど折り返しが短くなりません?山って上に行くほど小さくなってくわけだし。それなのに何でココは登るにつれてどんどん長くなっていってるの?


  どーもくんも仰天。

  この峠を見た瞬間に笑いが込み上げてきました。
もちろん膝も笑ってしまいそうです。

  写真ではわかりにくいですが、この正面の横ラインに登り始める前に左側の斜面を4回ほど折り返します。そして左から右へ、写真右端の右側斜面に隠れてしまっている先には、


  町がありました。名はグレチ(Gletsch)。
目的のグリムゼル峠は次の交差点を左折、直進すると別の峠、フルカ峠に向かうようです。

  今回の旅行は直前ギリギリに山を通るコースを適当に引いてGPSに登録、その日走るルートの峠の名前どころか、峠をいくつ越えるのかすらわかっていない状況だったため知る由もありませんでしたが、ここグレチの町には蒸気機関車、フルカ山岳蒸気鉄道(Dampfbahn Furka-Bergstrecke)、DFBが走っています。

■フルカ山岳蒸気鉄道(Dampfbahn Furka-Bergstrecke)
  1930年にフルカ・オーバーアルプ鉄道として開通したものの山岳を越える路線は夏の間しか運転できす、1982年にオーバーヴァルト駅から新フルカトンネルが開通し、ローヌ氷河を望むフルカ峠の路線は廃線に。
  その翌年にはこの山岳鉄道の情景を惜しむ声からボランティアがスタート、路線を修復、蒸気機関車を購入し私鉄として運営開始。2000年にはレアルプ(Realp)からフルカ峠を越えてここグレチまで、2010年8月にはグレチからオーバーヴァルトまで開通。
・運行期間:6月末~10月末。

公式サイト
日本語による紹介、鉄道庭園

  ちょうどこの写真を撮った右側が駅。当時知っていれば見ていけたのにな。
しかし瞳に映っていたのは鉄道ではなく、目の前に広がる九十九折のみ。


  この峠、道の土台がしっかりしているんですよ。
特にカーブ部分。急激に斜度を変化させないためか石垣をかなり積んだ上で道が作られています。
  その為遠くからでもあんなにハッキリと土台部分が見えるのですね。いくら木が無いとはいえ普通の舗装路では横から見たときに目立ちませんから。


  あちらに見えるのがフルカ峠。


  こちらが登ってきた道。
道が右カーブして山の中に消えていってるあたりがトンネル前から写真を撮った位置です。
流れる川と灰色で太い道の間にある薄い線、これがフルカ山岳蒸気鉄道の線路かな。


  ラルプデュエズを登ったときにも感じたのですが、ヨーロッパの大きな峠道はこういったヘアピンカーブ部分で斜度があまり変化しないようにしっかりとした道となっています。
乗鞍の九十九折とかは内側と外側とで斜度違いますよね。2000m峠なのに道が広いってだけなのでしょうが。


  標高2000m地点からのフルカ峠。


  登ってきたグリムゼルへの道とフルカまでの道。フルカ峠に至る道も土台しっかりでクッキリと見えます。
  下に写っているのが越えてきた町グレチ。ここから左上に伸びている道と川の間にある薄い線が線路です。線路は写真左上の九十九折が始まるあたりで道と交差し、その先はトンネルでフルカ峠を抜けていきます。


  遠くの山とあわせてCGっぽい光景が広がります。
木は生えてるんですけどね、なんかこのテクスチャ綺麗だね。


  グリムゼル頂上付近からのフルカ峠。


  頂上に着きました。
が、峠下の看板にあった標高差1070mの文字とGPSに表示される現在の標高から、ここはまだ頂上ではなくて手前の休憩所かなにかだと思っていました。
後から思えばあの看板はフルカ峠のものだったのです。


  ここからは信号があり30分おきの交互通行でオーバアール湖(Oberaar see)、標高2340mまでパノラマ道が続いています。
  ホテルチェックイン時刻も気がかりでヨワヨワだったために通過してしまいました。何故ここまで来てさらに上を目指さなかったのか、かなり後悔しています。
(交互通行の道を自転車が通っていいのかどうかはチェックしていません。歩行者は通れるようです。)


  眼下には池が広がっています。
ここに来て「もしかして峠頂上はココなのでは?」とようやく気づきます。慌てて写真。峠看板はもっと手前にあったのかなあ。


  グリムゼル峠(Grimsel pass)。標高2165m。
オーバーヴァルトからは11.4km,標高差784m(実測)。平均斜度は6.9%。



2 件のコメント:

  1. こういう道でブルべやりたいなぁ。

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  2. >リュウさん
    PBPももっと峠走ればいいのにと思ってましたが、実際は緯度も高いし悪天候だと危険すぎな感じ。夜になっただけで死ねます。
    折角景色いいんだしブルベで走るの勿体無いような。昼の間のいい時間だけ自分のペースで走りたいです。上のほうまで見えるので10人くらいでサイクリングしたら楽しそう。

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