2011/12/30

2011淡路 5:六甲山とどうでもいい話。あと猫。

■12/18
  この日の予定コースは六甲山を登るルートと北のほうをぐるっと130kmくらい周るルートが用意されていました。
六甲山のほうが短いし、登らずに戻ってくるという選択もできるので前者で。


  六甲山手前のサイクリングロード。

  アキレス腱の痛みは前日や前々日と比べると少しはマシになっています。これなら山もなんとか登れるかもしれません。
  ペダルが下に来て足が伸びる時に痛む(サドルを下げまくっても無駄)ので、痛い回数を減らすためにアキレス腱炎時はどうしても重いギアを踏んでしまいます。
予想通りその為が膝痛も発生。もう体ボロボロだなあ。

  六甲山では重いギアでダンシングした後にダンシングが続かなくてフロントをインナーに落とそうとしたらギア切り替わらず。仕方なく停車。10%を超える坂での再発進は難しいですね、一回失敗してすぐ止まってしまいました。
  パイロットの私一人の出力で2人の体重を持ち上げられるようになれば、息が合おうが合うまいが問題なく再発進できると思います。なのでそこまで頑張ろう。


  登りは楽しく、あっという間に六甲山頂。
ここまですれ違ったロード乗りは顔を防寒のマスクで覆っていた人が多かったです。
下りはとっても寒い。指先が冷えて大変です。

  それから重量。
軽量時の総重量70kg弱に対して今回は140kg。荷物を積んで90kgで走ったことはありますが、そこからさらに+50kgは未知の世界。
  ブレーキの効果も遅くなるし、そもそも本当に止まれるのが不安で速く下ることが出来ません。
丁度TTバイクで峠を下った時のような感じ?能力的にはロードより早く下ることが出来るものの怖いのでいつもより遅くなるという。

  車体が重い&自分の意思だけで重心移動が素早くできないというのは曲がるのには問題にならないのね。もっと重いバイクも問題なく峠を走れるわけでそりゃそうか。自転車を倒すと綺麗にコーナーを抜けていきます。
  ただこのときの進路、行きたい方向に曲がり続ける力が軽い時とは比べ物にならないほど強くて、コーナーリングの最中に何かあって瞬時にかわすような動きは難しいだろうなと感じました。

  それでも妻は後ろで普段より速いと、ジェットコースター気分を楽しんでいました。


  神戸の町並みがよく見えます。
こんな近くに1000m級の峠があって羨ましい。


  開いていた店で夕食を。


  冷え切ってしまった体はワインを飲んでもチーズフォンデュ食べても温まりません。


  ラーメン食べても無理。
妻の飛行機の時間まではまだ2時間ほどありましたが、寒くて耐えられないのでここでお別れ。
ホテルに入って急いでシャワーを浴びます。

  タンデム(2人)旅行はここでおしまい。ここからまた関東まで戻らなければなりません。
あ、書き忘れてたけど淡路島の外周道路は車が少なくて走りやすかったです。暖かくなったらまた来たいと思いました。

■12/18 明石 - 六甲山 - 神戸
走行距離 79km
累積標高 1669m



■12/19
  ツーリング7日目。
このくらい走り続けると体が走るのに慣れるのか、少し調子が上がってくる感じがします。
もちろん疲れは出ていて脚の筋肉の痛みもありますが、 腐りかけのフルーツが美味しいというかそんな感じ。


  大阪市街を抜けてからの道、来た時道幅が細くて走りづらかったため別ルートで行こうと南の道を走ったら無駄に山を登るハメに。
しかも下る方向を間違えて奈良に向かってしまいます。アップダウンを繰り返しながら元のルートへと復帰。

  伊賀では行きの仇をとろうとコンビニでチーズを買って仕掛けますが、ニンジャを釣りだすことは出来ませんでした。
脚は結構回ったものの、実家まで走るとなると到着は深夜になって三ケ日あたりが寒いだろうなと、2日で帰る案は諦めて日が暮れてすぐ四日市でスーパーホテルへ。

  スーパーホテルは自転車どこに止めたらいいか聞くと、心配なら部屋いれていいと言ってくれるところが多い気がします。
フロントのお姉さんは即答してくれるし(ホテルによっては支配人に聞きに行くとかがある)、チェーン全体でそういう話になってるのでしょうか。フレンドリーなお姉さんに聞いてみればよかったです。
ま、折角中に入れていいと言われてもタンデムを部屋に運ぶのは無理なんですが。

■12/19 神戸 - 四日市
走行距離 160km
累積標高 1969m



■12/20
  前日とはうって変わって回らない脚。
どうやら完全に腐ってしまったようです。ヘロヘロと実家まで。

■12/20 四日市 - 浜松
走行距離 141km
累積標高 1331m



■12/21


  おはよう、その子。

  実家にタンデムを預けて電車で帰るという選択肢もあるわけで、どうしようか悩んでるうちに昼過ぎになってしまいました。


  家で取れたタマネギからは芽が出ています。
「今年は暖かかったからこんなになっちゃった」と母。今までこんなになることはなかったのにもう食べられないと残念そう。


  舗装路を突き当たって、左に曲がると


  砂利道、その先に見えるのが


  みすぼらしい平屋の鈴木家実家です。


  しかしなんと、この砂利道に入ってから右手に見えるココは市道なんです。
オヤジが退職してからは柵を作って木を刈り取って今の状態となっていますが、小さい頃は竹やぶで通るとヘビを必ず目撃するような鬱蒼とした所でした。


  要するに、この赤いスペースはウチの土地じゃなくて市道だと言うのです。写真右側には我が家の小さな畑。
私がこれを聞かされたのは高校生になってからです。どうみても私有地なので通る人なんていません。

  ほんとうにどうでもいい鈴木家実家の秘密でした。


  出発が遅くなってしまって三島でもう一泊することに。
小田原、あるいは御殿場からの道は交通量も増え、夜中に帰るのがたいへん苦痛なのです。寒いし。

■12/21 浜松 - 三島
走行距離 138km
累積標高 1138m



■12/22


  折角なので246じゃなくて箱根を通って帰宅。


  箱根頂上で猫会議に参加します。

  下りは一気に体が冷え、やはり夜走らなくてよかったと感じます。
箱根を越えた場合でも小田原厚木道路側道で246に戻るのが定番のルートですが、なんとなく国1をそのまま走ったら渋滞しててかなり時間がかかってしまいました。

■12/22 浜松 - 三島
走行距離 119km
累積標高 1818m

  これにて2011淡路、タンデム兵庫旅行は終了。
やっぱり冬は走るもんじゃないです、また足痛めちゃったし。

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