標高は2200m。
峠なのにピンクの牛オブジェがあります。
ヨーロッパ来て牛オブジェ結構見てるよなあ、こっちの人、牛好きねえ。
WINE BAR?
どうやってここに来るの?バス亭とか無いし頂上から歩いてすぐって距離でも無いし。
謎が謎を呼ぶピンク牛。
水が流れ出ていて給水することができました。
飲めるかどうかは不明ですし、盗水っぽい気もするんですが流れ出てるからいいのかな。
頂上が見えてきました。
あ、こんにちは。いいお天気ですね。
ちょっと出ちゃってる気がするんですが、大丈夫ですかね?
えーと黒いのはお友達ですか。
紹介してくれるのは嬉しいんですけどお友達も出ちゃってるみたいです、大丈夫ですかね?
ここの牛は体と耳が茶色で、顔から腹にかけて白いのが基本なのかな。
そのうちに黒い牛が前に進んで2頭で道を完全にブロックするフォーメーションに。
これは写真撮りたい、でも逆光で上手く写らないからなんとか牛を動かさないように反対側に行きたいなあ。
ここで向こうから対向車がやってきます。
牛にブロックされて進めない車。止まった車からおじさんが現れました。
おじさん、物凄く怒ってます。
「牛の分際で舐めんな」「畜生めー」とかそんな事を言ってるんだと思いますが、道の脇にあった握り拳大の石を掴み、呪いの言葉を2000語くらい叫びながら牛に向かって突進。
こ、怖い。見てるこっちはビビりまくり、だってあの怒り方は尋常じゃないし、さっき牛と話してたから仲間と思われて次は私が襲われるかもしれません。写真が撮れる状況では無い!
日本語だけでなくてイタリア語?もわかるようで、黒牛は斜面を駆け下りて逃げていきます。
もう牛は退いて目的は果たされたはずなのに追い続けるおじさん。一体何が彼をそうさせるのでしょうか、もしかして牛嫌いなの?ベジタリアン?
いやベジタリアンは動物好きなのか。ミータリアン??
走って逃げる牛めがけて雄叫びを上げながら手に持った石をロングスロー。
放物線を描いたコブシ大の石は10mくらい離れた牛ボディーにクリーンヒット。牛、走ってるんだから避けろよ…
茶牛はこりゃたまらんと、この間に素知らぬ顔でスタスタ逃げています。
上に写ってるのが牛追いおじさん。あんなとこまで追っかけていってるし。
退散ーっと。
石をヒットさせたオッサンは気をよくしたのか怒鳴り声も止んで車へと戻っていきました。
襲われずにすんでよかったです。黒牛、オマエの犠牲は忘れない。(と茶牛も思っていることでしょう)
山肌をバックに牛。
今日の日記は牛特集なので白黒写真も載せちゃいます。
頂上付近は岩ゴツゴツ。
牛注意の標識なんて飾りだと思ってました。
それから鹿注意、イタリアの鹿の絵はドイツ等と違って躍動感に溢れています。
ワインバーの辺りから低くなりだした気温、この辺りでもう寒くなって長袖上着を着ます。
気温が低いというよりは頂上を越えて前から吹いてくる風が冷たいんです。牛で止まって体も冷えちゃったし。
ほぼ頂上(2400m超)からの眺め。ズームすると、
さっきの牛が見えます。
頂上に到着、湖です。
頂上っていっても最高点はもう少し先みたい。
ホテルも。ちゃんと補給できるところあるから水3.5リットル持って走る必要は無いんだって…
湖の周りにはお土産屋さん。やっぱりセントバーナード。
そして聖バーナードの像もあります。
湖をぐるっと周ってスイス側へ。
検問ができるようになっているんでしょうか?
誰もいませんでしたが車を止めるラインと建物がありました。
峠頂上はスイス側。
2473mって書いてあるなあ。峠頂上の標識の標高が数m違うのは(違う数字が並んでいるのは)よくあること。
グラン・サン・ベルナール峠(Col du Grand-Saint-Bernard)。標高2469m。
アオスタからは34.7km,標高差1864m(実測)。平均斜度は5.4%。長かったなー。
スイス側にもレストランとお土産屋さん。やっぱり売られているのはセントバーナード。
想像以上の牛密度、凄過ぎて言葉を牛なう。
返信削除牛なう。カッコイイ。
返信削除高級ステーキ店に言って(言葉を)牛なうしてみたい。
麻布十番に大田原牛超という店があります。値段のつけ方がアレな感じ。
返信削除大田原牛はブランドとしてどうなのよという話があったような。そんな高い肉を食べられるほど財力ないのです。
返信削除安いのに美味しすぎて言葉を牛なうにしてください。お金は牛なうわけにはいきません。
って書いてから思ったけどそれじゃ高級料理店じゃないー。
横で妻がボーナス牛なうとか言ってるので期待してみよう。