■4/29
BikeAcrossJapan、BAJ2400スタート。
ここまで予定通り走れていない。元々予定通り走れる可能性は3割程度かなと考えていたし、輪行したことで休養することができた。想定していたより疲労感は無い。道中のホテル予約済みでプランの変更が難しいこのBAJをしっかり走れればいい。
朝食を食べ、皆が準備して出発する中、ギリギリまで布団で横になる。ホテルからスタートまでは6km、トラブルを考えると1時間前には出発したほうがいいか。
佐多岬までのアップダウンを気持ちよく走っているといきなりパンク。スタート地点で直そうと暫く押し歩いたが、GPS見るとまだ3km以上ある。道端で修理。皆が「何してるの」と声をかけて通り過ぎていく。
しかしこのスタート前の区間でパンクするなんて。昨晩「後輪新しいやつに換えたほうがいいかなな」「まだ持ちそうだからこのままでいいか」なんて伊藤さんたちと話していたんだ。その後輪がこんなところでパンク。ツイてない、いやスタート前だからツイてたのか?
パンクを直し、ブリーフィングが始まっている中スタート地点の佐多岬に到着。
ホテルの人、地元の人が集まり、バナナ等を配って応援してくれている。パンクしたタイヤは捨てていこうと思ったら冨永さんが欲しがっていたので渡した。食パンの具材にでも使うつもりだろうか。
ブリーフィングが終わり、全員で集合写真を撮り、BAJ2400スタート。
応援してくれる人やカメラに手を振りながら泉さんと一緒に先頭付近で出発。伊藤さんが一人抜けていくが無理をする気がないし追わない。集団で走るのはあまり好きではないのでいつもは率先して集団から外れるが、今回は序盤できるかぎり体力を温存しつつ速く走りたい。
後ろは確認していないが10人程か。アップダウンが続く道を暫く走るうちに、近藤さん、冨永さん、落合さん、城さん、私の5人になった。
この人数になってからはローテーションが開始されて走るのがメチャ楽になる。速度も十分出てるし暫くはこの集団で行きたいな、すぐに先行していた伊藤さんを吸収。
風向きは追い風だったり向かい風だったり安定しない。冨永さんと「zucchaさんの会社何人出走してるの、オカシイ」「3人、そのうち2人を先頭集団に送り込みました」なんて会話をしていると、当の本人キャンパーの城が集団から脱落している。サドルバッグに括り付けたキャンプ用のマットが外れそうで停車したらしい。惜しい人を亡くした。
スタッフの妻神さんらがスタートから先回りしてくれていて応援。応援されると力が入るね、でももうこの先はゴールまで応援もなにも無しか。(実際はこの後多くの人が応援にかけつけてくれていた)
暫く5人で走るが、登りが続いた後に後ろを見ると近藤さんしか居なくなっていた。信号で少し待ってみるが後続は来ず、まあこの先のPCで追いついてくるだろうと2人で出発。PC1はレジェンド近藤さんと2人で到着。
食パンを買い準備を整え出発しようとすると3人が来た。追いついてきてねーと残し2人で先行する。が、どうもお腹の調子が悪い。耐えながら数十km走ったものの近藤さんに先に行って貰いコンビニに離脱。食パンの野郎。
宮崎市街は信号も多く、ルートの一部が音楽祭?で車両通行禁止になっていた。歩道が自転車通行可だったためそこをゆっくり走ると警察に止められ、迂回してその先へ。コンビニで踏ん張ってる間に最速落合さんに抜かれたようで混雑した市街地を抜けた先で追いつく。PC2直前で近藤さんも吸収。
落合さん「これ僕前ひかなくていいんですよね?」と言う、近藤さんが「いいんだよzucchaの前ひいて回復させちゃうとその後地獄を見るから前出ちゃダメ」と返す。ちょ、そりゃないぜ近藤さん。
確かに今回はDHバーをつけての参加、市街地を抜け車通りの少ない道では私が前をひくのが適役だろう。批判もあるだろうが練習のためにつけてきたDHバー、TTバイクのように前加重になるポジションでは無く肘当てに腕を置いた状態でドロップハンドルのブレーキが握れる位置にしてある。なので普段単独走時によくやるバートップ中央部部分を持って走るのとCdA的には殆どかわらないんだよ…コントロール性が上がるからドロップハンドル中央持って走るより楽だけどね。
宮崎からはずっと向かい風、80km程走り延岡のあたりで落合さん「向かい風の中疲れました?」ああ疲れたさ。
その後は速度が落ちてくると落合さんが前に出てくれ、暗くなった中をPC3佐伯へ。ここではAJ福岡のスタッフが応援に来てくれていた。横山さんは間に合わずに会えず。
この時間なら22:20のフェリーには楽に乗れそうだ。速く走っても仕方ないしリカバリーで流す。港の手前でごはん買っていきましょうと提案、コンビニから出たところで反射ベストをつけたサイクリストと遭遇。
「もう来たのか」と近藤さん。PC1で別れた3人、あそこからここまで我々は結構な速度で走ってきたはずだ、よく追いついてきたなあとビックリしてよく見ると、なんと川合夫妻。
川合夫妻も応援組。ここ臼杵まで来て皆を見届けた後に同じフェリーに乗り、しまなみ海道をサイクリングするようだ。
待合室の机でごはんを食べ、乗船開始と共に船に乗り込み横になって即目を閉じる。
なにやらざわめきが聞こえた。目を開けると、冨永さん、伊藤さん、城さん。乗船開始時にいなかったからこのフェリーはもう無理だと思っていたのにギリギリ間に合ったらしい。
キャンパーの城は板の間にマットを敷いて快適そうに寝ていた。うーむちょっと羨ましい。
○4/29
走行距離:338km
睡眠場所:オレンジフェリー(臼杵-八幡浜)
■4/30
下船のアナウンスが流れる。短い時間だったが意外と寝れた感じはする。
冨永さんにも回さなくていいよね言われたけどダメです。この人数でローテーションすると楽でいいな。まだ真っ暗なうちに次のPC到着。
ここで問題が、冨永さん、城さんは赤穂のあたりに宿をとっているというのだ。このペースだと速すぎる、チェックイン可能時間前にホテルに到着してしまうと。これ以上速く走る意味はないと2人がこのPCで離脱、城さんは「宿到着したら絶対飲み屋に行く」言ってた。
今回のプラン、天気という大きな不確定要素の他に、しまなみ海道の通過時間が読めない部分であった。
過去サイクリングで何度か走った時はかなり時間がかかっている。ゆっくり走ったというのもあるけれど、人が多くて頑張って走れるような場所じゃない。人が殆ど居ないだろう明け方に通過できるかどうかで所要時間は大きく変わりそうだ。
私より100km手前に宿をとってる伊藤さんが途中のPCで離脱。
広島に近づくと対向の自転車乗りが少し見られた。がそこまで人は全然おらず、見通しのいい橋の上は快適に走れた。ここまで計画通り。
その後のPCは、この3人にしては長めの所が多かったか。落合さんは先に行きたくて悶々としてたかもしれない。
タカトリ峠で近藤さんが後ろから猛ダッシュ、かなり眠気がきているようで振り払うべくアタックを繰り返していた。この人の凄いところはブルベのような超ロングの峠でこういった攻めてるダンシングするところなんだよな、それでいて最後まで失速せずに走り抜ける。やっぱりレーサーなんだな、私はこういう走り方したら脚がやられてすぐダメになっちゃう。
落合さんは全く眠くならない人かと思っていたら、どうもそういうわけではないようだ。少ない仮眠で完全復活できる人なんだろう。珍しく私が一番元気だ。近藤さんより眠くなさそうな自分を初めて見たよ。
姫路城周辺は大変な混雑。ホテルを予約しているのは丹波市。回復走としたかったため手前1時間くらいずっと落合さんにひいて貰った。
まだ眠くないし、なにより周りが明るい中ここで寝るのちょっと勿体ないな。この感触なら今日中に日本海側に出れただろうからそこで宿をとるのが最適だっただろう。まあ事前予約してるから仕方ない。
宿をとってない2人と別れてホテルにチェックイン。残念ながら「部屋に自転車入れるって何それ?」で、輪行袋に入れて持ち込み。あーめんどくさい。
時刻は17:30過ぎ。何のトラブルも無く雨も降らず予定より早く着いたが、4時間の滞在で出発する。
○4/30
走行距離:411km
睡眠場所:パークインカイバラ(自転車持ち込み不可、輪行袋に入れて室内へ)
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