■4/27
中部地方の山岳よりも冷え込まないが、それでも夜中はやっぱり寒い。
私の場合、疲れてきて出力が上がらないと体が冷えてしまい、寒さで出力が上げられずより寒くなるというネガティブスパイラルに陥ってしまう。こうなるともうカイロやお湯など外部からの熱で温まらないとどうしようもない。要するに風呂だよ、風呂に入りたいんだ。
そんなこと言ってもこの時間にしまなみ海道で営業してる風呂などあるはずもなく。
諦めて走るのもまた楽しい。ブルベに参加した年、暗闇の中を走り続けるその非日常感に惹かれたんだっけ。街灯、月明かり、それから前照灯。それらで照らし出された景色は昼と比べて全然見えないのだけれど、暗いからこそ見えるものもある。
そんなことを考えて橋を下ったらイノシシに遭遇した。夜間の野生動物はちょっと怖いので見なくていい。
途中かなり休みながら走り、最後の来島海峡大橋に着いた頃には夜が明ける。四国に渡れば健康ランドが開いてるかもしれないな。
検索すると今治市街や松山に何件かある。眠気もあって仮眠したかったためルートから外れて今治へ。
健康ランドにはロード用自転車置き場(防犯カメラ有り)があった。防犯カメラがどの程度役に立つかわからないが盗難の不安が少し減っていい。さっぱりして、休憩所で昼近くまで仮眠。健康ランドを出ると小雨が降り始めていた。ガックリ。
カッパを上だけ羽織り、25kmほど走ったところで雨脚が強まる。たまらず道の駅に退避。
ちょっとこの雨の中走るのはヤだなあ。レストランで時間を潰すも止む気配は無い。雨雲レーダーを見るとこの先松山を過ぎるまで結構降っているようだ。
輪行でショートカットするにしても最後佐多岬まで100km程度は走らないといけない。今日中に九州に辿り着かねばBAJのホテル夕食に間に合わなくなる。ここからフェリー乗り場の八幡浜まで80kmでフェリーの時間までは5時間、雨の中走っても十分に間に合いそうではあるが…
電車の時刻を調べると、近くの駅停車は1時間に1本無い。乗り換えの繋ぎも悪く、20分後発車の次の電車だともうフェリーに乗れない。走っていってパンク等のトラブル時に輪行しようとしても間に合わないわけで、するならもう今しかない。
急いで駅に向かい輪行準備。で、電車に乗り込むと、案の定というか雨上がる。ムキー。80km5時間で輪行だなんて何勿体ないことしてんだ。
松山で乗り換え。自転車をそのまま乗せれるサイクルトレインの看板。以前来た時よりも愛媛は自転車に力を入れてる感じがする。
フェリーの中で到着地臼杵のホテルを予約した。九州について夜通し走るのは厳しい。
ホテルで滞在4時間くらいで出発すれば九州区間は自走で夕方佐多岬に着けるが、四国で輪行してしまった時点でもうそんな気は無い。朝までぐっすり寝て輪行で向かおう。
九州に上陸したらまた雨が降っていた。
○4/27
走行距離:101km
睡眠場所:ニューホテル玉屋 (自転車室内持ち込み可)
■4/28
寝すぎた。
朝このくらいで十分間に合うなって時間に起きて駅に行ったら、臼杵-宮崎の電車が思ってたより時間がかかり、宮崎から走ったらホテル佐多岬に18時に辿り着けなさそうなのだ。結果的に寝すぎた。
宮崎より先、都城まで行けばもう少しショートカット出来る。全く、リタイヤや計画失敗は金がかかる。
去年末に石垣島に行った際、牛をみかけてカメラを構えても全然寄ってきてくれなかった。敗北感と共に胸に刻んだのは「和牛(黒毛)は人間に興味を示さない」友達は乳牛だけだ。
しかしコイツらはどうだ、
完全にスルーされたあれは沖縄特有の牛だったんだろうか。牛ホイホイ能力に少し自信が戻る。
鹿児島湾に出ると風向きは急に変わる。風向きは安定しないが少なくとも向かい風では無い。ここまでの向かい風で明日は追い風なんじゃないの?と期待してたのにやっぱり向かい風なのかもしれない。
佐多岬まで残り15km、後ろから来たのはBAJ参加者を乗せた空港からのバス。着ていたカッパを窓から志村さんに預け、ホテルへ向かう。夕食には間に合いそうだ。
夕食開始になんとしても間に合いたかったのは宴会が始まるとばかり思ってたから…ビールを頼む人はごく少数。深夜まで2次会が開催されるんじゃないのか?オダックス埼玉どこにいった。
近くにコンビニは無い。自販機でビールとフロントのお土産コーナーでニンニクチップを買う。同室の冨永さんや東さんもあまり乗ってこず、一人寂しく晩酌。
○4/28
走行距離:108km
睡眠場所:ホテル佐多岬(オダックス埼玉貸切)
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