2014/08/04

タンデムをディスクブレーキ化する

○8/1
  今年4月より新潟県もタンデム(の2人乗り)走行が可能になりました。
8/3に参加する「ぐるっとまるごと栄村」は栄村の地震で野沢温泉方面の道路が通行止めとなって以来、新潟を通過するルートになっています。
  去年はタンデム参加不可だったのが、この新潟OKにより可能に。ソロタンデム仲間のさとう家もタンデム参加するという話だし、ウチもタンデムいきますか。

  しかし問題となるのがブレーキ
以前の日記でドロップ化したタンデム、これが上手くいったとは言えない状態でして、問題なのはSTIでminiVを引いてること。

  通常のVブレーキはロード用のSTIとワイヤーの引き量が異なるため、そのまま付け替えるだけだとVブレーキが全然動かないという問題が発生してしまいます。これを解決する一般的な手段は3つ。

1) Vブレーキのワイヤー引き量に対応したドロップ用ブレーキを使う
2) トラベルエージェントなるワイヤー引き量変更器具を取り付ける
3) 通常のVブレーキよりアームの長さが短い、通称miniVに取り替える

  で、3)を選択したわけなんですが、はっきり言ってドロップ用ブレーキレバーでVを引くのは間違っています。
  Vブレーキは本体では解放する方向への力は細いバネ線だけで、どちらかというとブレーキレバー側のバネ力で解放側に動きます。STIはこの力が弱く(メカ部がゴテゴテしてるし)、特にタンデムのリアのようにワイヤーのフリクションが大きいとブレーキが戻らないのです。

  セッティングもシビアだし、あっという間にシュー無くなるし、おまけに効きも悪い。
タンデム2人乗りだと15%程度の下りで「ブレーキ全力で握っても速度0に落とせないのでは」との恐怖が出てきます。アップダウンの続く栄村は危ない!

  というわけでフロントのみディスクブレーキ化。
ホイールはシマノの完組WH-RX05。ブレーキはSTIの引き量に対応したBR-R517。
大きけりゃ大きいほど制動力や放熱がいいだろうということで、ディスクローターは最大の203mm。
にしたのが大間違いで…

  我が家のタンデム、PROGRESSIVE TDM-710はアルミの低価格バイクながら、最初からディスクブレーキ台座がついています。
しかし203mmのローターが取り付けられるようにはなっていなかったのです。

  フォークはローター用に内側に窪みがつけられているものの、203mmだとこの窪みからはみ出してしまいます。
もう少し凹ませようとしましたが、アルミのフォークがポキっといってしまったらお仕舞なので、

  ハブ軸にワッシャー挟みました(銀色の部分)。ホイールセンターずれるからあまり良くないんだろうけどね。

  写真は栄村後のなので汚いです。洗車してディスク化した時に撮っておけばよかった。

※PROGRESSIVE TDM-710をディスクブレーキ化する時は180mm以下のローターを使いましょう。

  んで、ディスクブレーキの感想ですが、何故最初からこうしなかったんだ(まあ新しいホイール代かかるからなんだけど)と後悔したくらい。
  思ってたようにガツンと効くわけではなく、しっかりコントローラブルです。雨天のカーボンシューのような変なクセが無く、引いたら引いただけ減速してくれる感じ。激坂でもしっかり止まれるし、妻のロードもディスクブレーキ化したくなったくらい。

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