2013年5月23日木曜日

2013タンデム福岡_09: BRM426嘉麻300km 眠くて天国行きは嫌です

○4/26夜~27
  ジョイフル終了後はコンビニで眠気覚ましのガム購入。
今回ここに来るまではよくメガシャキのガムを噛んでいた。中にソース状の物が入ってて眠気系にしてはなかなか美味いし、なにより1パッケージで5粒と1粒が大きいのがいい(でもこれだけで100kcalあるんだ)。残念ながら売っておらず。
  スタート地点に戻ると既に多くの人が集まり、準備を始めていた。皆タンデムを見て「何故タンデム?」と不思議そうな顔をしている。運動場内を何人かと乗って遊ぶ。


  暗くなり始める中ブリーフィング開始。しっかり寝たはずなのになんだか眠い。
岩本さんが「zuccha眠いの?まあ一緒にゆっくり行こうや」と声かけてくれるが、とにかく速度に余裕がないため序盤は無理してでも稼ぐ作戦で。
  時間が来ていよいよ福岡HeavenWeek初日の嘉麻300kmがスタート。スタートは比較的前のほうだったと思う。先頭あたりでinainaさんがガンガン飛ばしている。あいかわらず元気なオッサンだ。夜間スタートのブルベ、規模は全く違えどPBPの時のようにテールライトのランタンルージュが続くのが楽しい。
  コース上には帰宅途中の高校生が多くおり、40台ほどの自転車がライトや尾灯を点けて走る光景に驚き、声を上げている。

  「トライアスロン?」や「すげえ」の声の中、私が通過するときだけ「ながっ!」「ながっ!」と謎の雄叫び。
な、長いってなによ。ここまでや前回の淡路の時は「すげー」や「カッコいい」、「ドロンジョの乗ってるヤツみたい」なんて声は聞こえてきたけど長いは無かったぞ。これはもしかして九州人の感性なのか?

  参加者の方と話しながら先頭のinainaさんが見えるくらいの位置で最初の登りにさしかかろうという所、フロントをインナーに落としたときにチェーンリングの内側にまで落ちてしまった。慌ててアウターに入れるが絡まってしまって戻らない。停車してチェック。
  タンデムってこういう時面倒なのよね。STIを触りながらフロントやリアのディレイラーを見れない。チェーンはヘンな風に絡まってしまっていて、手でかけなおさねばどうにもならないようだ。ヘッドライトで照らしながら作業するも、フレームとスパイダーアームとの間のクリアランスが全然無くてなかなか上手くいかない。よくこんなトコ落ち込んだなあ。
  皆「大丈夫ですかー」と声をかけて通過してくれる。「大丈夫です」。そのうちに一人の参加者の方が止まって自転車のライトで照らしてくれた。真っ暗闇の山道、ヘッドライトだけでは照度不足だったため非常に助かる。すぐに直って再出発。

  ここからは登りが本格的に始まる。登りといっても5kmで250mほど登る程度。
ただコースの予習をしていないためどのくらい続くのか全くわからない。こんな所に大きな山は無いはずだからそのうち終わるはずと全力で漕いだ。
  何人かのテールライトが見えるとそれを目標に漕ぎ、追い抜いたら次のテールライト。やっぱり夜でも登りのほうが飽きなくていい。次の前集団との差がなかなか縮まらなくなってきたあたり(前のほうは速いからね)で丁度ピーク。タンデムの下りはロードと感覚が違って怖いので集団から少し離れて下る。ダメだ、登りは集中できてたけど下りになったらもう眠くなってきた。

  時刻はまだ22時、スタートから2時間しか経っていない。今日は昼寝してたし、例え昼寝が無かったとしても眠くなるには早すぎる時刻だ。2011年PBPの記憶が蘇ってきた。あの時もスタート直後に眠くなったっけ。同じくスタート前までドイツからぐるっと走ってきて、前日寝れば大丈夫なんて考えてたけど丁度疲れが出て来る頃なのかもしれない。
  とにかく眠い中走るのは危ないのでやりたくない、ヘブンウィークだのヘルウィークだの名前通りにアッチに行ってしまっては洒落にならない。ただ睡眠時間はそれなりにとれてるはずだし、数分仮眠したら復活するはずなので仮眠ポイントを探す。


  丁度良く屋根つきバス停があった。
夜間はもう使われていないので行儀は悪いが中のベンチで少し寝させてもらう。しかし初日の、スタート2時間で仮眠とはこの先大丈夫なのだろうか。

  15分ほど寝ると頭はスッキリ回復した。これで殆ど最後尾あたりになったのか周りに自転車の姿は見えない。この後は標高差200mほどの一山を越え、PC1へ向けて一人進む。


  暗闇の中、畑の一部が燦々と輝いている。なんだろうこれ。
全域が、というわけでわなくて飛び飛びに1区画ごと。奥のほうに見える光もこれ。後で聞くと冷害対策用のライトだとか。


  PC1到着は23時42分。皆眠そうだ。
今日はGW前の金曜日。私のように一日寝てた人は稀で、仕事終わってや長距離移動でそのまま参加な人が多いのだろう。寝てた私が眠いんだから他の人なんてもっと眠いに決まっている。
  スタッフの横山さんが既に先回りしており、参加者の状況を聞くと20時スタートの人もまだ後ろに何人か居るらしい。既に最後尾かと思ってただけに一安心。まあ15分程度の仮眠じゃまだまだ大丈夫か。

  パパっと補給を済ませて出発。海岸線へ出て、自転車初走行の県、佐賀へ。
「虹の松原」との看板がある。松原の中を抜けていく気持ちのいい道なのだろうが、今は夜中で松も海岸もロクに見えない。ライトで照らし出される「松の枝注意」の看板にビビるくらい。これだからブルベはなあ…別に夜寝て昼間走ればもっといろいろ見れるのに。

  タラタラと走っていると後ろから声が聞こえてきた。「後ろの人どうしたんです?」
暗闇で顔はよく確認できなかったが間違いなく21時スタートの落合さんだろう。「まだ家に居ます」
  二言三言話した後、彼は凄い勢いで先に行ってしまう。果たして自分がロードに乗っていてあの速度で走れるのだろうか?

  松原区間が終わって市街地に入った辺り、道の横にブルベ応援紙?を持った人が。「あれスタッフですか?」と尋ねると「いえ応援です」だって。こんな夜中に応援だなんて、ありがとう。

  東松浦半島の海岸線アップダウンでまた後ろから声。「タンデムに一人って変ですよ」小径車にエアロヘルムという出で立ちは永島さん?それもずいぶん変だと思うけど。
  登り区間であっという間に追い抜いていかれた後、小径って凄い不利に見えても空力的には悪くなさそうだな。でも軽くは無いだろうし、なによりタイヤが長距離持つのかなあ。転がり抵抗は、径が小さくなったら大きくなるはず。トップグレードのタイヤも無いと思うし、温度が多少上がって減ったところで700Cより悪いだろうな。なんて小径はどのくらい速いのかを考えながら走る。ヒマなので。

  ほどなくPC2へ。ここにもまたまたスタッフ横山さん。
おそらく今回のヘブンウィークで最も会ったのは彼だと思う。参加者からは「いつ寝てるんだろう」と疑問の声も上がるくらい各PCで参加者の通過をチェックし、応援してくれている。一人でスタッフってだけでも走るよりずっと大変そうなのに、あまりに精力的で頭が下がる。
  前回のPCはささっと通過してここまでまともに補給もしていなかったため、このPCでは30分くらいダラダラと飯を食う。パスタを食べ、コーヒーを飲み、さて出発するぞと走り出して30分も経たないうちに、ダメだ、もう眠い…

  道端で自転車に跨ったままハンドルに顔を埋めて軽く寝た。ロードなら慣れたものでもタンデムは重くて、眠った瞬間に車重を支えきれなくなり倒れたペダルが脚にヒットする。全くタンデムってヤツは。
  それでもまあウトウトしていると「おーzucchaなにしてんの」と聞きなれた声。岩本さんだ。片山さん、佐藤さんの姿も見える。「寝てましたー」と答えて急いで出発。心強い集団走行。これで一気に目も覚めた。

  ブルベは一人で走ることが多い。本気で走る時はもちろん一人だし、ゆっくりの時は写真撮りながらで停車も多く、下りも激遅なので皆とペースが合わない。スタートやPCで多くのロングライド好きな自転車乗りと会えるので参加すること自体は楽しいんだが、何故参加者の多くはブルベがメインで一人でロング走らないんだろうかと疑問を感じていた。
  こうやって4人で、平地は岩本さん、登りは片山さんや佐藤さんに殆ど前を引いてもらいながら走ってわかったよ。皆で走ると凄い楽だ。一人ではつまらない距離でもあっという間に走れる感じがする。今回のヘブンウィークはこの日だけでなくて人に引いて貰うことが多く、周りの人が本当にありがたく感じた。

  途中トイレに行きたくなってコンビニで離脱しようとすると、皆も停車した。やはり皆、特に岩本さんが眠そうだ。いつも豪快でタフなので、この人は眠くならない人だと思ってた。コーヒーを飲んで再出発後、前を走っている岩本さんが急に失速する。なにか新しい遊びでも始めたのかと思ったら単純に眠いらしい。


  空は少し明るくなってきた。あと少しで夜が明け、明るくなれば眠気も治まる。しかしもう限界なため仮眠場所を探す。この先松浦にジョイフルがあるそうだがその手前、公衆トイレの脇のベンチで仮眠。2つのベンチで4人が交互に軽く寝て、復活。


  いい感じに夜も明けてきた。ただ30分弱の休憩ではこの先走り続けることは難しいだろうということで、松浦のジョイフルに寄る。時刻は6時、ここから30km先のPC3クローズは9時半。時間はまだ十分にある。


  ※この写真内には3人のブルベライダーが隠れています。


  小心者なのでこういう所ではどうにも寝られない。豚汁を注文。
7時過ぎ、1時間ほど休憩して出発。外は完全に明るくなっており、皆も元気になった。


  平戸大橋。去年はこの橋を渡ったらしい。


  明け方には5℃まで下がった気温も急激に上がり、半袖に。
しかし日向では暖かさを感じるものの空気はヒンヤリとしていて木陰は寒い。服を脱いだら寒くなってきた。出力を上げて暖かくなるしかない。
  ここから先はアップダウンが続く道。登りのピークには面白そうな教会があったが気分が良くてすっかり走るモードになっていてスルー。皆と離れて一人で次のPCへ向かう。
  PC3ではコンビニの陰に隠れて片山さんが完全に寝に入った。気がついたらタイムアウトなんてことにならないだろうかと少し心配するも「あの人はどこでも寝れる人だから大丈夫」と岩本さん。先にスタートした岩本さんを見送ってダラダラしていると目の前を素通りする参加者。もしかしてPCに気づいてない?と佐藤さんと慌てて彼を追う。私は遅くて全然追いつかない中、佐藤さんが猛ダッシュで呼び止め成功。やはり彼はPCを見落としていたようで引き返していく。

  この後も道はアップダウンが続く。走るのが楽しくなってきてたので全開で一人先へ。佐世保の市街に入ると交通量が増え、走りづらくなってきた。港に止まっていた船も、ハウステンボスの写真も撮らず、ただひたすら次のPCへ。

  最終PC到着で貯金は2時間。残り42kmを4時間40分で走ればいい。こうなるともう完全にやる気は無くなり、この区間だけでコンビニ休憩3回。いや、やる気が無いというかお腹を壊してたんだっけ。途中コンビニに停車する際、ロードの感覚で脚をサドル後方からまわして降りようとすると脚が後ろのブルホーンハンドルの先端に突き刺さった。全く、夜中の脛といいタンデムだと脚に生傷が絶えない。

  最後はみのりの中島さんと一緒になり、14時30分過ぎにゴール。クローズより1時間半ほど前だったが、余裕を持ってという感じは全く無かった。明日からの日程もなかなか大変そうだ。


  ※上記ログ&下の走行距離はスタートまでの移動とゴール後のビール買出しを含む。

■4/27, 嘉麻-諫早
走行距離 310km
累積標高 3572m

■ここまでの累積: 距離 1584km, 標高 13100m



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