2012/01/27
PBP2011 Stage22_3:スイス脱出失敗
ほぼ直線状に6km,400mほど東へ下るとウネウネした道の向こうに麓の町が見えてきました。
麓、といっても標高は1700m。
登ってきた時のような町中の細い道はT字路にぶつかります。
左に曲がって北東方向へ。
川沿いのため起伏は殆ど無く、なだらかな下りが続いています。
こんな景色が20km。
川の両サイドの山までは距離があり、ある程度幅のある平地がずっと続いています。
で、走ってるとたまに町がポツンと。
一旦1500mくらいまでガクッと下り、その後は東に曲がって登りの始まり。
こちらでよく見かける斜面のこの木の屋根みたいなのはなんなんでしょう。
雪止め?
スイスの車道、路側帯の外側がこんなふうに凹状に窪んでいるんです。グレーチングもあって自転車が走れる路面じゃありません。
まあ自転車は白線の内側を走ればいいんですが、車が来た時に緊急回避的に外に出るとこの窪みにハンドルをとられてヤな感じ。
標高1900m弱まで登った後に(ここに峠看板はありませんでした)1700mまで下り、さてここから南に向かえばイタリアだ、と右に曲がったトンネルを見ると、なにこれ?
どうやらこのトンネル、片側通行のようです。
信号が青になるまで車が待機レーンで待機し、交互に通行しています。
車1台ぶんの幅しかないこのトンネル、自転車の通行は不可。
なんてことでしょう。GPSの地図を見て迂回してイタリア入りできるルートは無いか探しますが、ここを通れないと100km迂回コースになりそうです。
今日のルートを変更していなければ、このトンネルは逆側(イタリア側)から夕方に通るところでした。まだ14時で挽回が効くのが不幸中の幸い。
とはいえここから峠を幾つ越えるかもわからない100kmコースを追加するのも無理なので、大人しく引き返します。真っ直ぐ引き返すにはちょっと時間が早いから、この先にあるオッフェン峠(OfenPass)というのに登ってみましょ。
麓の看板にはこの先OfenPassと文字があったのに、峠の看板はPass dal Fuorn(フォルン峠)となっています。イタリア語だと名前が違うのかな
この峠、標高2419mなのに周りに高木が生えています。ふしぎー。
麓が1500mほどで、そこが広い土地となっているため温まりやすくて気温が高いんでしょうか。
峠の東側は視界が広がっていて綺麗そう。でもここで折り返し。
ロード乗りが何人か休憩&通過していました。
MTBで登ってくる人たちも。
スイスの山、舗装路からすこし入ったところにマウンテンバイクが走れる道が網の目のように用意されているみたいです。
北側の岩肌が綺麗だなあ。なんで手前に木があるのさ。
登る予定の無かったこの峠、途中200mほどの下りが入って登りがいに欠ける上、2000m超なのに高木があって景色もイマイチというちょっと残念な峠でした。
そして追い討ちをかけるように、
下りで雨だよ…
流石に寒いのでホテルの看板下で雨宿り。
小降りになったので引き返します。写真ではカラっと晴れているように見えますがまだ少し降っていて、バス亭には雨宿りしているカップルの姿が。
川沿いの町まで戻ってきました。
ここからはまた川沿いになだらかな登りを引き返します。
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