2012/01/25

PBP2011 Stage22_1:やっぱり山がいい

■9/2
  この日の予定は北に向かって標高1500mくらいの高地をぐるっと周回、最後に2000m峠を登ってホテルへというものでした。
  前日走った主要道路があまり走りやすくなかった(道幅のわりに交通量が多い)ことから、コースを変更しようと考えます。予定ルートも似たような感じの道かもしれませんし、峠が最後というのは寒いし写真写りが良くない。やっぱり朝のうちに峠を登ったほうがいいです。

  それにヨーロッパを走って断然楽しいのは森林限界を超えた峠。日本で殆ど味わえないこういった峠をもっと走りたいのです。北の周回コースを取りやめ、2日分のコースを合体して2000m超峠をもう一本登るコースに変更しました。


  グルっと周るコースを予定していた為、次のホテルまでは直接向かえば50km弱。
ショートカットしてもいいかもと、ゆっくりと新しいルートを考えます。


  パンが何種類かあって楽しめました。中にイチジクが詰まったヤツが美味しかったです。


  朝食は鉄道模型と。


  ホテル入り口にはオブジェとしての自転車。

  昨晩の気が利くかわいい娘は残念ながら見当たりません。
代わりに、といったらあまりに失礼ですがホテルの女主人を撮らせてもらいます。


  旦那がシェフなのかな。2人で並んだ写真が飾られていました。
いいホテルでとっても満足しましたと伝え、峠にゴー。


  最初に登るのはあっち、アルブラ峠(AlburaPass)。


  峠手前には小さな町があります。


  石畳の激坂、この町の中の道が峠に登るルートなんです。
主要道路が他にあって道沿いに町があるんじゃありません。ここを通らないと峠に登れないんです。

  こっちの峠は大型車がいないわけだよ。
(何トン以上の車は通れないよ標識は、ここに入るかなり前、昨日通った主要道路の分岐点にありました)


  峠の途中で工事中。
車1台の幅でショベルカーが作業をしていて、車が双方向とも全く進めない状態となっています。
車の前まで出て10分くらい待ってみたけど動く気配なし。

  後ろからオッサン自転車チームが現れ、痺れを切らしてショベルカーの隙間を通り抜けていったので後をつけて通過します。


  ここアルブラ峠にも鉄道が通っています。


  陸橋を通り過ぎたところで丁度電車が来ました。
この車両、スイスっぽくってカッコイイですよね。


  オーバーアルプ峠のように車道と一緒に芝生で開けた場所をウネウネと走っているのではなく、木々が生い茂る山の中を所々こうした陸橋で何度か交差します。


  もちろん車道と平行して走っている部分もあります。


  のどかだなあ。
バックにそびえ立つ山が無ければ、とても1700m超の標高とは思えません。


  ここは山岳鉄道って感じがする。この景色イイ。
ここで電車が来てくれればよかったのですが、その気配は無し。目的は走ることなので後ろ髪を引かれながらも先へ。


  この路線の最高標高地点は1831m(トンネル内)。アルブラ峠は6km弱のトンネルで通過していきます。
写真のトンネル入り口地点は1789m。


  トンネルのすぐ隣にカフェがありました。
高級な自転車が止まっています。あ、さっきのおじさんチームです。ちょっと寄ってみよう。


  店の人が注文を取りに来てくれましたが、スイスフラン持ってないので注文せずに話すのみ。ひどい客です。

  ドイツから入ってぐるっとヨーロッパを周ってきてる、PBPってフランスのイベントに出たんだよとか話しました。3週間でここまで4000km走ってきたと言ったらそれなりに驚かれましたが、1割ほどサバを読んでおります。


  一緒に写真を。



0 件のコメント:

コメントを投稿