・タンデム走行日誌2013050515
高根島周回を諦め因島に突入。副長が何かを発見したようだ。
このまま本日の宿泊地に向かう予定であったが時間に余裕はある。未知なる峠を調査すべく、我々はその白滝山へと進路を変更した。
本来のルートを外れた直後、目の前に現れたのは15%の標識であった。
「本艦はこれより蛇行運転を開始する」
「船長!」
「艦長と呼べ」
「艦長、前方に停車中の車体を発見。ママチャリです」
「ママチャリ、だと?まさかあの旧型でこの坂を越えてきたというのか。乗員は既に退却しているようだが、この場所で力尽きたか…」
インターセクションに放置された所属不明機脇を通過。我々の前に最後の激坂が立ち塞がる。
「全速前進。出力、FTPの120%」
「艦長、もうダメです。後方エンジンが持ちません」
「バカモノ、会話に回しているエネルギーを全て脚に回せ」
まあ、そんなこんなでなんとか頂上っぽいところに辿り着きました。
以前佐藤家に「タンデム乗ってる時にどんなこと話してるの?」と聞いたら「政治経済」と答えやがりましたが、鈴木家もまあ負けてないと思います。
駐車場の壁面に羅漢像のペイント。しかしこれって描きかけで断念したような。
ここからは階段でさらに上に行けるみたいです。自転車をとめて歩いて上へ。
五百羅漢。
しかし驚くのは看板に偽り無しどころか700体の石仏があるとのこと。昔どこかで入った千人風呂がMAX50人くらいのチッポケサイズだった時のガッカリ感とは大違い。これは期待できそう。
山門を抜けると休憩スペース。仏像なのに十字架が掘られてるんだって。
観音堂の裏に女性型の岩があるとのことで行ってみると、
これが女性?難しすぎる…
期待していた五百羅漢に暗雲が立ち込み始めます。
しかしいい眺めねえ。
あそこがさっき寄ったローソンじゃない?なんて話しながらさらに先へ。
思っていたよりずっと立派でした。
ずらっと並んだ石仏の横を小道が続いていて、
鐘と展望台があります。写真左側が階段で一段高くなってる展望台。(屋根っぽいのが床)
こっちが本州側。見えるのが因島大橋。
小さいヤツらも沢山並んでます。あれ、でもこいつらはこっち向いてるな?
瀬戸内海に向かって石仏がずらっと並んでいて面白いです。
鹿森といい、今回の旅行は予定せずにフラっと寄ったところが大当たり。
展望台から。
オバチャンたちが、「○○さんが380度の景色って言ってたよ、流石380度」とウケてました。
風が気持ちいい。
本体は脚、をアピールします。
砂地でコケました。コケたついでに撮影。
「仏像だったら逆向かないとダメなんじゃない?」と妻。
ああそうか、高いところから下界の人を見守ってるのかな。まあ世間に背を向けた世捨て像ってことで。
いやここは妻の手前、「世間では無くてお前だけを見ている」とでも言っておきましょうかね。
0 件のコメント:
コメントを投稿