2014年10月8日水曜日

本気で走るSR600Fuji :Z、2度死ぬ。

○8/29
  SR600の3連戦が終わり、翌週はしむさん達と柳沢峠へカレーライド。
8月末を締めくくるのはSR600Fuji。3連戦は抑えて確実に完走するのが目標にした結果、なんだか不完全燃焼感。今回のFujiは後先考えずに全力で。

  しかし予報は土曜未明から雨。日曜になれば止みそうだけど…もう雨の中SRを走るのはウンザリ。数時間なら峠を含むコースを汗ダクで駆け抜けられるけど、この距離になってくると体を冷やさないように抑えないといけないわけで、そんな走りはもう十分だ。
  渋峠通過のタイミングからスタートの申請時刻は29日1:00。28日23時過ぎに家を出る頃には雨は降りだしていた。

  予報では1,2mmの雨だったのが、スタート地点に着く頃には激しい雨。こんな中走るのヤだな、嫌というか、速く走れないのなら走る意味は無いわけで大人しく辞めちゃおうか。まあ行けることまで行ってみよう。

  ホント今年のSR600はシャーマンに狙われているかのように残念な天候続きで、スタート直後に雨は土砂降りへ。そこまでの予報じゃなかったはず。
  GOREカッパを羽織ってはいるが、全力で走っているので中は汗でびっしょり。青梅手前、国道411のトンネルを避け歩道に入る部分で空転するフリー。雨で散乱した小枝かなにかを踏んだのだろうけど、盆のラチェットが壊れたホイールの余韻が強くて、またホイール壊れたのかと一気に無くなるやる気。

  そもそも何故こんなに雨の中を走ってるんだ。台風の中走っても法面崩壊で通過できなかった乗鞍。雨、雨、今回もまた雨。
  怒りを感じていた。どこにぶつけていいのかわからない。天だ、許すまじ天。


  んでもうリタイアを決め込んでトンネル内で休憩。そしたら急に寒さが襲ってきた。そりゃそうだよな、体びしょ濡れなんだから。
  このまま朝まで高出力で走り続け、日が出る頃に雨も止む予報でそしたら温まれる。そんな計画は無茶だったか。

  寒すぎてコンビニから動けず、おでんを食べまくって夜を明かした後に帰宅。疲れたよ…



  帰ってから睡眠。結局ホイールはどこも壊れておらず、天に腹が立つがあっさり諦めた自分にもムカつく。

  フテ寝から目覚めたらすこし冷静になっていた。

  SR600Fuji、全力で走ったらどのくらいで走れるんだろうか。自分の予想では天候がいい中、寝ずに走って28時間切れるかどうかってとこだと考えている。
  Fujiの制限時間は52時間。もしその時間で本当に走れるのなら、24時間遅れてスタートしても完走できるじゃないか。

  ブルベはタイムが残っちゃうのがちょっとヤだ。過度に意識しだすと自分も周りも安全な走りから離れて行きそうなのが怖いし、なによりスタート直後の先頭集団が苦手。交通量の多い場所で気が付いたら大集団になっているのに小さく切ろうとしない人が混ざっちゃうと大変。私の脚じゃ千切ることもできないし。知り合い数名と一緒に走るのは楽しいんだけどね。

  公道でタイム云々は自分の中ではグレーどころか真っ黒で、でも速さが目指すものの一つである以上やりたいって葛藤もあって、キレイな人間じゃないので結局やってしまうわけで。

○8/30

  本来のスタートから22時間半遅れ。またここに戻ってきた。

  まだだ、まだ終わっちゃいねえ。甦れインフィニティZ。(←まだ言ってる)

  白根山の通過可能時刻が8時からと申請時の8時半より30分早くなってるのが助かった。この時刻に出発したらゲート開聞までに着いてしまいそう、しかし1トラブルを考えると早めに出るべきだと思った。
  制限時間は29時間33分、チャレンジしがいのある時間だ。ただ強い雨が降ったら終わりだろう。予報は曇り、なんとか持ってくれ。

○PC1 山伏峠 1時間49分
  去年走った時より5分速い。あの時は上田で1泊の300km持てばいいやのペース。今回はこれで600kmいけるんだろうか。信号ダッシュなどそこまで無理はしていないつもりだが。

○PC2 めがね橋 5時間8分
  ここに来るまで路面の凹凸でiBikeのブラケットが折れ、吹っ飛んだ。出力を見てペース配分はできない。まあ元からそんなことやってなくて、走れるペースで走ってるだけなんだけどね。
  到着タイムは去年とほぼ同じ。山伏でのアドバンテージはどこへ?あの時は平地用のBMC、今日のSCOTTは登り用でハンドル位置が少し高い。平地区間はBMCのほうが速いのか、それとも富岡市街の信号待ちの差か。

  軽井沢から浅間の下りで雨が降ってきた。幸いにもパラパラ程度で直ぐに止んだが、それでも体はかなり冷えた。
  このままいくと予想通り白根山ゲートには8時前に到着してしまう。コンビニで温かいものを食べ、20分弱休憩。ちょっと勿体ない。ただこの休憩で冷えた体も回復した。

  群馬大津の登りをこなし、殺生河原へ向かう途中で道路管理の黄色い車に抜かれる。あれは多分ゲートを開けに来た車。8時には数分早いがピッタリのタイミング。
  去年のようにヘロヘロになるほど疲れてはいない。ちゃんとコントロールできてるはず。

○PC3 渋峠 9時間18分
  真っ白で下界は全く見えない。
今の力で渋峠まで全力で走った場合は9時間と見ていた。コンビニでの時間調整を考えると9時間5分。まずまずの読み。

  道の駅やまのうちを越え、菅平手前で強い向かい風。急激に気温が上昇したこともあり失速してきた。
  去年より抑えて走ってるつもりなのに300kmしか持たないペースだったのか、これで本当に600kmいけるんだろうか。

○PC5 菅平 12時間14分
  キツい。向かい風の可能性なんてすっかり頭から抜け落ちていた。疲労感も思ったより出ている。

○PC6 信濃国分寺 12時間55分
  上田まで13時間以内は予定通り。
ここまでは295.5km、このペースだと26時間を少しオーバーするくらい。しかしこのコースはここからの100kmに時間がかかるのだ。
  この区間で+1時間、あとは後半の疲れで+1時間で28時間見積もりなわけ。ただ風向きがこのままだと時間内ゴールは厳しいかもしれない。

  ここから美ヶ原の登りで、遂に雨が来る。
よりによって一番の難所のこのポイントで降りださなくても。大変なのは下り。このまま頂上まで雨が続き、体は汗で濡れ、その状況でビーナスラインのアップダウンは体力的に耐えられないだろう。
  雨は本当にウンザリで、降ったら(時間内完走が難しくなることもあり)リタイアと決めていた。ここで上田に引き返すことも考えるが、登り切ったらすっかり晴れて快適なビーナスラインを夢見て登る。

○PC7 美ヶ原高原美術館 15時間26分
  ビーナスが私に微笑むことなど、あるはずも無く。

  ゆっくり走っていたら間に合わない。降り続く中ビーナスラインのアップダウンで体温は奪われ終了。
上限に近いペースで走る場合、寒い雨を跳ね除ける出力を出せるのは4,5時間程度だと思う。エンデューロレースでも雨だった場合4時間ほどでリタイア者がどんどん出てくる。
  昔群馬CSCの200kmエンデューロで近藤さんが雨でリタイアしていたのを思い出した。雨(による体の冷え)でリタイアしたのはこれが最初だといってたっけ。あれ?リタイアせずに完走して、「リタイアしようと思ったのは初めて」って言ったんだっけ?全然違うのに覚えていない。

  まあとにかく私はもうこれ以上走り続けられない、ここでリタイアしよう。
リタイアを、するものキツいビーナスライン。

  凍えながら和田峠レストランに辿り着き、キノコ汁を頼んだ。その後食事を2セット頼み温まる。

  こんな中走り続ける気力も、体力も残っていない。コースを外れ和田峠を下って下諏訪から輪行。
気遣って電話してきてくれたinainaさんの話によると、今日のビーナスラインはずっとこんな天気だったようだ。今年はホントにビーナス鬼門。

  昨日リタイアして、また今日もリタイア。討ち死にするために蘇ったのか。


  上位のクライマーと比べるとちっとも速くは無いものの、まあ安定したペースで走れたと思う。久々に楽しくなるほど苦しめた。
  雨が降らなかったとして、果たして時間内にゴールできたのだろうか?ここ数年400km以上連続して走っていないだけに条件が良くても29時間半はギリギリだったかもしれない。もっと速くなりたいなあ。

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