2013/04/18

ツールド八ヶ岳2013

○4/14
  今年初のヒルクライム。
去年9月に疲労でガタガタになってから全く動かない生活が5ヵ月半。2月半ばからようやく自転車を再開。
今年はロングでは無くてヒルクラを集中的に練習しようとローラーでのトレーニングだけを続けてきた。
  この日までの実走の最長距離は130km。ブルベの完走はゼロ。
ロードを買ってブルベに参加し始めてから9年。4月中旬で完走無しってのは始めてのこと。

  天気も良かったので前日は走って野辺山まで。166km。
これが大失敗。例年だったらその週前半にしっかり休養をとっていた場合、前日に200kmほど流して移動してもレースにはたいして影響が出ない(気がする)
  だけど今回は100kmあたりからもう苦しくて脚が動かない。清里あたりで復活したものの、やはり距離乗っていないと長距離は走れないようだ。

  翌日は野辺山から下って八千穂。まだまだ体に脂肪を纏っているせいかあまり寒くない。
早く着きすぎたので受付をしてボーっとしてると、フォークにつけるセンサーのタイラップを前輪スポークと一緒に巻き込んでしまっている人を4人も発見。そんなことするのってウチの妻くらいだと思っていた。
今年は知り合いがあまりいない。同カテゴリーの黒田さんと暫しオシャベリ。

  スタート直前ではマトリックスの監督が、「今年は参加者が少ない」とか「ウンコしてやる」とか、上品な話を延々と続けて皆の緊張をほぐしている。多分ほぐしている。
  去年の富士で一緒に走ったsakataniの岩城さんを見つけて軽く会釈。この年代では常勝の今井さんの姿も見える。普段パワーメータなんて使ってるとこの時点で今の自分では全く歯が立たないことがわかってしまって悲しい。今回は今年初戦てことで最後までしっかり走れればいいや。

  号令が鳴って男子Dスタート。コースは強烈な向かい風。
そんな中、一人が集団から飛び出していた。だが誰もチェックしない。こんな向かい風でスタート直後から飛び出るなんて圧倒的な実力者かとりあえずやってみちゃった人か、殆どが後者だからほっとけばいい。少し離れたところに一人。5,6m程あとに大集団。予想通り3分程で吸収。
  もしかしたら先頭集団で走れるかな?なんて気がしちゃって少しだけ前に出るも昨日のダメージがかなり残っているせいか脚が痛い。ただこの痛みは暫く走れば感じなくなるので、結局のところはどれだけ有酸素運動能力があるかどうかの勝負。黒田さんに「もう脚終わってますよー」なんて脚のせいにしてみたものの、実際は心肺的にイッパイイッパイで、スタートから9分後に集団から切れた。去年は7分だったからそれよりはマシ?いや向かい風で時間がかかってるだけでポイントは全く同じなのでは。

  その後の一人旅はとにかく苦しい。
ロング走ってないとはいえローラーで集中的にトレーニングしてきたから苦しさにはそれなりに慣れてきてるはずだなんて思ってたけど、本番の苦しさは全然違う。ヒルクラってこんなにきつかったけ。こんなに苦しいのならもう自転車なんて乗らなくていい。
  例年は開始20分ほどで一旦落ち着く苦しみも引くことはなく、出力はどんどんダウン。2分後スタートの井上さんに抜かれ、その後は大庭さん。声をかけつつ軽快に抜き去っていった。速度が1割違うともう完全に別格で、ついていける気は全くしない。

  恐らく2分か4分前にスタートした信州大学の緑ジャージの人とぼちぼち脚があって暫く後ろにつかせてもらう。でもカテゴリトップと1割以上も速度差があると、少しでも早いタイムでゴールするという気は起きてこなくて、自分勝手にくっついたり離れたり。
  折角のレースなんだから声かけて一緒に走ればよかった。ヒルクラやエンデューロに参加し始めた頃、一緒に集団をまわしている人に声をかけられて嬉しかった記憶がある。ヘタってたら「最後まで一緒に頑張ろう」。相手に余裕がありそうなら「引けなくてゴメン」。
  先頭で凌ぎを削ってる人たちには似合わないかもしれないが、今のレベルでは丁度いい。そんな何気ない一言で連帯感が生まれて一人より頑張れる気がするから。

  先月末から続いている咳がまだ治ってないのが問題なのか、喉の奥にタンが絡んで気持ち悪い。
後ろを振り返って吐き出しながら走ってるうちにハーフコースのゴール地点、タイムは49分。去年より1割以上遅いのか。
  そこからも何か気合が入らず、いや苦しいのはメチャ苦しいんだけど調子がいいときはそれが楽しくもあるのに、ちっとも楽しくなくて、もうヤダもうヤダってゴール。タイムは79分台。75分予想が大幅遅れ。

  ただ出力自体は去年とほぼ同じくらい出ていた。タイムが悪いのは向かい風とツーリング用自転車のためか。79分のAveは249W、FTPは250W台かな。
  今年は去年より1ヶ月遅れで練習をスタート、しかもそのスタート地点がここ数年で最低レベルだった。去年2ヶ月半で上げたぶんが今年は1ヶ月半で追いついたわけだからローラーでトレーニングをしたかいがあったのだろうか?

  いや、ローラーはつまらないから2ヶ月半かかっても実走でこのレベルまで戻したほうが楽しかったのではと複雑な気分。
  ゴール地点では「鈴木家さん数年前速かったですよね、昔目標にしてました」みたいなことを言われてまたまた複雑な気分。今はこちらが目標にする番ね。

  あと1割出力を上げるって全く出来そうな気がしないのだけれど、コツコツやっていれば知らないうちに速く走れるようになるはず。ロングとローラーのバランスに悩みながら、今年はもうちょっと速くなることを目指していきたいと思った。

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