2016/07/04

2015RAWその8: 緊張のスタート前

○RAWスタート日
  前日はカワチさんから頂いたマッサージオイルで妻にマッサージしてもらっているうちに眠りに落ちた。緊張はしていたがこれまでの準備で疲れも溜まっており、グッスリ寝れたようだ。
  朝はギリギリまで寝る。クルーは食料などを買出し後に車でスタート地点まで移動、私は皆が準備している間ジャグジーでゆっくりし、ホテルから自転車で集合場所に向かった。

停車位置はゼッケンで指定されている

  ライダーのスタートに合わせて順に発車できるように車の並びもスタート順になっている。
  早めに到着し止まっている車はまばら。時間ギリギリだと混雑した駐車場に止めなければならず(皆の車が大きいため)ちょっと大変かもしれない。

彼はトニーなのかカールなのか

  時間があるのでスタート地点付近をブラブラする。

スタートゲート裏から

最初は警察が先導するのかな

  車道の上の高架は桟橋。スタート直前になると桟橋の上にも観客が増えてくる。
  このスタートゲート、RAAMでは無くてRAWのマークが書かれている。スタート順はRAWチーム、RAWソロ、RAAMソロ。いずみちゃんが係員に聞いたところによると、RAAMソロの前にRAWゲートを萎めてRAAM用ゲートを膨らますとのことだ。

出番の無い監督代行

最後のメンテナンス

  スタートが近づくにつれ他のチームのフォロービークルが次々と駐車場に入ってくる。やたらデカくて我々の車が軽自動車に見える。
  隣の車はハネムーンチームだった。

新婚さんは帝国の手先

  はっ!「新婚 = チューバッカ」というネタなのか!(それ日本語…)

屋根に拡声器やスピーカーをつけた車が多い

これはRAW4人チームだがソロでもラック装備が基本か

国旗つきも

60代チーム

アメリカRAW2人チーム

  この人はインド系なのかな?
前日に何度か会った際もフレンドリーに話しかけてきてくれた。

あ、美女だ

どうしてこう何もかもサマになっているのか

美女カーは花で飾られてるし…

インタビューのお姉さん

相変わらず英語インタビューはボロボロ

  私の英語読み能力は高校生レベルで、聞き取りは中学生レベル。しかし発言となると小学生程度のことしか言えない。日本語->英語変換が全く出来ないのだ。
  妻に言わせればこんなインタニューなんて定型文なんだから予め用意しておけばいいとのことだが、とにかくテンパちゃって全然ダメで最後は開き直って日本語で答えた。その結果この映像が使われることは無かった。

ゆりかさん手製のツノ

ウシというより鬼のツノな感じ

スズキケ行くぞ!オー!

  ここまで長かった。RAAMを目標としまずはRAW参戦、クルー集めも簡単では無かった。

  夢物語なRAAMの話を乗り気で聞いてくれた立川さん、私の父親より年上なのに元気で自転車に乗っている。レーサーちょっと頼りねえなと思っているに違いないが、それでもずっと応援してくれている。アメリカでのレースだなんて立川さんの英語力が無ければ成り立たない話だった。
  忙しい中1週間超の休みをなんとか都合つけて参加してくれた冨永さん。アメリカ横断経験ありの運転スキルもさることながら常に冷静な判断で淡々と役割をこなしてくれた。
  春先に名古屋のブルベに行った際、スタッフいずみちゃんが持っていたルールブックにエンピツで翻訳がびっしり書きこまれているのを見て「これは完走しなきゃならん」と思ったっけ。ただのボケ担当では無いな、と。
  そして事務的な裏方作業をぜんぶやってくれ、このバカみたいな挑戦を承諾してくれた妻。

  クルーを始め、日本にいる皆も協力し、応援してくれた。
  だからこうしてスタート地点に立てたこの時点で、気分はもうゴールしたようなものだったんだ。あとは走るだけ、5割、いや8割は来てるだろ。あとは走るだけ。

  それが激甘だったことは半日もしないうちに思い知らされるんだけどね。


  レーサーはスタート地点に集合、駐車場で待機のクルーとはここでお別れ。
  スタート地点では開会式の後、国歌斉唱。アメリカ国歌に何の思い入れもないけれど、今から始まるこのイベントがアメリカ大陸横断なんだと感じさせてくれて鳥肌が立った。

時間が来て駐車場から移動

んじゃ、ちょっと1400km走ってくるわ

  トラッキングデバイスはスタート地点で手渡すと前日のレーサーミーティングで聞いていた。
  しまった、そういや受け取って無い!もうスタート10分前で焦って係員に尋ねる。スタート直前で渡されるから大丈夫だと。

GPSトラッキングデバイス

  ゲート下に立ったまさにカウントダウン直前に渡された。

レーサーミーティングと同じMCがヒロカズースズーキー叫ぶ

スタートライブ映像より

  笑っている。代表に「緊張しているのか?」と聞かれ「ああ緊張してる。問題無い、楽しむよ」そんな風に返したところだ。
  とにかく緊張していたことを覚えている。でも確かにそんな緊張の中、これから始まるレースに気が狂いそうなほどワクワクし、笑みが溢れてきて仕方なかった。

  Five, Four, Three, Two, One…
2015年 Race Across the West、スタート。

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