ここまで平らだった砂漠が、急斜度の登り砂漠にかわっただけ。周りには腰の高さのブッシュしかなく、木陰どころか木そのものが全く無い絶望。標高1000mを越えても気温は35℃以上あるし…。
「ここら辺から見える景色が凄いんだよ」
はい、そうですね。遮蔽物何もないですからね。
死ね、死ねアリゾナ。人が生きていい場所では無い、何が「州都フェニックス」じゃ、業火に飛び込んで死ね。
※一部地域へ向けての不適切な発言があったことをお詫びします。
あーなんかサポートカーの横に木生えてるじゃん。
標高1460m、1段目の登坂終了。
時刻は15時。気温が上がり体力の消耗も激しい為、エアコンの効いた車内で1時間ほど休憩。
少しウトウトしてから出発。暫く走るもサポートカーはいない。緩やかな下り区間だったから自転車も速度が出ると思ってかなり先に進んでしまったのだろうか?
ボトルの水は無くなり、喉はカラカラ。ヤバい、あとどれだけ走れば合流できるんだ?停車して電話をかけるも通じず、とにかく止まっていても状況は悪化するだけ、先へ進まないと…
と、後ろから追い抜いていくサポートカー。えっ?
死ぬから!補給区間ぶんの量しかドリンク持って走っていないわけで、アナタたちいないとレーサー30分で干乾びて死ぬから。頼みますよホントに。
車内でアイスを食べようとするが、クーラーボックス内の7,8本のアイスは全てデロデロになっていた。氷は保ってもアイスはダメだな、買ったらすぐ食べないと。
自転車を止めた際ライトを消し、そのままスタートしてしまう。少し走ると前からスタッフカー。呼び止められ、ライトが点いていないと指導。スタッフほんとよく見てるね、昼だったし初犯だし悪質でないしと、ペナルティは受けずに済む(本来は1時間加算)。
フロントガラス越しに見える景色はZwiftのようなバーチャル感、と妻。いやリアルなんですけどね。
■TS7:Prescott(717km)
スタートから30時間51分経過。区間速度は13.2km/h、登り区間というよりは休憩が長くブルベのカットオフラインを下回るペースとなっている。
日中休みながら走ったため、日が落ちて気温が下がった今からは出来る限りペースを上げたいところだ。兎に角先に進みたかったが、速度が全く出ていないのを見かねた加藤さんが「しっかり食べて寝たほうがいい」と提案。
胃の調子は少しずつ戻ってきており、食欲はでてきている。もう順位は関係ない位置、完走を考えた場合、確かにしっかり休憩をとったほうがいいかもしれない。ウォルマート横のデニーズに移動して皆で食事。
店内にはスイス女性ニコルのクルーたちがいた。本人はRVで休んでいるようだ。
食事後は我々も車で睡眠、この先は少し下ったあと600mの登り、しっかり疲れをとらないと。1.5時間の睡眠を予定するが、疲れはとれずに延長、結局ここには4時間20分滞在。
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