公式ページのコース、なかなかFIXしません。去年と同じだろうなと考えていたのが、どうやら変更があって伸びる模様です。
結局確定情報が出たのは5月末、スタートから1ヶ月を切った時点でのコースFIXでした。
距離:1493km
獲得標高:17043m
制限時間:92時間
えっ?
なんと去年から105km延びてます。そして制限時間は同じ。既にエントリー済ませた後にこの仕打ち、PBPなら暴動起きるよこれ…
しかし、これに対する公式のコメントがイカしてます。
「これまで完走の為に努力してきたオマエらなら、100km延びたところでどうってことないだろう?オレたちは信じてるぜ(意訳)」
はい、そうですね。どうってことないです。
実際私が目標にしなくてはならないのは、RAWの制限時間でなくてRAAMクオリファイ獲得タイム。これはグロス10.5mphのため、距離が延びたぶん時間も延びて88時間となります。
主催者の予測する優勝タイムは56時間弱。流石にこれは厳しいかな。
絶好調で何の問題も無く走れて64時間、砂漠の失速や仮眠を入れて72時間でのゴールを計画します。ただもちろん、これはレースです。狙える限り全力でトップを目指します。これが後々、クルーに非難されることになるのですが。
そうそう、走る前にコースの下調べをしておかなくては。
私、ブルベでも事前にコースチェックすることってあんまり無いんですよ。走りながら楽しめばいいかなって。でも今回は失敗できないし、コースの気温くらいは頭に入れておこうっと。
ん、30℃の赤い色なんて軽く振り切っちゃってますね。カーソルのある地点が去年運ばれた病院のあるブロウリー。
日中の気温はやはり50℃近くまでいっています。だいたいアメリカ横断ってさ、もっと気候的に走りやすいところは幾らでもあるわけなんですよ。なんでこんな真っ白いところを横切らなければならないわけ?真のドSですよ、ヤツら。
しかし幸運なことに今年の予報、レーススタートとなる1週間後には気温はやや下がるとのこと。本当かな、お願い、去年のような猛暑?にはならないでください!
さて出国、クルーのうち加藤さんは単独で先にアメリカ入り、三和さんとロサンゼルスで合流して、レンタカーを借りておいてくれる手はずとなっています。残り3人、ひであさんと妻は同じ飛行機で。
今回はけいたさんに空港まで送って貰いました。
空港でひであさんと合流。立川さんが見送りに来てくれていました。
この先1週間、アメリカの豪快な食事を味わうことになります。しかもレースが始まってからはGELメインです。
日本食、最後の日本食を…あとビール…
去年は冨永さんが一緒にビール飲んでたから問題なかったのに、一人だと妻の風当りが強いです。なにこれからレースなのにビール飲んでるのって、いやまだ4日先だし…それにここまで暫く我慢してきたし…
立川さんに完走してくるねーと告げ、飛行機に乗り込みました。航空会社は最も安かったアメリカン航空、成田-ロサンゼルスの直行便。
去年現地ついて暫く時差でボケボケだったから、映画観まくったりせずにしっかり寝ていきますか。
私の肘掛にあるライトのスイッチを押すと、隣の妻との中間地点あたりが照らされます。
まあこれはいいんです、良くないけど許容範囲です。しかし中央5人掛けの逆側の端の人のスイッチ、何故か私の所を照らしやがります。しかも彼女、ライトの光軸がズレてるのに全く気づいておらず…
こっちは寝たいのに眩しいので、添乗員さんを呼んで説明しました。ライトの照射位置は動かせないようです。添乗員さんは逆側の席の人の所へ行き、消して貰うように頼んでいました。ふぅ。
しかし端の女性!状況を全然理解してねえ!暫く経ったらまた点灯しました。席が隣だったらなんとか言えるんですけど、間に4人いるし、まあいいやってアイマスクつけてフテ寝します。
ちなみに前の席の人も光軸ずれていたようで、ライトをガシガシ叩きまくっていました。アメリカン航空、忘れないからな。
そんなこんなでアメリカ到着。長い入国審査待ちの後、三和さん、加藤さんと合流です。
既に空港前の駐車場にレンタカーつけてくれていて助かります。送迎バスありとはいえ、空港降りてその足でレンタカーは大荷物だとツラいのよね。
なにこのサイズ。
後ろの座席は2列、その後ろの席は取っ払った状態で借りてくれたみたい。
今回の日程、ゴールしてから三和さんと加藤さんがドライブしてロサンゼルスまで戻り、車を返却する計画です。荷物が余りに多い場合は輪行用の箱などをロサンゼルスに預けることも考えたのですが、箱の中に衣類など詰めればいっかと、全部持って走ることになりました。
去年と比べたら天国だからね。既に車のサイズだけで完走できる感急上昇。というか去年は何やってたの…
途中事故渋滞があったものの、まあ順当にオーシャンサイドまで移動します。しかしこの車、かなりの勢いでガソリンが消費していくようです。ガソリンスタンドで補給ついでに、我々のオナカも補給します。
車の燃費はガロン/マイルで、単位もう全くわかりません。
こちらのドーナツショップでビックリしたのがドリンク、売り場はエナジードリンクだらけなのです。
スタバ印のエナジードリンクも10種類くらい置いてありました。三和さんによると数年前くらいから流行ってるらしいです、エナジードリンク。日本でもここ数年でかなり増えてますものね。
RAAM本部(受付)はビーチサイドの小さな建物です。ホント小さな建物で、えっ?何このイベント?と去年は少しビックリしましたが、2度目なので戸惑うこともなく。
だって参加者少ないですからね。ヒルクラの受付と比べたら数十分の1です。受付テーブルはこんな感じ。
アメリカ横断レースのRAAMは、完走すればゼッケン番号が永久欠番になり自分の物になります。
このため、RAAM完走者は車やジャージに自分のゼッケン番号を入れている人が多いです。でもRAWはそんなこと無いから、去年と同じなのはタマタマです。
受付ではゼッケンの貼り方などの説明を受けますが、去年聞いているので疑問点も無く終了。先方のお姉さんもこちらのこと覚えてくれていたようでした。
ちなみにこの本部で、前年度の使い古しのクーラーボックスやウォーターサーバが売られています。
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