日焼けが痛すぎる。暑い風呂に入れないというレベルじゃない、布団が少し当たっただけで痛い。顔には濡らしたタオルをかけて寝た。
2時にロビーに降り、日焼けのプロのたけさんに、あまりに日焼けが酷いんだけどどうしたらいいか聞く。
彼は赤く腫れた私の顔を見て大笑い。ステロイド系の軟膏を塗ってアロエジェルで浸していたとか言ってたけど、とりあえず今日は走るしかない。日焼け止めスプレーを借りて塗ってスタートした。
日焼け止めなんて塗ったことが無かった。毎年のGWロングライド初日では少し焼けて、風呂に入った時に痛い程度には感じることはあったけど、ここまで酷い日焼けは始めてだ。考えてみると、例年は冬から自転車に乗っていたし、4月に入ってからは半袖ジャージで自転車通勤をすることもあったはず。それが今年は、GWでのいきなり自転車、いきなり半袖。
セルフィー撮影のビューティーモードのせいで、日焼けの色は無かった事にされ、変な腫れによるシワだけが目立つ。
この登れない人はクライマーの鈴木じゃなくて別人のビューティー鈴木さん、これ以降なぜかそう呼ばれることになった。
成田を越えてタカトリと合流。相変わらずたけが強っていて全引き状態。
しかし私もここまで900km走ってようやく、日焼けは酷いし、胃の調子もおかしく時折中身が込みあがってくる状態ではあるが、徐々に長距離に慣れてきた感がでてきた。
最初の200kmは1000kmくらいに感じた。今日の100kmは150kmくらいにしか感じない。疲れているし、デブっているし、満足な速度では登れないのだけれど、それでも最後のクイズポイントへの登りを楽しむ。
クイズポイント手前には千葉スタッフの平山さんがいて「トンネルを3つ超えたら下りだから気を付けて」とアドバイスをくれた。
バス停には「予約制」と書かれていた。予約制バス?そんなのあるの?それってタクシーな気がするけど採算とれるの?
謎を抱きながら最後の登り、あとトンネルを3つ超えたら、下りでゴール。1つ、2つ、3つ…まだ登りじゃん、結局ピークは4つめのトンネル。あのオッサン、数も数えられないのか!
下りきってからの海岸線は強烈な向かい風。しかし我々にはたけ機関車がいる。もちろん誰も前に出ずにゴールまで、あ、その前に。
疲れた、ほんと疲れたよ今回のブルベは。
やっぱり当たり前だけど走ってないと走れないな。序盤にひであさんに着いていっちゃって胃をやられたのが良くなかった。それに日焼け、ある程度焼けてる状態からじゃなくて、いきなり日焼けするとここまで酷くなるのか、これからはちゃんと日焼け止め塗ろう…
さてこの後は宿で反省会。
こっそりと本の紹介をしようと思ったら、いきなり平山さんから紹介。
「えっいいの?だって平山さん私の本読んでないでしょ、そんなわけのわからないものを勧めちゃっていいの?」そう聞くと平山さん「何言ってんだ、これまで走ってきたのを見てればわかるよ」的な返答。これ、本当に嬉しかった。読んでガッカリしなければいいのだけれど。
私がブルベを走るきっかけになった坂東さんのブルベへの想いを聞けたし、最速でゴールしながら最後のコンビニを間違えて20時間遅れのゴールタイムとなった近藤さんの、自転車を始めるまでの経緯も聞けたし、楽しい反省会でした。1000kmの長丁場ブルベ、スタッフのみなさんありがとうございます。苦しかったけど、楽しかったな。
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