峠を下るうちに土砂降りは、まあなんとか普通の雨くらいにまで収まってきました。後ろについてきてた台湾の人はPC1で仲間と合流できたのか居なくなります。
コンビニで暖かい物を食べたら体も少し回復、なんとかやる気を取り戻します。あとはあまりダメージ受けないようにゆっくり走ってゴールを目指せばいいか。
ここからは海岸沿いの道、松林かな?なにか名所っぽい看板がありましたが、毎回ここを通るのは真夜中なので景色も何もありません。
雨の中ひたすら走っていると、何かが変です。しばらくずっと一本道のはずとはいえ、GPSの画面、あまりに変化無さ過ぎじゃない?
現在位置をロストしているのかな?と電源を切ってもう一度入れ…電源2度と入りません。まさかのGPS死亡。
こんな時鎌野さんなら冗長性がとか言いながら2つ目のGPSを取り出すんでしょうけど、残念ながら私はそんな計画的な人生を歩んでないです。
暫くその場で佇み、後ろから来た人、あっ、ちょうどマヤさんだ、に事情を話して後ろに着かせてもらうことにしました。チコリンさんも一緒。
いやー、さっきは台湾の人に、コースくらい自分でなんとかしなよ、なんて思った矢先に自分がツキイチです。知らない人だったら恥ずかしいのですがマヤさんで助かりました。その後はずっとマヤさん、チコリンさんと一緒に。次のPCでキューシートをコピーさせて貰いますが、この雨の中、紙のキューシートをハンドルにマウントできるような装備持ってないのよね。
ガワを開けたGPSをコンビニのトイレのエアタオルで乾かそうとするも、一瞬電源入ったか?と見せかけてやっぱりダメでした。
夜明けが近づき、眠気が増してきます。しかしこの2人を逃したらこの先ゴールまで辿りつけません。次の交差点までどれだけあるか聞いて、ダッシュして先行し、彼女たちが来るまで道端で突っ立って仮眠、これの繰り返しです。
残り100km、平戸大橋手前で雨は上がり、コピーしたキューシートをハンドルに括り付けれるようになりました。ここで2人とはお別れ。ありがとうございました。
しかし久々のキューシート走行、佐世保市街では現在位置をロストし、完全な迷子状態に。
南に向かって走って港に出ればコースに復帰できるはず、そう考えてウロウロしていると遥か先に反射ベスト発見、急いで追いかけてなんとかコースに復帰します。
この迷走で時間をとられたのか、マヤさんたちには最後のPCで追いつかれます。そういえば一緒に走ってた時、マヤさんの自転車、後輪が結構振れていたような?
聞くと本人も認識していたようで振れはどんどん酷くなっていってるとのこと。ホイールを確認したらニップル穴にクラック入ってました。それも2か所…
たぶん他のニップル穴にも異常なテンションかかってるでしょうから、このホイールで走るのは危険です。でもそんな事言ってもマヤさん聞きそうにないしなあ。
とりあえずニップルレンチは持っていたので、取れるだけ振れを取ります。この後はまたマヤさんの後ろを、ホイールに異常が起きないか確認しながらゆっくりゴールへ。
あーでも、私が弄ったホイールが分解して事故に遭われたら大変だし、ここは自分のホイールを差し出して調整ホイールは私が使うべきだったのでは?まあ無事ゴールできたのでよかったです。
その後マヤさんの自転車は自転車屋に運ばれますが、ホイールの他にハンドルにもクラックが見つかり、翌日の400kmはDNSとなりました。ノーメンテで走りすぎ…
宿についてからGPSは復活しました。よかった、明日からキューシートはかなりキツいからね。
そして九州ヘブンウィークといえば、
とても疲れていて、今年は1次会で終了でした。ホテルのママさんと夜中まで飲んでた人もいたみたいです。
よっしーがリタイアしていたのをここで知ります。
紫外線を浴び過ぎてか、くちびるおばけみたいになっていました。
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