○5/3
朝起きて食事っと。久々にゆっくり寝れました。
昨日は真っ暗で気がつきませんでしたが、食堂の窓の外に巣箱が設置されています。
餌を手の上に乗せるとツイバミに来るよとの話。
しばらく粘るも警戒されているのか近くの木から寄ってきません。
仕方がないのでご飯を食べていると、
やってきました。
この場所で食べるのではなくて餌を咥えてすぐさま飛び立ち、どこかへ運んでいくようです。
パンク修理の前に宿の周りを散策します。
GW中にはこの川で釣り大会が行われるようで、張り紙がしてありました。
宿のご主人が釣り名人なんだって。
遊歩道で山の中へ行けるみたい。残念ながら時間が無いので今回はここまで。
パンク修理をしようとすると、食堂のオバチャンがやってきて自転車を眺め珍しそうにしています。
2人乗りなんですよーと言おうとすると、「珍しいサドルだねえコレ」。
そこ?珍しがる所が2人乗りじゃなくてSMP?さすがは愛媛、タンデムなど茶飯事であると…
タイヤ、ケーシングの裂けは思ってたより大きく外側のゴムからクリアファイルが見えちゃってます。
クリアファイルが変形して折れ、エッジでチューブを傷つけてパンクしたようです。
以前クリアファイルでサイドカット直したときは、プラスチックが折れてもチューブが傷つかないように厚紙でサンドしてテープをグルグルにしたのでした。今回はちょっと横着しすぎたかな。
カットした部分がかなり膨らんでいるを見ても、これで長距離走るのは危なそう。どこかでタイヤを入手しないと。
宿のおかみさんや、さっきの食堂のオバチャンが、「戻ったところに自転車屋はあるけどロード用の部品はあるかねえ」なんて言ってます。ただのオバチャンだとばかり思ってましたが、あなたたち一体何者ですか。
麓の自転車屋に電話をかけて聞いてくれるも、GWで休みとのこと。
今日予定してるルート上では久万まで走ればコーナンがあるようなので、そこで700Cタイヤの扱いがあるに賭けるしかないか。
コーヒーでも飲んでかない?と誘われてパンク修理後にもう一度店内へ。
コーヒーとチョコレートを頂きダラダラします。
宿にやってきたオジチャン(友達?)に今日走るルートと、コーナンまでの道を教えて貰いました。
出発前に妻が「四国カルストに行きたい」とGoogleMapで座標を送ってきたのでそのポイントを通るコースを作ったのですが、どうやらそこは四国カルストでは無かった模様。
いわゆる四国カルストと呼ばれるところは、愛媛と高知の県境を跨ぎながら天狗高原に登っていく道みたい。県境を行ったりきたりじゃタンデム走れないじゃん。(まあ文句いう人は居ないと思う)
地図でいろいろ聞いたオジチャンに「2人乗りは高知じゃ走れないんです」と言うと「そういや高知では見た事無いなー」だって。
さてそろそろ出発しますか。
右折して四国カルストではなく今回は左折。次回のお楽しみということにしてください。
カルストへは登らないといっても笠取山をぐるっと1周するコースで、それなりにアップダウンはあります。
合格?!
「ごうかくゆき」はセットになってなくても「ごうかくから大成ゆき」の切符が1枚あればいいなあ。
またまた段々畑。もう登りは疲れたよ。
2013/06/19
2013/06/14
2013タンデム福岡_16: 日が暮れてヒルクライムのち土手焼き
タイヤを応急処置した後は宿へ向かいます。
途中自転車屋でタイヤを買いたいけど、今日はとてもそんな時間ありません。今は17時、宿のチェックインは19時で予約。距離は45kmでも確か1000mくらい登って150m下ったところにあったはず。このタンデムの速度じゃ2時間で走るの無理です。
宿の情報を調べると最終チェックインは20時とのことで、「予定より遅れます、20時までには着きます」と一旦電話を。
内子町まではゆるやかだった斜面はスキー場の看板を右折したあたりからなかなかの勾配に。
だんだんと日が落ちてきました。
スキー場まで10km、そこから宿まで7kmあります。あと1時間半で着くのは難しいかも。
難しいなんてもんじゃない。
妻に「もっと頑張って漕いで」と声をかけることも出来ないくらい必死で漕いでるのに、速度は7km/h程度。
なんで、なんでこんなに遅いの。私一人の力(+わずかな妻パワー)じゃこんなものなの?
あとあれですね。「タンデムは普通の自転車と同じ、別に危なくない。」なんて話を良く聞きますが、大嘘です。
まず両手放して運転できない時点でバランスとるのが普通の自転車より大変、体の重心移動だけでなくて手でハンドルを押さえつけてるってことです。
急斜面の登りではこの「手の力でハンドルを真っ直ぐにさせている」というのが非常に感じられ、両手放しどころか片手でドリンク飲むのですら不安定で怖いくらいです。
もちろんそれでもその辺のママチャリオバチャンよりは安定してるでしょうから公道を走る上で問題は無いかもしれませんが、ロードより不安定なのは確かで、気をつけて乗らねばなりません。
もしかして2人が慣れれば手放しできるようになるものなのかしら?
平均斜度7.5%で10km登ってピークのスキー場に着いた頃にはもう真っ暗になっていました。
既に時刻は20時過ぎ。携帯電話の電波は繋がりません。最悪夕食が無くなるのは仕方ないとしても、宿に到着したら誰も居なかったなんてことにならないといいけど。
荒れた路面をダウンヒル。
指切りグローブでは冷たすぎて指先の感覚がなくなってきました。バッグから長指を取り出す時間も惜しんで擦って温めながら宿へ急げー。
で、残り1kmでまたパンク。真っ暗闇の中修理する気は無く、最後はラン。
暗闇の中、宿の明かりが見えたときはホントほっとしました。写真は宿に入ってから。
到着は20時半。既に夕食の時刻は過ぎてしまっています。宿のオバチャンは先にお風呂で温まってからご飯にする?と夕食の時間を延ばしてくれました。有難うございます。
GWといっても800m超の宿の中はそれなりに寒く、布団の下には電気カーペットが敷いてありました。
あーいい湯でした。ごはんごはん。何これ?
火がついています。ドーナツ焼くの?
えー初めて食べるこれは土手焼きというもので、味噌を固めたものの中に魚(アマゴ)や野菜を入れて煮るとのことです。
オスとメスで見た目が結構違います。右側の赤い斑点が強く出ているほうがオス。
これを味噌ドテの中にいれて、
豆腐、シイタケ、カボチャ、ニンジン投入。上からキャベツ。
出来上がるまで山菜の天ぷらでも頂いてましょうか。
手前は藤。ここに来るまでも咲いているのを見かけました。(その辺に咲いているのは勝手に採って食べちゃダメだそうです)
つくし。
湯気が出てきました。そろそろ完成かな。
外側の味噌が崩れて味噌煮込みみたいになるのかと思っていたら、味噌は香り程度であっさりとした味わいです。
魚を食べた後は残った野菜を煮込んで終了。
実のところ、一人6500円&山頂付近の宿ということで食事はあまり期待していませんでした。
思ってた以上の食事を堪能したことですし、パンクのことは忘れて気持ちよく寝ましょ。
■5/2 別府-(フェリー)-八幡浜-小田深川渓谷
走行距離 84km
累積標高 1633m
■ここまでの累積: 距離 2683km, 標高 21166m
途中自転車屋でタイヤを買いたいけど、今日はとてもそんな時間ありません。今は17時、宿のチェックインは19時で予約。距離は45kmでも確か1000mくらい登って150m下ったところにあったはず。このタンデムの速度じゃ2時間で走るの無理です。
宿の情報を調べると最終チェックインは20時とのことで、「予定より遅れます、20時までには着きます」と一旦電話を。
内子町まではゆるやかだった斜面はスキー場の看板を右折したあたりからなかなかの勾配に。
だんだんと日が落ちてきました。
スキー場まで10km、そこから宿まで7kmあります。あと1時間半で着くのは難しいかも。
難しいなんてもんじゃない。
妻に「もっと頑張って漕いで」と声をかけることも出来ないくらい必死で漕いでるのに、速度は7km/h程度。
なんで、なんでこんなに遅いの。私一人の力(+わずかな妻パワー)じゃこんなものなの?
あとあれですね。「タンデムは普通の自転車と同じ、別に危なくない。」なんて話を良く聞きますが、大嘘です。
まず両手放して運転できない時点でバランスとるのが普通の自転車より大変、体の重心移動だけでなくて手でハンドルを押さえつけてるってことです。
急斜面の登りではこの「手の力でハンドルを真っ直ぐにさせている」というのが非常に感じられ、両手放しどころか片手でドリンク飲むのですら不安定で怖いくらいです。
もちろんそれでもその辺のママチャリオバチャンよりは安定してるでしょうから公道を走る上で問題は無いかもしれませんが、ロードより不安定なのは確かで、気をつけて乗らねばなりません。
もしかして2人が慣れれば手放しできるようになるものなのかしら?
平均斜度7.5%で10km登ってピークのスキー場に着いた頃にはもう真っ暗になっていました。
既に時刻は20時過ぎ。携帯電話の電波は繋がりません。最悪夕食が無くなるのは仕方ないとしても、宿に到着したら誰も居なかったなんてことにならないといいけど。
荒れた路面をダウンヒル。
指切りグローブでは冷たすぎて指先の感覚がなくなってきました。バッグから長指を取り出す時間も惜しんで擦って温めながら宿へ急げー。
で、残り1kmでまたパンク。真っ暗闇の中修理する気は無く、最後はラン。
暗闇の中、宿の明かりが見えたときはホントほっとしました。写真は宿に入ってから。
到着は20時半。既に夕食の時刻は過ぎてしまっています。宿のオバチャンは先にお風呂で温まってからご飯にする?と夕食の時間を延ばしてくれました。有難うございます。
GWといっても800m超の宿の中はそれなりに寒く、布団の下には電気カーペットが敷いてありました。
あーいい湯でした。ごはんごはん。何これ?
火がついています。ドーナツ焼くの?
えー初めて食べるこれは土手焼きというもので、味噌を固めたものの中に魚(アマゴ)や野菜を入れて煮るとのことです。
オスとメスで見た目が結構違います。右側の赤い斑点が強く出ているほうがオス。
これを味噌ドテの中にいれて、
豆腐、シイタケ、カボチャ、ニンジン投入。上からキャベツ。
出来上がるまで山菜の天ぷらでも頂いてましょうか。
手前は藤。ここに来るまでも咲いているのを見かけました。(その辺に咲いているのは勝手に採って食べちゃダメだそうです)
つくし。
湯気が出てきました。そろそろ完成かな。
外側の味噌が崩れて味噌煮込みみたいになるのかと思っていたら、味噌は香り程度であっさりとした味わいです。
魚を食べた後は残った野菜を煮込んで終了。
実のところ、一人6500円&山頂付近の宿ということで食事はあまり期待していませんでした。
思ってた以上の食事を堪能したことですし、パンクのことは忘れて気持ちよく寝ましょ。
■5/2 別府-(フェリー)-八幡浜-小田深川渓谷
走行距離 84km
累積標高 1633m
■ここまでの累積: 距離 2683km, 標高 21166m
2013/06/13
2013タンデム福岡_15: タンデム完全体、その実力は
○5/2
福岡HeavenWeekは(一人)無事終了し、いよいよメインのタンデムサイクリングの始まりです。
当初の予定では5時台のフェリーで別府港から四国に渡る予定でしたが、今回の旅行中に妻からメール「9:45のフェリー予約しました」
あれ?1本遅らせたのね。オプションコースの佐田岬は走らず最短距離で宿に向かうことになっちゃうけど、これはいい判断。昨晩のゴールギリギリだったし、この時間なら最終日の皆を見送ってから出発できます。
が、起きたのは8時で既に皆さんスタート後。
急いで支度をして朝食を詰め込み、本日はDNSしてブラブラしている参加者に別れを告げて別府港へ。港まで3kmは大分県なのでタンデム2人乗りできません。妻は走って(ランね)移動します。
岩本さんや、それから今回前をひいてくれた多くの人にお礼言うつもりだったのにな。まあまた直ぐにどっかで会うだろうからその時にでも。
そういやHeavenWeekって全部完走するとトロフィーなどの記念品(去年は盾)が貰えるんだって。別に完走はどうでもいいなんていいつつもちょっぴり悔しかったりして。
時間ギリギリにフェリー乗り場に到着。
自転車置き場で乗船を待ちます。
隣にピカピカのクロスバイクに乗った若者2人組がいて「自転車とバッグ買っただけで○万円かかっちゃったよ。バイク乗ってみたいけど金かかりそうだしこの先俺はコレ(自転車)で行く」なんて話してました。フフフ、自転車もどっぷり浸かれば金かかるんですぜ。
あれ?横の広島ジャージの方、昨日見たような…
「600kmブルベ参加してませんでした?」「ええ」どうやらフェリーで四国に渡って帰る模様。
別府港を出発。こうしてみると街の背後は山ですね。
昨夜ゴール手前で別府市街に近づくにつれ、暗闇の中から街の明かりがどんどん広がっていったのが印象的でした。
寝ている間に愛媛、八幡浜港到着。これは、別府より激しい山ではないですかー。
スタートしていきなり標高350mほどの横野峠が始まります。
この辺の斜面はみかん畑のようで、みかん用列車?のレールがありました。
みかんシーズンだったら(木にみかんがなっているのが)綺麗だったかも、と妻。
木陰の細い道をヨタヨタ登ります。
港から峠頂上までの14kmに1時間半かかりました。
峠っていってもたいしたこと無いヤツなのに遅すぎる…これが妻と合体したタンデム本来の力か…
だいたい重量は66%増加してるのに出力は35%くらいしかUPしてないわけで、登り速く走れるわけないんですよ。
だからと言って下りが速くなるわけでもなく、段々畑?を見ながらゆっくりと。
はやくもお腹が空いてきたよ、何か食べたい。
手前の蕎麦屋はきまぐれですから営業していなかったのはわかります。
しかし奥のPIZZA house WHEELって何でしょ?建物手前に材木切る機械がドーンと置いてあったりして、どう見てもピザ屋じゃありません。もしかしてピザという名前のホイール屋?
下りきって大洲のコンビニでいつものコンビニ飯。
平坦部分を暫く走って、35kmを3時間?これ宿のチェックイン時刻に間に合わなくなるよ。もっと必死に漕いで。でもその前にトイレ行きたいからコンビニね。コンビニ入ろうと思った矢先にパンクしました、あちゃー。
急いで修理します。
2人いると「タイヤレバー」「はい」「空気入れ」「はい」みたいにお医者さんごっこ?が出来て快適です。汚れた手を使わずバッグ開けて貰えますし。
修理が終わって携帯ポンプで空気を一心不乱に入れ、タイヤを見ると何じゃこりゃあ。
タイヤが4箇所ほど、巨峰でもくっつけたかのようにポコンと盛り上がっています。こんな変なタイヤは絶好のシャッターチャンスだったのに、「爆発する!」と焦って直ぐに空気を抜いてしまいました。
なんでだろう?ここまでの行程でタイヤが磨耗したんだろうか?
しかし見た目的にはそこまで減ったタイヤで無いし、いくら磨耗したといえ一部がボコボコ飛び出すような状態は初めてです。
これかな、内側から見ると4箇所ほどケーシングが切れてしまっています。
空気がいきなり抜けて停車するまでの間リムで走った時に切れたんでしょうか。普通のロードでも有り得ることなのに、総重量が150kgというのと、もしかしたらタイヤが28Cというのも影響してるのかも。
なんとか走れるように応急処置できるかな。チェックしている間妻に「クリアファイル買ってきて」と頼みますが、すぐ戻ってきて「売ってない」
あるじゃん。対象のお菓子を2つ買うと貰えるエヴァンゲリオングッズが。
これをハサミで切り取ってと。
妻からは「何故そんな一部の人を敵に回すような箇所を…」とお叱りの声。
いや違うんです。ほらタイヤの中に入れればいつでも一緒にいられるし。
23Cタイヤ幅の感覚で切り取ってしまったため幅が足りませんでした。やり直し。
で、クリアファイルをガムテープでグルグル巻きにします。
このテープはチューブの空気圧が上がってクリアファイルがタイヤからずれなくなるまでの仮止めみたいなもので、走行してタイヤ外側部分が切れてしまっても何の問題もありません。
去年の北海道でもこの方法で直したサイドカットで走り続けれたし、どこかでタイヤ買うまでの間くらいなら十分持つでしょ。
宿のチェックインクローズまであと3時間。その宿は1000mの峠を越えた先。ここまでの速度を考えたらかなり厳しいかな、急がないと。
福岡HeavenWeekは(一人)無事終了し、いよいよメインのタンデムサイクリングの始まりです。
当初の予定では5時台のフェリーで別府港から四国に渡る予定でしたが、今回の旅行中に妻からメール「9:45のフェリー予約しました」
あれ?1本遅らせたのね。オプションコースの佐田岬は走らず最短距離で宿に向かうことになっちゃうけど、これはいい判断。昨晩のゴールギリギリだったし、この時間なら最終日の皆を見送ってから出発できます。
が、起きたのは8時で既に皆さんスタート後。
急いで支度をして朝食を詰め込み、本日はDNSしてブラブラしている参加者に別れを告げて別府港へ。港まで3kmは大分県なのでタンデム2人乗りできません。妻は走って(ランね)移動します。
岩本さんや、それから今回前をひいてくれた多くの人にお礼言うつもりだったのにな。まあまた直ぐにどっかで会うだろうからその時にでも。
そういやHeavenWeekって全部完走するとトロフィーなどの記念品(去年は盾)が貰えるんだって。別に完走はどうでもいいなんていいつつもちょっぴり悔しかったりして。
時間ギリギリにフェリー乗り場に到着。
自転車置き場で乗船を待ちます。
隣にピカピカのクロスバイクに乗った若者2人組がいて「自転車とバッグ買っただけで○万円かかっちゃったよ。バイク乗ってみたいけど金かかりそうだしこの先俺はコレ(自転車)で行く」なんて話してました。フフフ、自転車もどっぷり浸かれば金かかるんですぜ。
あれ?横の広島ジャージの方、昨日見たような…
「600kmブルベ参加してませんでした?」「ええ」どうやらフェリーで四国に渡って帰る模様。
別府港を出発。こうしてみると街の背後は山ですね。
昨夜ゴール手前で別府市街に近づくにつれ、暗闇の中から街の明かりがどんどん広がっていったのが印象的でした。
寝ている間に愛媛、八幡浜港到着。これは、別府より激しい山ではないですかー。
スタートしていきなり標高350mほどの横野峠が始まります。
この辺の斜面はみかん畑のようで、みかん用列車?のレールがありました。
みかんシーズンだったら(木にみかんがなっているのが)綺麗だったかも、と妻。
木陰の細い道をヨタヨタ登ります。
港から峠頂上までの14kmに1時間半かかりました。
峠っていってもたいしたこと無いヤツなのに遅すぎる…これが妻と合体したタンデム本来の力か…
だいたい重量は66%増加してるのに出力は35%くらいしかUPしてないわけで、登り速く走れるわけないんですよ。
だからと言って下りが速くなるわけでもなく、段々畑?を見ながらゆっくりと。
はやくもお腹が空いてきたよ、何か食べたい。
手前の蕎麦屋はきまぐれですから営業していなかったのはわかります。
しかし奥のPIZZA house WHEELって何でしょ?建物手前に材木切る機械がドーンと置いてあったりして、どう見てもピザ屋じゃありません。もしかしてピザという名前のホイール屋?
下りきって大洲のコンビニでいつものコンビニ飯。
平坦部分を暫く走って、35kmを3時間?これ宿のチェックイン時刻に間に合わなくなるよ。もっと必死に漕いで。でもその前にトイレ行きたいからコンビニね。コンビニ入ろうと思った矢先にパンクしました、あちゃー。
急いで修理します。
2人いると「タイヤレバー」「はい」「空気入れ」「はい」みたいにお医者さんごっこ?が出来て快適です。汚れた手を使わずバッグ開けて貰えますし。
修理が終わって携帯ポンプで空気を一心不乱に入れ、タイヤを見ると何じゃこりゃあ。
タイヤが4箇所ほど、巨峰でもくっつけたかのようにポコンと盛り上がっています。こんな変なタイヤは絶好のシャッターチャンスだったのに、「爆発する!」と焦って直ぐに空気を抜いてしまいました。
なんでだろう?ここまでの行程でタイヤが磨耗したんだろうか?
しかし見た目的にはそこまで減ったタイヤで無いし、いくら磨耗したといえ一部がボコボコ飛び出すような状態は初めてです。
これかな、内側から見ると4箇所ほどケーシングが切れてしまっています。
空気がいきなり抜けて停車するまでの間リムで走った時に切れたんでしょうか。普通のロードでも有り得ることなのに、総重量が150kgというのと、もしかしたらタイヤが28Cというのも影響してるのかも。
なんとか走れるように応急処置できるかな。チェックしている間妻に「クリアファイル買ってきて」と頼みますが、すぐ戻ってきて「売ってない」
あるじゃん。対象のお菓子を2つ買うと貰えるエヴァンゲリオングッズが。
これをハサミで切り取ってと。
妻からは「何故そんな一部の人を敵に回すような箇所を…」とお叱りの声。
いや違うんです。ほらタイヤの中に入れればいつでも一緒にいられるし。
23Cタイヤ幅の感覚で切り取ってしまったため幅が足りませんでした。やり直し。
で、クリアファイルをガムテープでグルグル巻きにします。
このテープはチューブの空気圧が上がってクリアファイルがタイヤからずれなくなるまでの仮止めみたいなもので、走行してタイヤ外側部分が切れてしまっても何の問題もありません。
去年の北海道でもこの方法で直したサイドカットで走り続けれたし、どこかでタイヤ買うまでの間くらいなら十分持つでしょ。
宿のチェックインクローズまであと3時間。その宿は1000mの峠を越えた先。ここまでの速度を考えたらかなり厳しいかな、急がないと。
2013/06/12
2013タンデム福岡_14: BRM430指宿600km後編 アシスト切捨て新チーム結成
○5/1
ホテルでは入浴後、靴下と靴だけ洗った。
雨の桜島を走ってきた靴下は真っ黒で、洗っても洗っても灰がどんどん出てくる。
ジャージ&レーパンは、着替えがあと1着あってよかった。コインランドリー使ってる時間なんて無い。とにかく睡眠を確保せねば。
洗濯をせずに出来る限り寝たい、といってもそこそこやることはあって目覚ましは1時間30分後にセット。
2時間寝てもギリギリ間に合いそうではあったが睡眠周期的に90分でいいかなあと。ここまで疲れてるときに正常な周期になるのかは疑問か。
目覚ましをかけ、ベッドに倒れこんだ次の瞬間、目覚ましが鳴った。
はぁ?
時計を見ると起きる予定の6時20分。まさか今の一瞬が1時間半だと。
全然寝た気がしない、寝た気はしないが時間なので出発するしかない。
一昨日の諫早400の途中、PCの弁当ヒライで靴のヒールが割れてるのを発見、スタッフの横山さんにテープを貰ってグルグル巻きにしていた。
朝見たらすっかり無くなってしまっている。ソールは既にベロンベロン。
靴は乾いていないのでコンビニ袋で防水してと。しかし脚が浮腫んでてパンパンだなあ。パンパンというかムチムチで自転車乗りの脚に見えない。
股は、昨日雨の中長時間走ったせいでかなり擦れている。
16時間走行-8時間睡眠のサイクルならば雨天であっても走行中のダメージを睡眠中に回復できるのだが今回の休憩時間じゃ無理か。
まあこの程度の擦れならばいざとなったらキズパワーパッドを貼ればなんとかなる。そこまで酷くはなさそうで、まだ貼らなくてもいいか。
ここ亀の井ホテルは九州地方に多く展開しているチェーン店。何回か泊まった他のホテルの朝食はバイキング。
ここでもバイキング朝食を期待していたのだが、ホテル内にジョイフルがあって、朝食はジョイフルのメニュー3種類の中から選ぶのみ。トン汁定食を選択、ちょっとガッカリ。
ホテルを7時に出発し、延岡までの海岸線を走っていると通学中の小学生。皆「おはようございます」と挨拶。こんな汚らしい自転車乗りのオッサンにも挨拶してくれるのね。きょうび挨拶なんてしようものなら「知らないオジサンに声をかけられた」なんて問題になりそうな中、元気に声をかけてくれるのは嬉しい。
次のPCまでの間にチコリンさん、マヤさんの女性2人と会った。途中のコンビニでは何人かの参加者が軒下でグッタリしている。コンビニ横で少し仮眠とっただけなのだろうか。皆キツそうだ。
1時間半とはいえホテルでしっかり寝れたのと、日も出てきて明るくなってきたのとで眠気は今の所大丈夫。問題なのはトイレ、昨日から近かったのが今日は2時間持たない感じ。ロング走ると偶になるヤツでサドルをSMPに換えてからは調子良かったのに、今回は先端で頻尿の秘孔を突かれてしまったのか。
この頻尿がイヤなのはただ近くなるだけじゃなくて、尿意を感じてから我慢できるまでの時間が極端に短くなること。トイレ行きたいなーと思ってから10分も経たないうちに決壊の危機。結局この日から帰宅するまでの間ずっと、尿の事を考え続ける毎日となった。
PC5手前。貯金は1時間ほどある。
程よい暖かさで気持ちいい。
PC5ではオニギリ1つ食べただけで直ぐに出発。この先はアップダウンが続く区間、コンビニ飯ではなくてしっかりしたものを食べて元気に走りたい。
PCを出ると直ぐに激坂で、もっと食べれば良かったと後悔。フィリップさんが後ろから現れて「さっきの坂キツかったですねえ」「フロントトリプルじゃなかったらヤバかった」「こっちはフルダンシングでしたよ」なんて話した後、軽快に走り去っていった。
道の駅北浦で休憩。
寿司とサバ寿司を買って外で食べる。
それから北浦名物の「うずまき」。去年このコースを逆向きに走った時、もう少し先の道の駅蒲江でも蒲江名物「うずまき」って売ってた記憶があるのだが。まあこの辺の名物なのだろう。
餡をスポンジ生地で巻いてあり、補給食にはもってこい。これは背中のポケットへ。
下に見えるのは塩づくりの資料館らしい。
すでに貯金は30分くらいになってしまった。さて出発するかと自転車に跨って走り始めたその時目に入ったのは、
「海のお宝丼は1日限定30食、5/1から販売開始」の張り紙。
さっき寿司を買ったのは販売コーナーで、こちら側にレストランがあったのか。5/1といったら今日じゃないか、これは食べていくしかない。
注文してから出るまでに結構時間がかかる品であった。
待っている間にtwitterで参加者の動きを確認していると、手前のPC5で佐藤さんが「膝痛い」のボヤき。これは待っていれば合流できそう。
道の駅の先、トンネルを越えた所で待ち伏せ。うずまきは同じの2本も要らないよと思ってたら白餡と黒餡で違うものだった。
通過する参加者に尋ねるとPC出るときにまだ何人かコンビニにいたよとのこと。
暫くすると吉田さんが現れた。9時スタートでまだ余裕があるとのことで、一緒に佐藤さんを待つ。
「靴のカカト取れちゃったよー」なんて見せると、「あ、それたぶん桜島の通過チェックコンビニ前に落ちてましたよ。置いてったのかなあと思った」
いや、置いてくわけないし。
佐藤さんはなかなか現れない。Ave15kmでこの位置のクローズタイムを計算すると、既に15分過ぎている計算になる。そろそろ出ないとマズイかなって時に片山さん。
「佐藤さんて後ろにいます?」「居るよ、でも膝痛そうでまだとうぶん来ないよ。何してるの?」
「一昨日ひいて貰ったから待ってようかと思って」「あと30分くらいかかるんじゃない。8時スタートでしょ、時間大丈夫?」
このコースは去年のHeavenWeekの逆周り。去年勝手に延岡まで走ったから、それの逆だと思ってたら片山さん「違うよ登り1つ増えてるんだよ。もう時間無いから行ったほうがいいよ。俺だって見捨ててきたんだから」
うげ。この重量級タンデムではAve15km/hを少し上回るのでやっとかもしれない。「今日は私が前をひくぜ」なんてカッコつけて共倒れじゃカッコ悪すぎる。
それによく考えたらアシストは元気にアシストするのが仕事じゃないか。膝を痛めて走れなくなったPedalFar!アシストに何の価値があるというのだ。アシストを待つ?何故そんなことをせねばならん。
スパっと見捨てて吉田さんと出発。都合のいいことに今日の私はAJ静岡ジャージ、チーム静岡結成。今日のアシストは君ね。
この区間、アップダウンもさることながら強敵だったのは向かい風。
湾をぐるっと270度ほど周るのに、何故かどちらに走っても向かい風。
優秀な静岡アシストが居なかったらかなり危なかったと思う。気分的に折れちゃってた可能性が。途中2箇所ほどあったトンネルは風洞実験かと思うほど。
景色はいい。が、アップダウン続きのこの道にはコンビニも何もない。
エネルギーが切れかけた吉田さんに残りのうずまきを与え、忠誠を誓わせる。
登りでは全くついていけないが待っていて貰うのだ。そして80kmもの間、前をひかせっぱなし。
この登りが最後の登りか。
あーいい眺め。
PC6にはクローズ1時間前に到着。よくやった、アシスト。
アシスト顔とか散々なことを言ってたら(まだ若いから)、鈴木さんもエースって顔じゃないと返される。そうね、オーラ無いしね。
時刻は17時。肌寒くなってきたし、これからのナイトランに備えて長タイツとジャージに変更。
股ずれが痛いという吉田さんにせめてものお礼とキズパワーパッドを渡す。このコンビニを出る時、まだ食事してる参加者に「お先にー」と声をかけてたら「Edy忘れてった人がいるみたいだよ」。あれ?Edy?確認すると無い。慌ててレジに。
ローソンは電子マネーで払うとき種別を画面タッチしないといけないからさあ、それでカード置いちゃって忘れたのよね。なんてのは言い訳で、やっぱりボケて集中力無くなってきてるんだなあ。この先十分注意して走らないと。しかし良かった、声かけた人がEdyの話してくれてホント良かった。
佐賀関までずっと海岸線だと思っていたら、セメント工場脇のゴチャゴチャした道を通った後、細い登り道へ。
ここのピークのトンネル、灯りが全く無くて狭く、それでいて工場に向かうタンプが通るちょっと危険そうなポイントに綾袮さんがいた。ここからは3人でローテーション。登りは私が一番遅く、ドラフティングの効果も薄いので切れそうになりながら。
こうやって数人で回しながら走ると楽しい。楽しいというか集中できて時間が早く過ぎる。
交通量の多いところでは難しいけど、ブルベでももっとやればいいのに。別に全員が対等に前をひく必要は無くて、余裕が無い人が先頭に出た場合は直ぐに合図して後ろに下がっていけばいい。それでも集団全員でまわすというのは機能的だし、なによりいい暇潰しになる。
この区間も風がこんなだったのさ。鯉泳ぎすぎ。3人で走れたというのは非常に幸運であった。
佐賀関の道の駅で綾袮さんと別れ、ここからはチーム静岡でダラダラ走行。
相変わらずトイレも近く、ゴール直前のやる気の無さもあっていつものコンビニ寄りまくり。別府に到着したのは23時12分。この日も残り1時間を切ってのゴール。ギリギリだったな。
完走した人も、リタイアした人も、お疲れ様。
宴会はこの後深夜まで続きホテルに戻ったのは27時。明日は(皆にとっては)最終日、パレードランみたいなものだから大丈夫でしょ。
■5/1 高鍋-別府
走行距離 262km
累積標高 2345m
■ここまでの累積: 距離 2599km, 標高 19533m
ホテルでは入浴後、靴下と靴だけ洗った。
雨の桜島を走ってきた靴下は真っ黒で、洗っても洗っても灰がどんどん出てくる。
ジャージ&レーパンは、着替えがあと1着あってよかった。コインランドリー使ってる時間なんて無い。とにかく睡眠を確保せねば。
洗濯をせずに出来る限り寝たい、といってもそこそこやることはあって目覚ましは1時間30分後にセット。
2時間寝てもギリギリ間に合いそうではあったが睡眠周期的に90分でいいかなあと。ここまで疲れてるときに正常な周期になるのかは疑問か。
目覚ましをかけ、ベッドに倒れこんだ次の瞬間、目覚ましが鳴った。
はぁ?
時計を見ると起きる予定の6時20分。まさか今の一瞬が1時間半だと。
全然寝た気がしない、寝た気はしないが時間なので出発するしかない。
一昨日の諫早400の途中、PCの弁当ヒライで靴のヒールが割れてるのを発見、スタッフの横山さんにテープを貰ってグルグル巻きにしていた。
朝見たらすっかり無くなってしまっている。ソールは既にベロンベロン。
靴は乾いていないのでコンビニ袋で防水してと。しかし脚が浮腫んでてパンパンだなあ。パンパンというかムチムチで自転車乗りの脚に見えない。
股は、昨日雨の中長時間走ったせいでかなり擦れている。
16時間走行-8時間睡眠のサイクルならば雨天であっても走行中のダメージを睡眠中に回復できるのだが今回の休憩時間じゃ無理か。
まあこの程度の擦れならばいざとなったらキズパワーパッドを貼ればなんとかなる。そこまで酷くはなさそうで、まだ貼らなくてもいいか。
ここ亀の井ホテルは九州地方に多く展開しているチェーン店。何回か泊まった他のホテルの朝食はバイキング。
ここでもバイキング朝食を期待していたのだが、ホテル内にジョイフルがあって、朝食はジョイフルのメニュー3種類の中から選ぶのみ。トン汁定食を選択、ちょっとガッカリ。
ホテルを7時に出発し、延岡までの海岸線を走っていると通学中の小学生。皆「おはようございます」と挨拶。こんな汚らしい自転車乗りのオッサンにも挨拶してくれるのね。きょうび挨拶なんてしようものなら「知らないオジサンに声をかけられた」なんて問題になりそうな中、元気に声をかけてくれるのは嬉しい。
次のPCまでの間にチコリンさん、マヤさんの女性2人と会った。途中のコンビニでは何人かの参加者が軒下でグッタリしている。コンビニ横で少し仮眠とっただけなのだろうか。皆キツそうだ。
1時間半とはいえホテルでしっかり寝れたのと、日も出てきて明るくなってきたのとで眠気は今の所大丈夫。問題なのはトイレ、昨日から近かったのが今日は2時間持たない感じ。ロング走ると偶になるヤツでサドルをSMPに換えてからは調子良かったのに、今回は先端で頻尿の秘孔を突かれてしまったのか。
この頻尿がイヤなのはただ近くなるだけじゃなくて、尿意を感じてから我慢できるまでの時間が極端に短くなること。トイレ行きたいなーと思ってから10分も経たないうちに決壊の危機。結局この日から帰宅するまでの間ずっと、尿の事を考え続ける毎日となった。
PC5手前。貯金は1時間ほどある。
程よい暖かさで気持ちいい。
PC5ではオニギリ1つ食べただけで直ぐに出発。この先はアップダウンが続く区間、コンビニ飯ではなくてしっかりしたものを食べて元気に走りたい。
PCを出ると直ぐに激坂で、もっと食べれば良かったと後悔。フィリップさんが後ろから現れて「さっきの坂キツかったですねえ」「フロントトリプルじゃなかったらヤバかった」「こっちはフルダンシングでしたよ」なんて話した後、軽快に走り去っていった。
道の駅北浦で休憩。
寿司とサバ寿司を買って外で食べる。
それから北浦名物の「うずまき」。去年このコースを逆向きに走った時、もう少し先の道の駅蒲江でも蒲江名物「うずまき」って売ってた記憶があるのだが。まあこの辺の名物なのだろう。
餡をスポンジ生地で巻いてあり、補給食にはもってこい。これは背中のポケットへ。
下に見えるのは塩づくりの資料館らしい。
すでに貯金は30分くらいになってしまった。さて出発するかと自転車に跨って走り始めたその時目に入ったのは、
「海のお宝丼は1日限定30食、5/1から販売開始」の張り紙。
さっき寿司を買ったのは販売コーナーで、こちら側にレストランがあったのか。5/1といったら今日じゃないか、これは食べていくしかない。
注文してから出るまでに結構時間がかかる品であった。
待っている間にtwitterで参加者の動きを確認していると、手前のPC5で佐藤さんが「膝痛い」のボヤき。これは待っていれば合流できそう。
道の駅の先、トンネルを越えた所で待ち伏せ。うずまきは同じの2本も要らないよと思ってたら白餡と黒餡で違うものだった。
通過する参加者に尋ねるとPC出るときにまだ何人かコンビニにいたよとのこと。
暫くすると吉田さんが現れた。9時スタートでまだ余裕があるとのことで、一緒に佐藤さんを待つ。
「靴のカカト取れちゃったよー」なんて見せると、「あ、それたぶん桜島の通過チェックコンビニ前に落ちてましたよ。置いてったのかなあと思った」
いや、置いてくわけないし。
佐藤さんはなかなか現れない。Ave15kmでこの位置のクローズタイムを計算すると、既に15分過ぎている計算になる。そろそろ出ないとマズイかなって時に片山さん。
「佐藤さんて後ろにいます?」「居るよ、でも膝痛そうでまだとうぶん来ないよ。何してるの?」
「一昨日ひいて貰ったから待ってようかと思って」「あと30分くらいかかるんじゃない。8時スタートでしょ、時間大丈夫?」
このコースは去年のHeavenWeekの逆周り。去年勝手に延岡まで走ったから、それの逆だと思ってたら片山さん「違うよ登り1つ増えてるんだよ。もう時間無いから行ったほうがいいよ。俺だって見捨ててきたんだから」
うげ。この重量級タンデムではAve15km/hを少し上回るのでやっとかもしれない。「今日は私が前をひくぜ」なんてカッコつけて共倒れじゃカッコ悪すぎる。
それによく考えたらアシストは元気にアシストするのが仕事じゃないか。膝を痛めて走れなくなったPedalFar!アシストに何の価値があるというのだ。アシストを待つ?何故そんなことをせねばならん。
スパっと見捨てて吉田さんと出発。都合のいいことに今日の私はAJ静岡ジャージ、チーム静岡結成。今日のアシストは君ね。
この区間、アップダウンもさることながら強敵だったのは向かい風。
湾をぐるっと270度ほど周るのに、何故かどちらに走っても向かい風。
優秀な静岡アシストが居なかったらかなり危なかったと思う。気分的に折れちゃってた可能性が。途中2箇所ほどあったトンネルは風洞実験かと思うほど。
景色はいい。が、アップダウン続きのこの道にはコンビニも何もない。
エネルギーが切れかけた吉田さんに残りのうずまきを与え、忠誠を誓わせる。
登りでは全くついていけないが待っていて貰うのだ。そして80kmもの間、前をひかせっぱなし。
この登りが最後の登りか。
あーいい眺め。
PC6にはクローズ1時間前に到着。よくやった、アシスト。
アシスト顔とか散々なことを言ってたら(まだ若いから)、鈴木さんもエースって顔じゃないと返される。そうね、オーラ無いしね。
時刻は17時。肌寒くなってきたし、これからのナイトランに備えて長タイツとジャージに変更。
股ずれが痛いという吉田さんにせめてものお礼とキズパワーパッドを渡す。このコンビニを出る時、まだ食事してる参加者に「お先にー」と声をかけてたら「Edy忘れてった人がいるみたいだよ」。あれ?Edy?確認すると無い。慌ててレジに。
ローソンは電子マネーで払うとき種別を画面タッチしないといけないからさあ、それでカード置いちゃって忘れたのよね。なんてのは言い訳で、やっぱりボケて集中力無くなってきてるんだなあ。この先十分注意して走らないと。しかし良かった、声かけた人がEdyの話してくれてホント良かった。
佐賀関までずっと海岸線だと思っていたら、セメント工場脇のゴチャゴチャした道を通った後、細い登り道へ。
ここのピークのトンネル、灯りが全く無くて狭く、それでいて工場に向かうタンプが通るちょっと危険そうなポイントに綾袮さんがいた。ここからは3人でローテーション。登りは私が一番遅く、ドラフティングの効果も薄いので切れそうになりながら。
こうやって数人で回しながら走ると楽しい。楽しいというか集中できて時間が早く過ぎる。
交通量の多いところでは難しいけど、ブルベでももっとやればいいのに。別に全員が対等に前をひく必要は無くて、余裕が無い人が先頭に出た場合は直ぐに合図して後ろに下がっていけばいい。それでも集団全員でまわすというのは機能的だし、なによりいい暇潰しになる。
この区間も風がこんなだったのさ。鯉泳ぎすぎ。3人で走れたというのは非常に幸運であった。
佐賀関の道の駅で綾袮さんと別れ、ここからはチーム静岡でダラダラ走行。
相変わらずトイレも近く、ゴール直前のやる気の無さもあっていつものコンビニ寄りまくり。別府に到着したのは23時12分。この日も残り1時間を切ってのゴール。ギリギリだったな。
完走した人も、リタイアした人も、お疲れ様。
宴会はこの後深夜まで続きホテルに戻ったのは27時。明日は(皆にとっては)最終日、パレードランみたいなものだから大丈夫でしょ。
■5/1 高鍋-別府
走行距離 262km
累積標高 2345m
■ここまでの累積: 距離 2599km, 標高 19533m
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